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【野菜ひとつ】千切りじゃがいものおひたし

【野菜ひとつ】千切りじゃがいものおひたし

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今日は、じゃがいもを、おひたしでいただくレシピをご紹介します。 じゃがいもは千切りにすると、蒸したりゆでたりしたものとは全く別の食感になりシャキシャキあっさりいただけます。 あっさりとしたノンオイル仕立て、みりんや酒を使っていませんので煮切らずに手早く作ることが出来る手軽な味付けです。暑い日や食欲の無い時にも食べやすい一品です。 ほくほくとした食感やポテトサラダが苦手、じゃがいもは好きだけどおかずや酒の肴としては箸が進まない、暑い時期は敬遠しがちという方にもお試しいただきたい一品です。

材料

(4人分)
  • じゃがいも
    400~500g(小6~10個、中3~6個)
  • だし汁
    200ml
  • (または)水200ml+顆粒和風だしの素
    小さじ1/2
  • しょうゆ※
    大さじ2(30ml)
  • 砂糖
    小さじ1

手順

  • 【1】たっぷりのお湯を沸かし始めます。4人分で1.5リットル程度目安です。
  • 【2】じゃがいもはよく洗って皮と芽を取り除き、スライサーで千切りにします。新じゃがいもを使う場合は皮ごと千切りにしても構いませんが、後述しますが、緑色になっている部分や芽は必ず取り除きましょう。また、古いじゃがいもを使う場合や、小さいお子さんやご高齢の方が召し上がる場合は、皮はむいて使うことをおすすめします。
  • 【3】お湯が充分に沸騰したら2のじゃがいもを入れ、強めの中火で加熱します。
  • 【4】1~2分経ち再び充分に沸騰したらざるにあげ、麺を洗う要領で流水でしっかりとぬめりを洗い流し、ざるにあげます。
  • 【5】ボウルに合わせ調味料の材料を混ぜ合わせます。
  • 【6】じゃがいもの水気をよく絞ります。両手でぎゅっと絞りましょう。
  • 【7】手順5のボウルにじゃがいもを加えて、ほぐしながらよく混ぜ合わせて出来上がりです。
  • 【8】保存の際は、充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。保存容器に入れる際、ゴムベラを使うと、無駄なく移せます。できたてすぐでも、おいしくいただけますが、冷蔵庫に30分ほど置くと、より味がなじんで、さらにおいしくいただけます。

投稿者からのコメント

■じゃがいもについて 今回は、じゃがいもを皮ごと一口大に切って使っています。 じゃがいもの選び方や、食べ方について少しご説明いたします。 【じゃがいもの選び方】 炒め物にしたり、煮崩れすると台無しになる料理、シチューやスープなどは長卵型のメークインが向いています。 じゃがいものほくほくとした食感を味わったり、加熱してつぶしていただく料理、ポテトサラダやマッシュポテトは、丸形の男爵が向いています。 今回のレシピでは、どちらでも構いませんが、強いて言うなら、ほくほくとした食感の男爵が良いでしょうか。 皮がピンと張っていて、しっかりと硬いものがよいです。シワが寄っていたり、芽が出始めているものや、皮の部分が緑色になっているものは避けましょう。 じゃがいもの食中毒について】 【じゃがいもは食中毒に注意しましょう。 私は折に触れて消毒の話をしたり、食中毒について記載していますが、だいたい自分が酷い目に遭った経験から、しつこく話をしています。 じゃがいもが持っている栄養の大部分は、糖分です。そして、じゃがいもは植物ですので、植物由来の窒素を含んだアルカリ性物質、この「糖」とアルカリ性物質「アルカロイド」からできます。じゃがいもに含まれるグリコアルカロイドの約95%は、αソラニン、αチャコニンというものです。これらは、天然毒素です。苦味を持ちます。 じゃがいもを皮ごと食べると、皮は少し苦味を感じることがあると思います。あれは、毒素の味だからです。可食部に含まれる毒素のうち、3割~8割が皮の部分に含まれています。100gあたり平均7.5mgです。 植物は外敵に食べられないように進化します。じゃがいもは、地下の茎が発達して、でんぷん糖を蓄積し、かたまりのようになった「塊茎(かいけい)」です。動物や虫からすると、格好の栄養分です。それらから身を守るため、皮の部分や、成長しようとしている芽の部分に、がっつりと毒を盛るんです。 ですのでこの毒素は、芽の部分に一番多く含まれています。また、たまに皮が緑色になっていることがありますが、あれは毒の塊やと思ってください。100gあたり100mg以上含まれています。先述の数値の約13倍強含まれています。買わない、うっかり混じっていたら必ず包丁で深くえぐり取りましょう。 この毒素は、皮、何より芽や緑色の部分、つまりじゃがいもは成長しようとするとワーッと毒を盛りますので、じゃがいもを保存する際は、日の当たらない、暗くて涼しい、かつ通気性のよい場所に保存しましょう。20℃以上になると発芽したり、腐りやすくなります。 また、皮にたくさん含まれること、繰り返しになりますが日にあたって成長しようとするとワーッと毒を盛りますので、家庭菜園や、保育所や小学校で一生懸命育てました的なじゃがいもは要注意です。 家庭菜園も、プロフェッショナルな方で、要は成長時や乾燥時にしっかりと管理をしている場合は良いのですが、育ち方が未熟だったり、土が充分に被っておらず皮に日光当たりまくりで皮が緑色になったり、収穫し乾燥の際に日光にムダにさらして皮が緑色になっていたり、「わーちっちゃくてかわいいー 新じゃがみたいー」それ、全部毒の塊です。50mg摂取すると症状が出る可能性があり、150mg~300mg摂取、もっと具体的には、体重1kg当たり3mg~6mgすると死に至る可能性があります。大切なことなのでもう一度いいます。食中毒は、死ぬのです。また、子どもの場合、大人より少ない量で発症する可能性があり、体重1kg当たり0.42mgでの発症が報告されています。 この毒素は加熱しても分解されません。グリコアルカロイドの融点は271–273℃です。 とはいえ、めちゃくちゃ怖がる必要はありません。じゃがいもは誰もが年間を通じて頻繁に少しづつ食べています。一般的なグリコアルカロイドの濃度(100gあたり2~10mg)で適切に栽培・収穫・流通・調理されていれば、摂取しても健康上の懸念にならないと考えられています。 じゃがいもの毒素は、 可食部に含まれる毒素のうち、3割~8割が皮の部分に含まれている(100gあたり平均7.5mg)こと 芽や、皮が緑色になっている部分に一番多く含まれる(100gあたり100mg以上)こと 50mg摂取すると症状が出る可能性があり、150mg~300mg摂取、体重1kg当たり3mg~6mgすると死に至る可能性があること 子どもの場合、大人より少ない量で発症する可能性があること(体重1kg当たり0.42mgでの発症が報告されている) 融点は271–273℃なので加熱しても分解されないこと 一般的なグリコアルカロイドの濃度(100gあたり2~10mg)で適切に栽培・収穫・流通・調理されていれば、摂取しても健康上の懸念にならないと考えられる というものです。 これらを知った上で、皮をむくむかないの判断をし、安全においしく食べましょう。 あと、下痢や嘔吐といった症状は、原因となる物質を外に逃がそうとする、身体そのものの防御反応です。気持ち悪くなったり、お腹が痛くなったりしたら、むやみに市販の下痢止めなどの薬を服用する・させるのではなく、早めにお医者さんの診断を受けましょう。 ■作り置きのコツ・ポイント じゃがいもの緑色になっている部分や芽は必ず取り除きましょう。古いじゃがいもを使う場合や小さいお子さんやご高齢の方が召し上がる場合は、皮はむいて使うことをおすすめします。 じゃがいもは流水でしっかりとじゃがいものぬめりを取ること、水気をぎゅっと絞ってから調味料と和えましょう。 保存の際は充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。 できたてすぐでもおいしくいただけますが、冷蔵庫に30分ほど置くとより味がなじんで、さらにおいしくいただけます。 ■アレンジのヒント いただく際に添えておいしい具材:かつお節/しょうがすりおろし/いりごま/すりごま/わさび/練り辛子/とろろ昆布 一緒に和えておいしい具材:にんじん(千切り・ゆで)/焼きのり/しいたけ(薄切り・ゆで) お弁当に詰める際は水気をよく切ってから詰めましょう。
※みやすさのために書式を一部改変しています。

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