みなさんは納豆を食べるとき、何回くらい混ぜますか?納豆を混ぜる回数は、たびたび論争が起きることもあるほど、こだわる人が多いポイントですよね。でもそもそも、なんで納豆は混ぜてから食べるのか、ご存知ですか…?今回は、意外と知らない「納豆を混ぜる理由」について解説します。後半には納豆を使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひお楽しみに!
”納豆”はなぜ混ぜるの?何回混ぜるとよい?意外と知らない事実に「そうだったの!?」

納豆を混ぜる理由は?
納豆を食べるとき、回数は人それぞれでも、多くの場合は混ぜてから食べますよね。でも、なんで納豆を混ぜてから食べるのか、いざ聞かれるとよくわからないかも…?そこで、まず「そもそも、なんで混ぜるのか」というところから確認していきましょう!
納豆をかき混ぜると、納豆特有の粘り成分が集まって空気を含みます。この空気の層のおかげでふんわりとした食感になり、また舌触りもまろやかになります。かき混ぜた納豆が「マイルドでおいしい」と感じられるのは、空気を含んでいるからだったんですね。
では、どのくらい混ぜると、ちょうどいいおいしさになるのでしょうか…?
じつは納豆は、混ぜる回数によって栄養価や旨み成分のバランスが変わるわけではない、といわれています。つまり、混ぜることによって変わるのは「食感」だけ、というわけ。だから混ぜる回数は、ふんわり感や舌触りの好みに合わせるのがベストなんです。
おいしいと感じる混ぜ具合は人によって異なるので、ぜひいろいろ試して、自分好みの回数を見つけてみてください!ただし混ぜすぎると納豆がペースト状になってしまうこともあるため、ほどほどにしておくのがよさそうですね。
納豆を食べた後の食器、簡単に洗うには?
混ぜることで舌触りがよくなっておいしくなる納豆。でも混ぜれば混ぜるほど食器に粘り成分がついて、洗うのが面倒ですよね。ここからは、食器についた納豆のネバネバを、少しでも簡単に落とす方法をご紹介します!
みなさんは納豆を食べた後の食器を、いきなりスポンジで洗っていませんか?いきなりスポンジで洗うとぬめりや臭いが残りやすいうえに、スポンジにも粘り成分が付着してしまいます。こうなってしまうと、後始末が大変ですよね。
納豆を食べた後の食器は、小さじ1程度の酢を入れて水を注ぎ、5分程置いてから洗うのがおすすめです。納豆はアルカリ性食品なので、酸性の酢を使うと中和され、汚れが落ちやすくなります。5分置いた後は流水で洗い流し、通常通りスポンジでサッと洗うだけ。ぬめりや臭いがまったく気にならず、ストレスなしで洗えますよ。
納豆を使ったおすすめレシピをご紹介!
さてここからは、納豆を使ったおすすめレシピをご紹介します。お酒のおつまみにもぴったりなアボカドと納豆の油揚げピザや、濃厚な味わいの納豆とみそのうどんなど、いつもはそのまま食べることの多い納豆をおいしくアレンジしたおすすめレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.アボカドと納豆の油揚げピザ
おつまみやおもてなしの一品にぴったり!アボカドと納豆の油揚げピザのレシピをご紹介します。ネバネバした納豆の旨みとアボカドの濃厚な味わいがチーズでまろやかにまとまり、カリッとした油揚げのピザ生地によく合います。わさびのツンとした風味がちょうどいいアクセントになって、とってもおいしいですよ。
材料(2人前)
- 油揚げ・・・1枚
- アボカド・・・1/2個
- 納豆・・・1パック
- (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ1
- (A)わさび・・・小さじ1/2
- ピザ用チーズ・・・50g
手順
準備.アボカドは種を取り除き、皮をむいておきます。
1.アボカドは5mm角に切ります。
2.ボウルに納豆、(A)を入れて混ぜ合わせます。
3.油揚げは菜箸を転がし、長い辺を1辺残して3辺を切り、広げます。
4.2をまんべんなく広げ、1をのせ、ピザ用チーズを散らします。
5.アルミホイルを敷いた天板にのせオーブントースターで5分程焼き、チーズが溶けて焼き色が付いたら取り出します。
6.食べやすい大きさに切り、器に盛り付けて完成です。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W220℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
2.納豆とキムチのチャーハン
包丁もまな板も使わない、とってもお手軽な納豆とキムチのチャーハンを作ってみませんか?キムチも納豆も発酵食品ならではの旨みがたっぷりで、キムチのほんのりとした辛みがアクセントになり食べる手が止まらなくなりますよ。マヨネーズや卵でまろやかさも加わり、食べやすい味わいに仕上がります。ぜひお試しくださいね。
材料(1人前)
- ごはん・・・150g
- 納豆・・・1パック
- キムチ・・・50g
- 溶き卵 (Mサイズ)・・・1個分
- 白いりごま・・・大さじ1
- (A)マヨネーズ・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・小さじ2
- (A)みりん・・・小さじ2
- ごま油・・・大さじ1
トッピング
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
手順
1.納豆をボウルに入れてよく混ぜます。
2.中火で熱したフライパンにごま油をひき、ごはん、1、キムチ、白いりごま、(A)を入れて炒め合わせます。
3.全体に味がなじんだらフライパンの端を空け、空けた所に溶き卵を入れます。中火で熱し、固まってきたら全体に混ぜ合わせます。
4.強火で水分を飛ばすように炒め、ごはんがパラパラになったら火から下ろします。お皿に盛り付け、小ねぎをかけて完成です。
3.納豆と味噌の濃厚うどん
濃厚な味わいがクセになる、納豆とみそのまぜそば風うどんはいかがでしょうか。素朴な味わいの納豆とコクと甘みのある甜面醤が、ツルッとしたうどんにたっぷり絡んで絶品です。仕上げにのせた卵黄を崩しながら食べれば、まろやかさが加わってもうたまりません!ボリューム満点で大満足の一杯をぜひどうぞ。
材料(1人前)
- うどん (冷凍)・・・1玉
- お湯・・・適量
- めんつゆ (2倍濃縮)・・・小さじ2
- 納豆・・・1パック
- しめじ・・・30g
- 長ねぎ・・・10cm
- (A)しょうゆ・・・大さじ1
- (A)みりん・・・小さじ2
- (A)料理酒・・・小さじ2
- (A)砂糖・・・小さじ1
- (A)甜麺醤・・・小さじ1
- ごま油・・・小さじ1
- 卵黄・・・1個
- 小ねぎ・・・適量
手順
1.鍋にお湯を沸騰させ、うどんをパッケージの表記通りに茹でます。流水で洗い、水気を切り、ボウルに入れてめんつゆに絡めます。
2.長ねぎはみじん切りにします。
3.しめじは石づきを切り落とし、ほぐします。
4.フライパンにごま油を熱し、2、3を入れて中火で炒めます。しめじがしんなりしたら納豆を加えて混ぜます。
5.(A)を加えて中火でよく和えながら加熱します。
6.1を器に盛り、5を乗せます。卵黄を乗せ、小ねぎを散らして完成です。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
納豆の旨みを堪能しよう!
いかがでしたか?今回は納豆の粘り気の秘密と、納豆を使ったおすすめレシピをご紹介しました。そのまま食べることの多い納豆ですが、おかずや主食に具材として使うと、納豆ならではの旨みのおかげで大満足の味わいになります。納豆アレンジを、ぜひおうちで楽しんでみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。