2023.8.1

スーパーで売っている“卵”はなぜ常温なの?早めに知っておきたかった買い物の豆知識

スーパーで売っている“卵”はなぜ常温なの?早めに知っておきたかった買い物の豆知識

スーパーで売っている卵は、常温で保管されていることが多いですよね。購入後は冷蔵庫に入れているけれど、もしかしたら常温でも保存できるの…?と疑問に思ったことはありませんか?今回は、卵が常温で売られている理由や、購入後の適切な保存方法についてご紹介します。繰り返し作りたい卵の絶品レシピもご紹介するので、ぜひ最後までお楽しみくださいね。

店頭では常温なのに、家庭では冷蔵庫に入れるのはなぜ?

実は、卵の適切な保存温度は「10℃以下」とされています。そのため、気温の低い秋や冬であっても、基本的には冷蔵庫に入れて保存するのがおすすめなんです。

では、なぜスーパーでは常温で保管されていることがあるのでしょうか?それは、「結露」による卵の傷みを防ぐためなんです。

スーパーの冷蔵庫で卵を冷やしていると、購入して自宅に持ち帰るまでの間にどうしても温度差が生じてしまいますよね。まわりの空気と卵との温度差が大きいと、卵の表面に結露が発生します。卵の殻には「気孔」といって、一万個近くの小さな穴が開いているため、そこから結露の水滴とともに空気中の雑菌が卵の中に入り込むおそれがあります。その結果、卵が傷み、品質が低下してしまう可能性があるのです。

このことから考えると、家に持ち帰ってからはもう温度差を気にすることもないため、すぐに冷蔵庫に入れて保管するのがベストです。卵にはサルモネラ菌などがついている可能性があるため、その繁殖を防ぐためにも、購入後は冷蔵庫での保存(10℃以下)がおすすめです。日本では卵かけごはんやすき焼きなど、卵を生で食べることもあるので、その観点からもなるべく安全に保存したいですよね。

繰り返し作りたい卵の絶品レシピをご紹介!

購入後、卵は冷蔵庫に!ということがわかったところで、ここからは、繰り返し作りたい卵の絶品レシピをご紹介します。じゃがいもとひき肉のスパニッシュオムレツや、エビとトマトのふんわりマヨ炒めなど、卵のやさしい味わいを活かしたレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.じゃがいもとひき肉のスパニッシュオムレツ

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ボリューム満点!じゃがいもとひき肉のスパニッシュオムレツをご紹介します。豚ひき肉の濃厚な旨みが、ホクホク食感のじゃがいもやふわふわの卵によく染みた、やみつきになる味わいの一品です。甘酸っぱいケチャップやトロトロのチーズとの相性もよく、食べ進める手が止まりませんよ。ぜひお試しくださいね。

材料(2人前)

  • 卵 (Mサイズ)・・・4個
  • じゃがいも (計300g)・・・2個
  • 豚ひき肉・・・100g
  • 玉ねぎ (50g)・・・1/4個
  • ピザ用チーズ・・・50g
  • (A)牛乳・・・大さじ3
  • (A)塩こしょう・・・小さじ1
  • 有塩バター・・・20g

トッピング

  • ケチャップ・・・大さじ2
  • パセリ (生)・・・適量

作り方

準備.じゃがいもは皮をむき、芽を取り除いておきます。
1.玉ねぎはみじん切りにします。
2.じゃがいもは5mm幅のいちょう切りにします。耐熱ボウルに入れて、ふんわりラップをかけ、やわらかくなるまで600Wの電子レンジで3分程加熱し、粗熱を取ります。
3.ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、(A)、ピザ用チーズを入れて、よく混ぜ合わせます 4.中火で熱したフライパンに有塩バターを溶かし、1を入れて、しんなりするまで炒めます。
5.豚ひき肉を入れて、色が変わるまで中火で炒めたら、キッチンペーパーで水気を拭き取った2を入れ、全体に油がなじむまで炒めます。
6.3を入れて木べらで大きくかき混ぜ、半熟状になったら蓋をして、縁が固まるまで弱火で5分程焼きます。
7.裏返して、豚ひき肉に火が通るまで弱火で4分程焼き、火から下ろします。
8.器に盛り付け、トッピングを添えて完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

2.エビとトマトのふんわりマヨ炒め

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簡単なメインおかずをお探しならこれ!エビとトマトのふんわりマヨ炒めはいかがでしょうか?トマトのほどよい酸味と旨みたっぷりのエビ、やさしい味わいの卵を合わせると、お箸の止まらない味わいに仕上がります。マヨネーズのコクや鶏ガラスープの素の旨みが具材によく絡み、絶品ですよ。お酒にもよく合うので、ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • エビ (殻付き)・・・8尾
  • 片栗粉 (エビ下処理用)・・・大さじ1
  • 水 (エビ下処理用)・・・大さじ1
  • 塩 (エビ下処理用)・・・ひとつまみ
  • 料理酒・・・大さじ2
  • トマト・・・200g
  • 卵 (Mサイズ)・・・2個
  • マヨネーズ・・・小さじ1
  • サラダ油・・・大さじ1
  • 料理酒・・・大さじ2
  • (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ2
  • (A)塩・・・ひとつまみ
  • (A)黒こしょう・・・ひとつまみ
  • マヨネーズ (炒め用)・・・大さじ1

作り方

準備.トマトはヘタを取り除いておきます。
1.トマトは一口大に切ります。
2.エビは殻をむいて背に切りこみを入れ、背わたを取り除きます。
3.ボウルに2、片栗粉、水、塩を入れて揉み、流水で洗い、料理酒に5分ほど漬けます。
4.別のボウルに卵を溶きほぐしてマヨネーズを入れて混ぜます。
5.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、4を入れ、菜箸でかき混ぜながら炒め、ふんわりと固まったら一度取り出します。
6.フライパンをキッチンペーパーで拭きます。マヨネーズを入れて中火で熱し、水気を切った3を入れて炒めます。
7.エビの色が変わったら料理酒を加え、火が通るまで蓋をして中火で3分ほど蒸し焼きにします。
8.1、5、(A)を入れて中火のまま炒めあわせ、トマトが温まり、全体に味がなじんだらから下ろし、器に盛り付けて完成です。

3.とろーりおいしい!肉巻き半熟卵

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見た目のインパクト大!肉巻き半熟卵のレシピをご紹介します。豚バラ肉のコクのある脂が、甘辛ダレやとろとろの半熟卵にマッチして、クセになる味わいです。ボリューミーで食べ応えがあるので、子どもから大人までみんな大満足ですよ。豚バラ肉の代わりに、豚ロース肉や牛肉などをお使いいただいてもおいしく召し上がれるので、ぜひお試しくださいね。

材料(4個分)

  • 豚バラ肉 (スライス)・・・200g
  • 塩こしょう・・・小さじ1/4
  • 卵 (Mサイズ)・・・4個
  • お湯 (卵をゆでる用)・・・1000ml
  • 薄力粉・・・大さじ1
  • (A)酒・・・大さじ1
  • (A)砂糖・・・小さじ2
  • (A)みりん・・・小さじ2
  • (A)しょうゆ・・・大さじ1.5
  • サラダ油・・・小さじ2
  • レタス・・・20g
  • ミニトマト・・・2個

作り方

準備.卵は常温に戻しておきます。
1.お湯を沸騰させ、卵を7分ゆでて流水で冷やし、殻を剥きます。
2.豚バラ肉に塩こしょうをふり、1を巻いて、全体に薄力粉をまぶします。
3.中火に熱したフライパンにサラダ油をひき、2を焼きます。
4.全体に焼き色がつき豚バラ肉に火が通ったら、(A)を入れて、中火で全体を煮詰めて火から下ろします。
5.お皿に盛り付け、レタス、ミニトマトを添えて完成です。

卵の絶品料理はボリューム満点で、みんな大満足!

いかがでしたか?今回は、卵が常温で売られている理由と、繰り返し作りたい卵の絶品レシピをご紹介しました。卵は日持ちがし、さまざまな料理とよく合うので便利な食材ですよね。ぜひ今回ご紹介したレシピをレパートリーに加えていただき、毎日のおかず作りに役立ててくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

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