最終更新日 2023.3.30

グアバの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

グアバの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

甘い香りとさわやかな風味が特徴の「グアバ」。ジャムやシャーベット、スムージーなど、さまざまなアレンジを楽しむことができる南国のフルーツです。そんなグアバには、体に嬉しい栄養素が含まれているんですよ。今回は、グアバの栄養素や、おいしいグアバの選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

  • 目次
  • そもそも「グアバ」ってどんな果物?
  • 主要な栄養素はこちら
  • 美容や健康に嬉しいビタミンCがたっぷり!
  • おいしいグアバの選び方
  • おいしいグアバを選んで味わおう!

そもそも「グアバ」ってどんな果物?

「グアバ」はフトモモ科バンジロウ属に分類される果物で、原産地は熱帯アメリカです。日本では「バンジロウ」や「バンシルー」とも呼ばれています。グアバの歴史は古く、紀元前には既に存在していたと考えられています。1600年代に東南アジアに伝わったのをきっかけに、暖かい気候の地域を中心に栽培されるようになりました。グアバが日本にやってきたのは大正時代初期ですが、現在に至るまで国内の生産量はそれほど多くありません。日本に出回るグアバのほとんどは海外からの輸入品です。

グアバには160種類以上の品種があり、品種によって形や大きさ、味わいはさまざまです。熟した果肉はスプーンですくうことができるほど柔らかいのですが、小さな種がたくさんあるため、裏ごしして種を取り除き、ピューレ状にしてソースやジャム、ムース、スムージーなどに加工されることが多いんですよ。さらに、グアバの葉はお茶に利用されるなど、無駄のない果物なのです。

主要な栄養素はこちら

グアバ(赤肉種)100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 33kcal

・水分 88.9g

・たんぱく質 0.6g

・脂質 0.1g

・炭水化物 9.9g

・食物繊維 5.1g

・カリウム 240mg

・βカロテン 580μg

・葉酸 41μg

・ビタミンC 220mg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

美容や健康に嬉しいビタミンCがたっぷり!

グアバにはビタミンCが豊富に含まれていて、その含有量はなんとレモンの2倍以上!その他にも、βカロテンや葉酸など、体に嬉しい栄養素を含んでいます。以下、詳しく見ていきましょう。

■βカロテン

グアバに含まれるβカロテンは、老化の原因と言われている活性酸素が体内で作られるのを阻止したり、発生した活性酸素を取り除いたりするはたらきがあります。また、βカロテンは体内でビタミンAに変化して、健康な皮膚や粘膜の形成をサポートする役割も担っています。

■葉酸

ビタミンB群のひとつである葉酸は、赤血球の生成をサポートして造血を促します。また、体内の細胞を作ったり修復したりするはたらきもあります。胎児の発育に深く関わるので、妊娠前〜妊娠中の方にも重要な栄養素です。

■ビタミンC

ビタミンCは、丈夫な血管や筋肉、皮膚を作る上で欠かせないコラーゲンの合成を手助けするはたらきがあります。また、活性酸素を除去する抗酸化作用もあるんですよ。

おいしいグアバの選び方

おいしいグアバを選ぶポイントは以下の3つです。

■皮にキズがなく、弾力がある

まずは、グアバの皮を見てみましょう。皮にキズがなく、指で押したときにほどよい弾力があるものが良品です。キズがついていたり皮の一部が変色していたりするものは、中の果肉が傷んでいる可能性があるため避けてくださいね。

■丸々としていて、ずっしりとした重みがある

続いて、グアバの形をチェックします。品種によって形はさまざまですが、実が丸々と太っているものを選びましょう。また、グアバは水分量が多い果物なので、持ったときにずっしりとした重みを感じます。大きさの割に軽いと感じるものは水分が飛んでしまっているおそれがあるので避けましょう。

■香りが強い

グアバは食べごろになると、甘い香りを強く放つようになります。この芳香が完熟した合図になるので、購入する前には香りも確認したいですね。

おいしいグアバを選んで味わおう!

グアバに含まれる栄養素と、新鮮なグアバの選び方についてご紹介しました。 南国フルーツとして知名度の高いグアバ。海外輸入品を取り扱うスーパーなどで売られていることがあるので、見かけたら一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

クラシルでは、グアバの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!

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