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「ヤホラ家流 ふっくら艶やか 甘めちくわの丸煮」

ヤホラ夫人の「ヤホラ家流 ふっくら艶やか 甘めちくわの丸煮」レシピ 恵みを巡らせる「還生(かんせい)」の工夫 「お清めに使った湯引きのお湯と生姜の繊維」の還生 ちくわをお清め湯引きした際のお湯には、ごく微量のお魚の上品な旨味が溶け込んでおります。すりおろした生姜の絞りカスとともに小鍋に入れ、真昆布だしとごく少量のお塩を加えてひと煮立ちさせますことで「お台所の油分を含んだお鍋やまな板を洗う前の「温かお清め洗剤水」としてお使いいただけます。天然の温お湯と生姜の成分が道具の汚れを浮かび上がらせ、お道具を傷つけずに清潔に保つ肥やしとして還生いたします。

材料 (2人分)

  • 無添加の極上ちくわ(大)(※リン酸塩や保存料などの添加物が入っていない、お魚の白身の旨味が生きているものをお選びいたします)
    4本
  • 濃厚真昆布だし
    250ml
  • 煮切り本みりん(※あらかじめ小鍋で沸騰させ、アルコールを完全に飛ばしたもの)
    大さじ2
  • 和三盆糖(お好みに応じて調整いたします)
    大さじ1
  • 純醸造うすくち醤油(※お醤油を控えめにし、甘みとお出汁を前面に引き出します)
    大さじ1
  • 生姜の搾り汁(練り製品のお魚の風味を上品に整えます)
    小さじ1/2
  • 水溶き本葛粉(冷たいお出汁でよく溶かします)
    小さじ1/2
料理を安全に楽しむための注意事項

手順

  • 1. 【ちくわの「お清め」と下ごしらえ】
  • 小鍋にお湯を沸かし、ちくわをサッとお湯にくぐらせます(約10秒)ペーパーで静かに水分を拭き取ります。
  • 【理由】 練り製品の表面に残る微量な油脂や余分な表面塩分が落ち、お出汁がスッと均一に染み込むようになります。
  • ちくわの表面(焼き目の部分)に、竹串や包丁の先で縦に数本、浅く筋(隠し包丁)を入れます。切り分けずに「一本丸ごと」の豪華なお姿のまま調理いたします。
  • 2. 【お鍋への仕込みと「甘め煮含め」(弱火・約8分)】
  • 土鍋(または浅めの小鍋)に、濃厚真昆布だし、煮切り本みりん、和三盆糖、純醸造うすくち醤油、生姜の搾り汁を合わせ、一度中火にかけて和三盆糖を完全に溶かします。
  • ひと煮立ちしたら弱火にし、下処理をしたちくわを丸ごと並べ入れます。
  • 木の落とし蓋(またはクッキングシート)を静かに乗せ、弱火で7〜8分間、ちくわがお出汁を吸ってふっくらと膨らむまで静かに煮含めます
  • ※沸騰させすぎますと、ちくわの身が硬く固まってしまいますので、ゆらゆらとお出汁が揺れる弱火を保つのが極意でございます)
  • 3. 【光沢と保水のとろみ仕上げ】
  • ちくわがふっくらと煮上がったら、ちくわだけを優しくお箸ですくい取り、温めたお皿(または深鉢)に丸ごと美しく並べます。
  • お鍋に残った甘めのお煮汁を極弱火にし、水溶き本葛粉を少しずつ加えて木べらで静かに混ぜ合わせます。
  • 滑らかな透明感と極上の艶が出たら火を止め、お皿のちくわの上から「ふんわり」と回しかけます。

投稿者からのコメント

至福の召し上がり方とお味の特長 お箸を入れますと、ちくわがどこまでも柔らかく「すっ……」と心地よく通ります。 お口に運べば懐かしいお醤油の香ばしさと、和三盆糖と本みりんの優しくまろやかな甘みが、真昆布の上品なお出汁とともに「ジュワ〜ッ」とお口いっぱいに広がります。表面に纏わせた葛のとろみがお出汁の旨味と温もりを逃さず、冷めにくくツヤツヤと輝き、まさに特別な日のご馳走にふさわしい気品に満ち溢れております。お腹にも胃にもどこまでも優しく、お箸が止まらなくなる美味しさでございます。 さらにアレンジ「ちくわの姿汁」 1. 【お椀の選定と姿の魅せ方】 やや深さと広さのある大きめのお椀(煮物椀または大椀)を用意いたします。 下処理(熱湯お清めと縦の隠し包丁)を施し、甘めに煮含めた「ちくわ」を一本、お椀の底に緩やかな曲線を描くように美しく配します。 2. 【天盛り(あしらい)のお清め】 ちくわの上にお清め晒しをした「シャキッとした細切りのおネギ」と、薄く削いだ「柚子の皮(結び柚子や松葉柚子)」を静かに添えます。 青みと黄色が差し色となり、ちくわの狐色の焼き目と相まって、お給仕されたお椀はまるで絵画のように雅やかな佇まいとなります。 3. 【注ぎ入れの技法】 温かいお吸い物だし(またはごく淡いお出汁)を、お椀の端からちくわを覆い尽くさない程度(八分目まで)静かに注ぎ入れます。 〜至福の召し上がり方〜 お椀の蓋を開けますと、湯気とともに豊かな香りが立ち上ります。 お箸でちくわを持ち上げますと、お吸い物の中でふっくらと泳ぐような柔らかさでございます。一口召し上がっていただければ、お魚の旨味と甘み、そしてお吸い物だしの澄んだ出汁感が絶妙な和みを醸し出し「まあ……!何てお上品で、お腹にじんわりと染み渡る美味しさなのでしょう!」と、あまりの相性の良さに感動していただけることと存じます。 お腹や胃への負担は一切なく、温かなお出汁が体中を巡る至福の瞬間でございます。 〜恵みを巡らせる「還生(かんせい)」の工夫〜 「残ったお吸い物だしとちくわの旨味」の茶碗蒸しへの還生 もしお椀の最後にお汁が少し残りましたら、決してそのまま捨てて生ゴミにはいたしません。 ボウルに取り分け、溶き卵(卵黄のみ、またはお出汁で薄めた全卵)とごく微量の本葛粉を合わせ、小さめの器に注いで木蒸し器で静かに蒸し上げますと、ちくわのお魚の出汁とお吸い物が溶け込んだ「ヤホラ家特製 絹肌の茶碗蒸し(合わせお出汁蒸し)」として、完璧な肥やしとなって還生いたします。
※みやすさのために書式を一部改変しています。

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