「冷凍庫の氷、いつまでも大丈夫って思ってない?」見落としがちな意外な落とし穴とは…

「冷凍庫の氷、いつまでも大丈夫って思ってない?」見落としがちな意外な落とし穴とは…

暑い時季の食卓に欠かせない「氷」。最近は製氷機能のついた冷蔵庫も多く、常に冷凍庫に氷が常備されている、というおうちも多いですよね。そんな冷蔵庫の氷、いつから入っていたっけ?いつまでもつのかな…?などと、ふと疑問に思ったことはありませんか?今回は、そんな冷蔵庫の「氷」について徹底解剖!後半では氷を使ったキンと冷たいレシピをご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

冷凍庫にある氷、いつまでもつ…?

氷とひと口に言っても、お店で買ってきた氷と、おうちで作った氷は違いますよね。まずは市販の氷について、見ていきましょう!

市販の氷やアイスクリーム、氷菓などは、長期間保存しても品質の変化がきわめて少ないため、賞味期限の表示を省略することが認められています。そのため、未開封の状態で保存方法をきちんと守っていれば大丈夫。パッケージに書かれている方法で保存し、開封後はなるべく早めに食べきるようにしましょう。

一方で、家庭の冷凍庫で作った氷も基本的には長期保存が可能ですが、冷凍庫にある食品のニオイが移ったり、ドアの開閉によって表面にほこりがつく可能性があります。また、氷を冷凍庫に入れっぱなしにしておくと、「昇華」と呼ばれる現象によって気体化し、だんだん小さくなってしまいます。そのため、ご家庭で作った氷は、早めに使い切るのがおすすめです。

また、冷蔵庫の自動製氷機能を使っている場合は、冷蔵庫にある水のタンクの管理も大切。水を長期間入れっぱなしにすることは避け、取扱説明書にしたがってお手入れを行うことで、きれいな氷を作ることができますよ。

市販の氷はなぜ透明?

氷の保存方法がわかったところで、もうひとつ、氷の謎に迫ってみましょう。市販されている氷をよく見てみると、透明でキラキラと透き通っていますよね。それに比べて、家庭の冷凍庫で作った氷は、少し中心部が白く、濁っているように見えます。いったい、なぜこのような差が生まれるのでしょうか?

その理由は…「凍らせる時間」に隠れていました!家庭で作る氷は、外側から急速に凍らせるので、水道水に含まれる空気やミネラル分が中央に集められ、結果として白く濁って見えてしまうのです。

市販の氷は、家庭の氷と違い、不純物を取り除きながら、ゆっくりと時間をかけて凍らせます。そのため、純度が高くなり、透明な氷ができる、というわけなんです。

そうめんなどを冷やすときは家庭で作った氷を、おもてなしのときのとっておきのドリンクには市販の氷を、といった風に使い分けるのがよさそうですね!

おすすめレシピをご紹介!

さてここからは、暑い時季にうれしい、氷を活用したレシピをご紹介します。今回ご紹介するのは、サバ缶を使って手軽に作れる「サバみそ冷や汁そうめん」。パパッと作れてランチや晩ごはんにもおすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね。

サバ味噌冷や汁そうめん

材料 (1人前)

  • そうめん 100g
  • お湯 (ゆで用) 適量ml
  • 冷や汁
  • サバの味噌煮缶 (正味量・1/2缶) 100g
  • (A)白すりごま 大さじ1
  • (A)みそ 大さじ1/2
  • (A)梅肉 小さじ1
  • (A)顆粒和風だし 小さじ1/3
  • 250ml
  • 50g
  • トッピング
  • すりおろし生姜 小さじ1
  • 大葉 3枚
  • 小ねぎ (小口切り) 適量
  • 七味唐辛子 小さじ1/4

手順

  1. 準備 大葉は軸を切り落としておきます。
  2. 1 大葉は千切りにします。
  3. 2 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらそうめんをパッケージの表記通りに茹で、お湯を切ります。流水で洗い、水気を切ります。
  4. 3 ボウルにサバの味噌煮缶、(A)を入れて混ぜ、よくなじんだら水、氷を加えてさらに混ぜます。
  5. 4 器に2を盛り付け、3をかけ、トッピングをのせて完成です。

💡宮崎の郷土料理、冷や汁をそうめんにかけてアレンジした一品です。サバ缶を使って手軽に作れるのに、みそや梅肉の風味がきいていて、驚くほど奥深い味わい!薬味の香りが爽やかでスルスルッと食べられるので、ぜひ作ってみてくださいね。

冷凍庫の氷はなるべく早めに使い切ろう!

いかがでしたか?今回は、冷凍庫の氷にまつわる豆知識と、暑い時季にうれしいおすすめレシピをご紹介しました。氷を上手に保存して、普段のレシピにも活用してみてくださいね!

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