プロが教える基本の作り方
マドレーヌといえば、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸して食べる冒頭のシーンがあまりにも有名。
バターの風味が豊かなマドレーヌは、フランスの女の子が一番最初に習う、代表的なフランスのホームメードのお菓子です。
次の日のほうがバターが馴染んでおいしくなるので、プレゼントにもぴったり。
はちみつを加えることでよりしっとりとしたおいしさが生まれる、基本のマドレーヌのレシピ・作り方をご紹介します。
材料 (12個分)
卵
2個
グラニュー糖
50g
はちみつ
大さじ1
塩
ひとつまみ
薄力粉
80g
ベーキングパウダー
小さじ2分の1
バター
60g
レモン (皮をすりおろしたもの)
2分の1個
料理を安全に楽しむための注意事項 -
下準備をする
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室温に戻して柔らかくしたバター(分量外)を、マドレーヌ型に塗っておきます。(刷毛が無い場合は指で直接塗ると簡単です)。型を冷蔵庫で冷やした後、強力粉(分量外)をはたいて余分な粉は落とします。卵は室温に戻しておきます。薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるい、レモンは皮をすりおろします。
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卵・グラニュー糖・はちみつ・レモンの皮・塩を混ぜる
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ボウルに卵を入れ、泡立て器でよくほぐします。グラニュー糖、はちみつ、塩、レモンの皮を入れ、泡立て器で全体がとろっとしてくるまでよく混ぜます。
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ふるっておいた粉類を加えて混ぜる
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あらかじめふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、泡立て器で中心から外側にゆっくりと円を描くように混ぜます。粉が見えなくなったら、そこで混ぜるのを止めます。ここで混ぜすぎると生地が固くなってしまうので、混ぜすぎに注意してください。
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溶かしバターを混ぜる
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電子レンジ(600w)で耐熱容器に入れたバターを約1分加熱して、熱い溶かしバターを作ります。泡立て器で混ぜながら少しづつ加えていき、生地にダマができないよう、よく混ぜます。
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生地を型に入れ、オーブンで焼く
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生地をスプーンでマドレーヌ型に入れます。型をテーブルに軽く落として、生地の中の気泡を抜きます。190℃に温めておいたオーブンで約10分焼きます。オーブンによって火の入り方が違うので、焼き上がりの様子を見ながら焼き時間は加減してください。
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網の上で冷ます
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焼き上がったマドレーヌを型から出し、生地のふくらんだおへその部分を下にして、網にのせて冷まします。
投稿者からのコメント
マドレーヌを焼く前のプロセスで、できれば生地を1~2時間休ませると、おへそのぷっくりした、きめの細かいマドレーヌが出来上がります。お好みで80gの薄力粉のうち10gをカカオパウダーに替えるとチョコレートフレーバー、5gを抹茶パウダーに替えると抹茶フレーバーのマドレーヌが作れますのでバリエーションをお楽しみください。
※みやすさのために書式を一部改変しています。