今回は、ごぼうと鶏むね肉がとても柔らかく仕上がる和風煮物レシピのご紹介です。
筑前煮や炒り鶏などよりも安価で手軽に出来上がり、作り置きしておくと応用が利き、日持ちもする嬉しい一品です。
材料を一口大に切って作れば立派なメインのおかずに。小さめに切りそろえて仕上げれば混ぜご飯や卵焼き、つくねの具材にと大活躍します。
ご飯はもちろん、酒の肴にも良く合います。冷めてもおいしいので、お弁当にもぴったりです。
とても柔らかく、ほっとするうれしい味、お試しくださいませ。
材料 (4人分)
鶏むね肉
2枚(300g目安×2)
ごぼう
中1本(150g目安)
にんじん
中1/2本(80g目安)
こんにゃく
1枚(200~250g×1)
サラダ油
小さじ2
片栗粉
大さじ1
酒
小さじ1
しょうゆ
小さじ1
だし汁
200ml
(または)水200ml+顆粒和風だしの素
小さじ1/2
酒
大さじ1(15ml)
砂糖
大さじ1
しょうゆ
大さじ2(30ml)
みりん
大さじ1(15ml)
料理を安全に楽しむための注意事項 手順
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【1】鶏肉は流水で洗い水気を拭きます。
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【2】皮をはいでからひと口大に切ります。キッチンバサミを使うと切りやすいです。
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【3】1cm程度の厚さ、ひと口大のそぎ切りにします。包丁の刃を右側に寝かせるように当てて手前に引くようにして切ります。
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【4】ここまでの手順で鶏肉に付着しているカンピロバクターが飛散しています。食中毒を防ぐため、シンク、まな板はしっかりと洗浄し消毒しましょう。
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【5】切った鶏肉は下味用調味料に漬け込みます。
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【6】ごぼうをよく洗います。スポンジの硬い部分やたわしやアルミホイルを使い、きれいに泥を落とします。皮はむきません。
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【7】ごぼうは斜め切りにし、切ったそばから水に浸けておきます。
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【8】にんじんはピーラーで皮をむいてヘタを切り落とします。
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【9】ひと口大の乱切りにします。
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【10】こんにゃくは手でひと口大にちぎるか、結びこんにゃくにして、味が染み込みやすいようにしましょう。
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【11】アクを抜きます。結びこんにゃくにしたもの、もしくはちぎったこんにゃくは、塩(分量外:小さじ1)を全体にふりかけて、軽くもみます。
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【12】沸騰したお湯に入れ、2~3分間ほど中火でゆでて、ざるにあけておきます。これでアク抜きは完了です。
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【13】鶏肉を焼きます。フライパンか煮込み用の鍋にサラダ油をひき、下味を付けておいた手順2の鶏肉を広げ入れ、弱めの中火にかけます。
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【14】2分ほどしたら「ジューッ……」という音がしますので、それからさらに4分ほどそのままにし、薄い焼き色がついたらひっくり返して3分、両面に薄い焼き色が付くまで焼きます。
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【15】鶏肉の中まで火が通らなくても構いませんので、表面に焼き色が付いたら、いったん取り出しておきます。
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【16】鍋に油を足さずに、ごぼう、にんじん、こんにゃくを加え、強めの中火にかけて炒めます。
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【17】油が回ったら、煮込み用調味料を加え、根菜が柔らかくなるまで、そのままの火加減でガーッと煮込みます。
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【18】根菜が柔らかくなったら弱めの中火にし、仕上げ用調味料を加え、ひと煮立ちさせて全体がほんのりと茶色に色づいたら手順15の鶏肉を加えます。
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【19】時々かきまぜ、煮汁を全体に絡めるようにして、炒るように5~6分ほど炒り煮にし、鶏肉に火が通れば出来上がりです。
投稿者からのコメント
鶏むね肉はゆっくりと火を通すことで柔らかく仕上がります。このレシピでは下味に漬け込んでから弱めの中火で焼き、根菜に火が通ってから最後に弱めの中火に火加減を落とし、戻し入れて煮ることで、柔らかく仕上がります。
鶏肉を焼いた鍋で根菜を炒めて煮込むことで、鶏の旨味がしっかりと根菜に行き渡ります。
ごぼうの皮には、本当にたくさんの栄養がぎっしりと詰まっています。ごぼうは出来るだけ、土を洗うだけにしましょう。
根菜を炒り煮にする場合はしっかりと煮汁が具材に行き渡る程度の、強めの火力でガーッと煮ると、味が染み込みやすくそして手早く仕上がります。
みりんは素材を締めるはたらきがあります。みりん、しょうゆは煮込みの最後に加えることで、具材に旨味がよく染み込み、しょうゆの香りがきいた仕上がりとなります。
容器に移して冷蔵庫で保存する際は、荒熱を取ってから、しっかり消毒した保存容器に入れ、冷蔵庫に入れましょう。
※みやすさのために書式を一部改変しています。