2021.2.18

カリンの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

甘い香りがたまらない「カリン」。咳止めやのどの痛みの緩和など、薬用成分として利用されている果物です。のど飴やカリン酒など、加工されて販売されているものを見かける機会も多いかもしれません。

今回は、そんなカリンの選び方と栄養価についてご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。

生で食べられない果物?

バラ科カリン属であるカリンは、中国が原産の果実です。果物に分類されますが、その果実は非常にかたく、生のまま食べることは出来ません。砂糖漬けやカリン酒として親しまれていますが、カリン特有のフルーティーな香りを楽しんだり、のど飴などの薬用成分を重視した使われ方をしています。

国内では、香川県、山形県、愛媛県の順で生産量が多く、この上位3県のみで、国内のカリンの生産量の約8割を占めています。(平成26年の調査 農林水産省統計)

主な栄養素はコチラ

カリン100gあたりに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

-エネルギー 68kcal

-水分 80.7g

-たんぱく質 0.4g

-炭水化物 18.3g

-食物繊維 8.9g

-カリウム 270mg

-リン 17mg

-ビタミンC 25mg

※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

薬用成分「アミグダバリン」に注目

カリンには、カリウムやビタミンCなど、健康的な身体づくりに必要な栄養素が含まれています。その中でも、アミグダバリンという薬用成分を含んでいるのが特徴的です。それぞれの栄養素を見ていきましょう。

アミグダバリン

カリンには、アミグダバリンと呼ばれる薬用成分が含まれています。アミグダバリンは、加熱や加水することにより、抗菌作用のあるベンズアルデヒドに変化します。その結果、咳止めやのどの炎症に効果的な成分となります。カリンののど飴が出回っているのをよく見かけますが、こうした薬用成分を利用したものなんですね。

食物繊維

カリンには、水溶性食物繊維であるペクチンが含まれています。ペクチンは、腸内の乳酸菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。便に水分を与えて腸の蠕動運動を促し、便通を整えます。

カリウム

人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などを行う働きがあります。 余分なナトリウムを体外に排出する作用があるため、摂り過ぎた塩分を調節する

ビタミンC

ビタミンCは、免疫力を高め、疲労の回復など健康な身体を維持するのに欠かせない栄養素です。強い抗酸化力を持っているため、活性酵素の除去に働きかけます。また、肌や粘膜、皮膚の潤いを保つ効果もあります。

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