きゅうりの正しい保存方法とは？冷やしすぎないで乾燥から守ることがポイント！

みずみずしくてポリポリとした歯触りが魅力の「きゅうり」。年中買うことができますが、旬は夏の暑い時期です。そのため寒さや水分に弱く、買ったまま冷蔵庫に入れておくと日持ちしません。鮮度を保つには、過度な寒さや水分から守ってあげることがポイントです。今回は、きゅうりのおいしさを長持ちさせる保存方法をご紹介します。

暑い夏の季節に収穫されるきゅうりは寒さが苦手です。低温で保存すると傷みやすくなるので、10～13℃の環境で保存するのが最適なんですよ。

夏は冷蔵庫の野菜室、冬の寒い時期は冷暗所での保存がおすすめ。また、水分や乾燥から守るのもポイントですよ。常温や冷蔵、冷凍別に保存方法をみていきましょう！

まずは、常温できゅうりを保存する方法から見てみましょう。春から夏にかけては室温が高くなるので常温保存はおすすめしませんが、冬の寒い時期は冷暗所で常温保存が可能です。

きゅうりの表面についている汚れや水分をキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取りましょう。汚れや水分が残っていると傷みやすくなってしまうので、注意してくださいね。

水分を拭き取ったら、1本ずつキッチンペーパーか新聞紙などの紙で、しっかりと包みましょう。こうすることで、乾燥を防げますよ。

瓶や牛乳パックなどの容器にきゅうりを立てて入れて、冷暗所で保存しましょう。育った環境と同じように、立てて保存することで長持ちします。

🌟管理栄養士のコメント🌟
冬の寒い時期は冷暗所での保存がおすすめですが、暖房が効いた部屋では、野菜室での保存をおすすめします。

続いて、冷蔵庫の野菜室で保存する方法をご紹介します。暑い季節や室温が高くなる時期は、冷蔵保存することできゅうりを長持ちさせることができますが、直接冷気が当たらないようにすることがポイントです！

常温保存と同じく、水分や汚れをしっかりと拭き取りましょう。

こちらも、常温保存と同じく、一本ずつしっかりとキッチンペーパーもしくは新聞紙で包んでください。

キッチンペーパーなどで包んだら、まとめてポリ袋に入れます。

室温が高い時期などは、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。牛乳パックなどを使ったり、100均のケースなどを使うときゅうりを立てて保存できますよ。

🌟管理栄養士のコメント🌟
キッチンペーパーなどに包んでからポリ袋に入れることで、冷気や乾燥から守ることができます。ポリ袋の口は完全に閉じてしまうと通気性が悪くなるので、軽く閉じるくらいにしましょう。

きゅうりをスライスしてから冷凍保存しておくと、使いたいときにさっと使えて便利です。ひと工夫することで、食感を残すこともできますよ。

まずは、きゅうりを薄く輪切りにしましょう。

薄切りにしたきゅうりから水分を出すため、塩もみします。塩もみをすることで水分を出すだけでなく、青臭さも軽減されますよ。

塩もみして出てきた水分をしっかりと絞りましょう。

使いやすいように小分けにしてラップに包むのがおすすめです。きゅうり1本分くらいの量で分けておくと便利ですよ。

ラップで包んだきゅうりを冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。ラップで包んだだけで冷凍してしまうと、空気が入り込んで霜がつきやすくなったり、ニオイ移りしてしまう可能性があります。平らにして冷凍することで、均等に解凍することができますよ。

🌟管理栄養士のコメント🌟
保存袋に入れる、またはラップに包む際は、平らに広げて空気を抜くようにして包みましょう。

冷凍保存したきゅうりは、氷水や冷蔵庫で解凍しましょう。解凍したきゅうりは和え物など使ってみてくださいね。

冷凍したきゅうりはなるべく早めに使い切るようにしましょう。

🌟管理栄養士のコメント🌟
冷凍前、冷凍後、調理する環境は必ず清潔な場所で行い、解凍する場合は冷蔵庫解凍や氷水での解凍などの方法で解凍してからお召し上がりくださいね。食材によって冷凍前と食感や風味は異なる場合がございますのでご注意ください。

今回は、きゅうりの保存方法を常温・冷蔵・冷凍別にご紹介しました。きゅうりは年中手に入る野菜ではありますが、季節ごとに保存方法が変わります。寒さや水分、乾燥に弱いので、キッチンペーパーやポリ袋に包んで鮮度を保つことが大切です。正しく保存して新鮮なきゅうりを楽しみましょう。

クラシルでは、きゅうりの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。