前回の「簡単!なめらか美味しいプリン」を、もっとなめらかに。
スプーンを進めるごとに違った表情を見せる、傑作プリン。
《材料》
☆100ccプリンカップ 4~5個分☆
・卵(Mサイズ/常温) 2個
・牛乳 125cc
・生クリーム(35%) 125cc
・グラニュー糖 大さじ3と1/2
・バニラエッセンス 4ふり
<カラメル>
・グラニュー糖 60g
・熱湯 20cc
■このレシピに使った製品
低温調理器 BONIQ
※詳しくはプロフィール欄をご覧ください。
※BONIQ 公式製品サイト:https://boniq.store/
(「ボニーク」で検索もOK)
《手順》
1 BONIQをセット
78℃ 0:50(50分)に設定する。
BONIQの下限水位に足りない場合は耐熱性のあるココットやコップなどを鍋の底に逆さに置いて底上げをし、プリン容器にお湯が入らない程度の水位に調節する。
2 カラメルを作る
(可能な場合は前日にカラメルを作り、冷蔵庫で冷やしておく。)
グラニュー糖を鍋に入れて中火にかける。
ぶくぶく泡立ち始まりキツネ色になってきたら目を離さず、もう少し濃くなった焦げ茶色になるまで待つ。
焦げ茶色になった瞬間に火を止め、熱湯を一気に入れる。この時勢いよく跳ねるため決して鍋を覗き込んだりせず、また、火傷に気をつける。
出来上がったカラメルが熱いうちにプリン容器に注ぎ、冷蔵庫で冷やす。
3 プリン液を作る
常温の卵をボウルに割りほぐし、白身を切るようによく混ぜる。
(冷えた卵を使うと火の入り方が違ったり牛乳と馴染まないため、常温の卵を使用する。)
グラニュー糖を入れたらボウルの底を擦るように、グラニュー糖の粒を溶かすように、よく混ぜる。
4 牛乳と生クリームを加える
牛乳と生クリームをゆっくり入れ、さらによく混ぜる。なるべく泡立てないようにする。
5 2回濾す
目の細かい濾し器で2回濾す。
6 バニラエッセンスを加える
濾したプリン液にバニラエッセンスを振り入れ、混ぜる。
7 プリン液を注ぐ
容器の中に予め入れておいたカラメルが固まっていることを確認し、プリン液を注ぐ。
(完全でなくても少し固まっていればOK。作り立てのようなサラサラな状態の場合、プリン液と混ざってしまうため、冷やす時間を延長する。)
8 BONIQに投入
プリン容器にアルミホイルを被せ、BONIQが設定温度に達したらそっと湯せんに入れて低温調理をする。
冷やす
BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらプリン容器を取り出し、あら熱が取れたら冷蔵庫で6時間以上冷やす。
表面はふるふる、中心部はしっとりとろけるような質感の、なめらかプリンの出来上がり。
《作る際のポイント》
プリン液は2回濾してください。
グラニュー糖はしっかりボウルに擦りつけて粒をつぶすイメージで混ぜてください。
《作る際の注意点》
使う容器の種類によっては同じ仕上がりにならないことがあります。
容器の口が広いものや容量の大きいものを使用する際は、時間を少しずつ足して様子をみてくだい。BONIQの湯せんからあげて少し容器を振った時に全体的にどろどろしている場合は、固まっていません。
湯せんに浸かっていない部分は浸かっている部分より緩くなりますが、振った時に中心部がどろっとせず、表面に薄い膜が張っていたら完成です。
《BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス》
今回作った「もっと!なめらかプリン」は卵に含まれているたんぱく質が熱凝固する性質の身を利用し、固めているプリンです。市販のプリンは様々な凝固方法で固めているものがある上、価格が安いプリンの中には卵を使用していないプリンも多いのですが、卵のたんぱく質のみで低温で固めたこのプリンは栄養価が高く消化に大変良い食品です。
卵は良質のたんぱく質と鉄分、その他ビタミンミネラル類を様々含んでいる食品で、「完全栄養食」とも呼ばれているほどです。しかし、卵を固ゆでしてしまったり、強火で完全に火を通してしまうと消化しにくくなってしまいます。消化しにくくなると、体内で消化・吸収する前に排出されてしまうのです。
また、生卵で食べる場合も栄養素の吸収を阻害する卵の成分が働いてしまいます。
病気やストレスで胃腸の調子が悪い時には、消化不良を起こしやすくなります。
胃への負担を減らし、栄養素の無駄を防ぎ早く回復するため、体調がすぐれないときは卵は半熟の状態か低温調理で加熱してから食べるようにしましょう。
《注意》
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細は下記URLから参照下さいませ。
【低温調理のルール〜6つのポイント〜】
https://boniq.jp/recipe/?p=19886
(「低温調理 ルール」で検索もOK)
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
【食中毒に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html