最終更新日 2023.10.4

アーティチョークってどんな味?特徴や食べ方について解説!

アーティチョークってどんな味?特徴や食べ方について解説!

花のつぼみ部分を食べるのが特徴の「アーティチョーク」。ヨーロッパのマーケットでは身近な食材ですが、日本ではまだまだ馴染みの薄い食材です。今回はそんなアーティチョークの味や特徴、おいしい食べ方、さらに原産地や下処理の方法などをご紹介します。この記事を読んだらきっとアーティチョークを食べてみたくなりますよ!

  • 目次
  • アーティチョークとは
  • アーティチョークの味や特徴
  • アーティチョークの旬
  • アーティチョークの下処理
  • アーティチョークの食べ方
  • アーテョチョークの選び方と保存方法
  • アーティチョークを見つけたらぜひトライしてみて!

アーティチョークとは

キク科チョウセンアザミ属に属する地中海原産の多年草である「アーティチョーク」。和名では「朝鮮あざみ」と呼ばれています。あざみを大きくしたような紫色の花を咲かせるアーティチョークは、日本では観賞用として親しまれていますが、イタリアなどの地中海地域の国々では身近な食材として普段の料理に取り入れられています。

食材として店頭に並んでいるのは花が咲く前のかたいつぼみ部分で、可食部は花びらのようなガクを一枚一枚を剥いた、さらに内側のガクの根本部分だけ。つぼみを食べる野菜にはブロッコリーやふきのとうなどがありますが、これらのように固い部分をのぞいてすべてが食べられるわけではないのです。日本では、まだまだ知名度も低く取り扱い店も少ないことから、入手が難しい食材となっています。

アーティチョークの味や特徴

キク科ゆえ、キクの花びらのようなルックスが特徴的なアーティチョーク。一見どこをどのように食べるかわかりづらいので、調理法を知らないと店頭で見かける機会があっても手に取りにくい食材かもしれません。新鮮なものは生食も可能ですが、一般的には加熱調理をしていただく食材です。加熱するとホクホクした食感で栗やゆり根、クワイに似ています。

アーティチョークの旬

アーティチョークの旬は5月~6月ごろですが、日本で栽培している農家さんはまだごく少数に限られています。さらにアーティチョークは、花が咲く前のつぼみが大きく膨らんだときを狙って収穫しなければならないことから、旬の時期も限られており、日本で入手するのは場所も期間も限定されてしまっているのが現状です。このような理由から、フレッシュなアーティチョークは入手しづらい傾向にありますが、瓶詰や缶詰されたものも販売されているので、通年でアーティチョークを楽しみたい方や季節を問わず試してみたいという方は、こうした加工品を利用するのもおすすめですよ!

また、アーティチョークはプランター栽培が可能なので、自宅で育てることもできます。家庭菜園を楽しみながら、花が咲いてしまう前の頃合いを見計らって収穫するという方法も…!種から育てると2年目からアーティチョークを収穫することができます。3年目にはさらに多くのアーティチョークが収穫できるようなので、大きめのプランターが用意できる場所があれば、アーティチョークの栽培にも挑戦してみたいですね!

アーティチョークの下処理

実際にアーティチョークを購入したら、どのように下処理したらよいのでしょうか。ここでは下処理の方法を解説します。

用意しておくものはレモン水。アーティチョークは変色しやすい食材のため、レモン水に浸けながら下処理します。そうすることで変色を防止することができますよ。アーティチョークをレモン水に浸けたらまずは、花びらのようになっている部分を一枚ずつはがしていきます。すべて除き終えたら、茎や側面のかたい部分を包丁で落としましょう。縦半分、もしくは横半分に切り落とし、中にあるふわふわした部分をスプーンでくり抜けば、アーティチョークの下処理は完了です。

アーティチョークの食べ方

特徴の解説部分でもお伝えしたように、アーティチョークは加熱調理するのが一般的です。まるごとゆでたり蒸したりするほか、素揚げやオイル煮、ローストして食べるのもおすすめですよ!不思議な形なので調理法に迷うところですが、あえて花びらのような形の特徴を生かし、その部分にアンチョビやガーリック、牛ひき肉などを詰めて蒸し焼きにする方法もあります。

アーテョチョークの選び方と保存方法

店頭でアーティチョークを見つけた際に役立つ、アーティチョークの選び方と保存方法も押さえておきましょう。

アーティチョークを選ぶ際は、ふっくらと丸みがあり、持ったときにずっしりとした重みのあるものを選びます。花びらのようになっているガクの部分はしっかりと閉じていてハリがあるものを選ぶのもポイントです。ガクの部分が開いてしまっているものは固くなってしまっていることもあるので、避けるようにしましょう。色味は、くすんでいるものよりも全体に鮮やかなものを。軸の切り口は干からびているものではなく、フレッシュ感のあるものを選びます。

また、買ってきたアーティチョークをすぐに食べない場合は、乾燥しないようポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。あまり日持ちのする食材ではないので、できるだけ早めに食べ切るようにしてくださいね。

アーティチョークを見つけたらぜひトライしてみて!

今回はアーティチョークについてご紹介しました。日本では、フレッシュなものを手に入れるのがなかなか難しい野菜ですが、食べることができる部分がどこなのか、どのような調理法があるのかを知ることで、食べてみたくなった方も多いのではないでしょうか。アーティチョークは、一度食べたら下処理の手間もいとわず食べたくなる魅惑の食材です。数少ない出会いのタイミングを逃すことなく、見かけたらぜひ手にとってみてくださいね!

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2023.3.30 最終更新

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