春の山菜の王様で、
〈タケノコと豆腐の炒め煮〉です。
茹でたばかりのタケノコの、とうもろこしのような甘い香りはなんともいえずおいしそうです。
タケノコごはんや若竹煮に飽きたころ、こんな昔風のおかずはいかがでしょう。茹でたタケノコさえあれば簡単に作れるので、今夜のおかずに加えてくださいね。
材料 (2〜3人分)
タケノコ(小さめのもの)
1つ
ぬか
ひとつかみ
唐辛子
1本
豆腐(小さめのもの)
一丁
サラダオイル
大さじ1
かつお節
大さじ1強
だし汁
150cc
三温糖、酒
各大さじ1
しょうゆ
小さじ1
塩
小さじ1/4
料理を安全に楽しむための注意事項 手順
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タケノコをゆでる
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タケノコは先を斜めに切り落とし、身に届かない程度に縦に切り込みを入れておきます。
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大きめのお鍋にタケノコ、ぬか、唐辛子をを入れて強火にかけ、沸騰してきたら弱火にして1時間半ほど茹でます。金串などがスッと通れば、茹で上がりです。そのまま冷まし、皮をむいたら水にとっておきます。
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豆腐を水切りする
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豆腐は、キッチンペーパーやさらしにくるみ、重しをして15分程水気を切っておきます。豆腐は絹ごしでも木綿でもかまいません。
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タケノコを切る
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タケノコは固い下の部分は削ぎとり、3等分してそれぞれ5mmほどの短冊に切ります。
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材料を炒める
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お鍋にサラダオイルを熱し、タケノコを炒めます。油がまわったら豆腐を大きく割って加え、炒めます。だし汁を入れ、煮たってアクが出てきたら取り、三温糖、酒、しょうゆを加えます。味をみて塩も加えて、中火で煮ます。
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仕上げ
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煮汁がなくなってきたら、最後にかつお節を加え、ざっと混ぜて火を止めて器に盛ります。
投稿者からのコメント
穂先のきれいな部分は、若竹汁に使ってもよいでしょう。姫皮も取れますので、お吸い物でもいいですが、しょうゆ、三温糖、酢、ごま油でさっと和え、シナチク風の突き出しなどもおすすめです。
ワンポイントアドバイス
・茹でたてのタケノコがない場合、市販の茹でタケノコでもおいしくできます。
・豆腐を加えてからは、あまり小さく崩れすぎないように、菜箸ではなく木べらなどで炒めてください。
・茹でたてのタケノコのおいしさと香りは、やはり茹でタケノコと違います。茹でるのは時間がかかりますが、簡単なので、ぜひご自分で茹でて春のタケノコの味覚をお楽しみください。
※みやすさのために書式を一部改変しています。