程よく引き締まった身にさばの旨みがぎっしり。
そのままかぶりついても、サンドイッチやサラダ・パスタのトッピングとしても大活躍!
《材料》
☆1人分☆
・サバ 1枚(3枚おろしの状態で1枚約250gのフィレ使用→骨取り後約160gになる)
・塩 3g(骨取り後のサバ重量の約2%)
・スモークリキッド 小さじ1 ※スモークの香りが付けられる液体調味料
■このレシピに使った製品
低温調理器 BONIQ
※詳しくはプロフィール欄をご覧ください。
※BONIQ 公式製品サイト:https://boniq.store/
(「ボニーク」で検索もOK)
《手順》
1 BONIQをセット
食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
65℃ 0:55(55分)に設定する。
2 さばの下ごしらえをする
3枚おろしにしたサバのひれや腹骨、小骨を取り除く。(皮はつけたまま)
半分にカットする。
※そのまま持ち歩くことを前提として、1回に食べる量ずつフリーザーバッグに分けて低温調理を行うため、ここでカットを行った。例えば家で食べる際にスライスして盛り付ける場合などはここでカットする必要はなく、分ける必要はない。
3 振り塩をする
塩(骨取り後のサバ重量の2%)を身の両面にまんべんなく振り、20分置く。
その後表面に出てきた水分をペーパータオルで拭く。
4 皮を炙る
サバの皮面をバーナーで炙って焦げ目をつけ、香ばしさを加える。
5 フリーザーバッグに投入
フリーザーバッグにサバとスモークリキッドを入れる。
6 BONIQに投入
BONIQが設定温度に達したらフリーザーバッグを湯せんに入れながら、バッグ内に気泡が残らないようにしっかり空気を抜いて密封し、低温調理をする。
この時、バッグを完全に沈めて食材全体が湯せんに浸かるようにする。
(気泡が残っていたり食材全体が完全に浸かっていないと、熱が適切に伝わらず、加熱ムラが生じる。)
※フリーザーバッグの密封方法:https://youtu.be/N-t1ox7mox0
7 冷却する
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらフリーザーバッグを取り出し、バッグごと氷水で急冷して出来上がり。
そのままかぶりつける
持ち歩く場合は保冷剤で10℃以下に冷やしながら、早めに食べる。
スモークさばサンド
「65℃ 生活習慣病を防ぐ◎トルコ名物 さばサンド」のアレンジ。
レモン汁を多めに絞って、フレッシュの唐辛子スライスをプラスするのがおすすめ。
スモークさばのサラダ ニソワ風
グリーンリーフにスモークさば、茹でじゃがいも、茹で卵、トマト、ブラックオリーブをトッピングし、ドレッシングで和えた一品。
《作る際のポイント》
まずサラダフィッシュの条件として、“ご飯のおかずとしてお皿に盛りお箸で食べるもの”という以上に、”外でフリーザーバッグからそのままかぶりつける”ことを前提としました。
そしてそれは、
・身が引き締まっていて、崩れない
・骨がなく、食べやすい形状
・調味液やドリップ、油など液体が多すぎない
ことが必要と考えました。
それでいて“臭みがなく、旨みが凝縮された最高に美味しいさばのサラダフィッシュ”を実現すべく「65℃ サラダフィッシュに!さば比較実験」を行い、どのように下ごしらえすればサラダフィッシュとして最高のものができるかを調べました。
その結果、サバの身にべったり塩をして1時間塩締めする“ベタ塩”や“食品用脱水シートで水抜き”よりも、身に2%の塩をして20分置いておく”振り塩”がサラダフィッシュとして一番ふさわしい結果に仕上がることがわかり、それを踏まえこのレシピを作成しています。
手順②で骨をひと通り取り終わったあと、小骨と腹骨が残っていないかを最後にもう一度指で触って確認してください。特に一番頭側の小骨が残りやすいので注意してください。
皮をつけたまま調理していますが、皮を引くと身が崩れやすくなり扱いづらくなります、また、塩分が多く入り過ぎて塩辛くなることがあります。皮にも豊富な栄養が含まれているようなので、これを取り入れない手はないと考え、皮をつけたままにしています。
手順④で皮目を炙って香ばしさをプラスしていますが、皮に特に臭みがあるとか食感が悪くなるわけではないので、もしバーナーがなければ炙らなくても問題ではありません。
さばの身が薄い場合は塩気が強くなりすぎるかもしれません。その場合は振り塩をしておく時間を10分程度に短くするか、食べる時にレモン汁を振ると味のバランスが良くなります。
《BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス》
サバをはじめとする青魚は、魚油にDHA・EPAという脂肪酸が多く含まれています。
DHAは人間の脳の中に直接入り正常な脳の働きをサポートする重要な栄養素です、EPAは人の血液中で中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。
DHAやEPAは、魚の煮汁や揚げ油に逃げてしまうため、調理方法には気を遣わなくてはいけません。フライや竜田揚げなどにすると魚油が揚げ脂に溶け込んでしまいますし、煮つけの煮汁に浮かんでいる脂肪分は貴重なDHA・EPAなのです。
その点、BONIQで低温調理をするとフリーザーバッグの中でドリップを閉じ込めておくことができることから、そのドリップまで丸ごと食べることができれば貴重な栄養素まで丸ごと摂取できることになりますね。
《注意》
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細は下記URLから参照下さいませ。
【低温調理のルール〜6つのポイント〜】
https://boniq.jp/recipe/?p=19886
(「低温調理 ルール」で検索もOK)
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
【食中毒に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html