■保存期間
冷蔵5日/冷凍1か月
■紹介文
ガツンと焼いた挽き肉の旨味をじっくり炒めたソフリット、トマトと赤ワインの風味でギュッと封じ込めたボロネーゼです。
手間と時間がかかりますが、本当に美味しいです。(*^-^*)←こんな顔になります。
たくさん作れて、1人分ずつ冷凍でき、ラザニア、ドリア、グラタンなど、他の料理にもガンガン使えますので時間のとれる休日などに、ぜひお試しいただきたい一品です。
■材料(8人分)
ひき肉(牛ひき肉がおすすめ、または合い挽き肉) 1kg(500g~1kgまでOKです。もちろん多いほうが具だくさん&お肉の旨味たっぷりで美味しいです)
塩 小さじ1/3
粗挽き黒こしょう 小さじ1/3
オリーブオイル 大さじ1
■ソフリット
玉ねぎ 1個
セロリ 1/2本
にんじん 1/2本
にんにく 1~2片
オリーブオイル 50ml
■ベース
赤ワイン 300ml
トマト水煮缶 2缶(400g×2)
ブイヨンスープの素 1個
水 200ml
■香辛料
ローリエ 2枚
塩 小さじ1/2
粗挽き黒こしょう 小さじ1/3
オレガノ粉末 小さじ1/3
■隠し味のカラメル
グラニュー糖※ 大さじ1
■仕上げ例:パスタの場合1人分
スパゲッティなど太めのパスタ 100g
バター 15g
粉チーズ 大さじ2
■作り方
【1】ソフリットを作ります。玉ねぎ、セロリ、にんじん、にんにくをそれぞれ少し大きめのみじん切り(7~8mmくらいの大きさ)にします。
今回は包丁まな板を使いましたが、フードプロセッサでガーとやると楽です。
ソフリットとは、玉ねぎ、セロリ、にんじんなど、炒めたら甘みの出る野菜を、オリーブオイルでじっくりと炒めて作る、イタリア料理の旨味の元として使われるものです。野菜の旨味や甘みをお料理に加えることができますので、煮込み料理などによく使われます。
【2】フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ弱火で熱し、いい香りが出るまで1分ほど炒めます。
【3】にんじん→セロリ→玉ねぎの順に炒めます。約30分間ほど、焦がさないようにじっくりと茶色になるまで炒めます。
これで出来上がったものが、ソフリットです。煮込み用の鍋に移しておきます。
【4】挽き肉はバットなどに広げて塩こしょうをふっておきます。
【5】フライパンを強火にかけて煙が立つくらい熱したら、オリーブオイルをひいて、ひき肉を加えます。
最初ざっくりと広げたら、それ以上混ぜずに、しっかりと焼き色をつけます。
【6】焼き色がついたらざっくりと返して焼く、これを何度か繰り返します。
【7】脂が透明になってカリッと焼き色がつくまで焼きます。
【8】ソフリットの入った煮込み用の鍋に、ひき肉を入れ全体を混ぜ、強火にかけてよく熱します。
ひき肉を炒めたフライパンは、まだ洗わないでおきましょう。
【9】材料の2/3量のワインをジュワーッと注ぎます。
【10】挽き肉を炒めたフライパンは脂を捨て、残りの1/3量のワインを注いで、強火にかけて木ベラ等で中身をこそぎ落としながら温めます。
【11】温まったワインを手順9の鍋に加えます。
10~11の手順は手間に思えますが、肉汁が溶け込んだ赤ワインは隠し味として本当に素晴らしいこと、あと洗い物が格段に楽になるので、ぜひ省かずにお試しください。
【12】ワインがほとんどなくなるまで煮詰めます。
【13】弱火にしブイヨンスープの素と水、香辛料を鍋に加えます。
こまめにアクをとりながら煮込みましょう。
【14】アクが少なくなってきたらトマト水煮を潰して加えます。いよいよ煮込み開始です。40分くらいコトコト煮込みます。
水分を飛ばしながら煮ますので、ふたはしません。
焦げ付かないように、時々底から混ぜておきましょう。
【15】煮込んでいる間に隠し味のカラメルを作ります。テフロン加工か鉄製の小鍋もしくはフライパンにグラニュー糖を入れて、そのまま混ぜないでごく弱火にかけます。
【16】砂糖が溶けて茶色くなってきたらフライパンをゆするか、木ベラを使って焦げないようにします。
特に、ふちが焦げやすいので注意しましょう。
【17】1cmくらいの大きめの泡がブツブツ立って濃い焦げ茶色になったら、煮汁をおたま1杯分入れ、よくかき混ぜてから煮込み鍋に加えます。
この時、ものすごく大きくジュワーッ!!!!! って音がしますが、大丈夫です。成功の音です。あせらないで、よくかき混ぜてから煮込み鍋に加えましょう。
【18】さらに10~15分くらい煮込みます。味見して適宜塩こしょうして味を整えたら、鍋ごと自然に冷まして完成!です。お疲れさまでした。
水分を飛ばしながら煮ますので、ふたはしません。
冷蔵庫で一晩ねかせたら、より美味な仕上がりになります。
【19】一人分ずつ(おたま1杯強)に小分けにし冷凍保存すれば、いつでもおいしく食べられます。1か月くらいは冷凍保存がききます。
■パスタで召し上がる際の仕上げ例
【1】ボロネーゼソースにバター(1人分15g目安)を加え、弱めの中火で加熱します。
【2】粉チーズ(1人分大さじ2杯くらい、たっぷりと)を振り入れます。
【3】ゆで上がったパスタを一気に和えて出来上がりです。
■作り置きのコツ・ポイント
慣れれば、ソフリットを作る手順3と、ひき肉を炒める手順4~7は同時に進めることができます。その際、手順3のソフリットは、くれぐれも焦がさないようにしましょう。
手順14でトマトの水煮を加えた後は、圧力鍋でも美味しく仕上がります。高圧設定で沸騰後1分加圧後、余熱調理でOKです。
保存の際は、粗熱を取ってから、保存袋または充分に消毒した容器に入れて、冷蔵庫、冷凍庫で保存しましょう。
■アレンジのヒント
ラザニアパスタとベシャメルソース、そしてチーズがあれば、簡単に本格ラザニアが楽しめます。
もっとお手軽に、餃子の皮を使ったラザニアも。オイルを塗った耐熱容器にボロネーゼソース、餃子の皮、ハインツホワイトソースを順に重ねてオーブントースターで7~8分ほど焼けば、お手軽ラザニアの出来上がりです。
冷ご飯に、たっぷりのボロネーゼソースと溶けるチーズを混ぜ込み、粉チーズを振り、オーブントースターで温めれば、簡単ドリアの出来上がりです。
蒸したじゃがいもに絡めてもおいしいです。
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