■保存期間
冷蔵5日/冷凍1か月
■紹介文
今回は、栗きんとんのレシピをご紹介します。
栗だけで上品にあっさりと作りたいところなのですが、生栗は年末にはなかなか出回っていませんし、年末の慌ただしい折に50個ほど栗をゆでて中身を出して裏ごしし、弱火でじっくりと練り上げる…これはかなりの労力です。
そこで、年末に安価に出回る栗の甘露煮とさつまいもを使って、色つやよく手軽に簡単に作ります。
栗の甘露煮のシロップで味付けをしますので砂糖は加えません。栗の甘露煮の甘さとさつまいもの甘さを活かして、あっさりと、ほんのり甘い程度に仕上げます。
ぽってりではなくまとまった形に仕上がりますので、盛り付けや取り分けがしやすく保存も簡単です。どなたでも簡単に、黄金色に仕上がるちょっとヘルシーな栗きんとん、ぜひ、お試しくださいませ。
手順
- 【1】さつまいもの皮を厚め(3~4mm厚さ)にむき、4~5cm程度(指3本分の幅目安)の長さに切り、切ったそばからたっぷりの水にさらしてアクを抜きます。
- 皮は厚めにむきましょう。ゆで上がるとわかるのですが、外側の厚い皮が残っていると、はがれています。この部分は、繊維質が特に多く、後の工程でつぶすのに難儀しますし、また、舌ざわりも悪くなりますので、思い切り厚くむきましょう。ピーラーでガーガーとむいても良いですし、1/4くらいの長さに切ってから、包丁で厚めにむいても、どちらでも構いません。
- むいた皮は、みそ汁や雑煮の実にしたり、他のさつまいも料理に活用すると、むだなくおいしくいただけます。
- 【2】鍋かフライパンに水気を切ったさつまいもとくちなしの実、分量の水を入れふたをして火にかけます。
- くちなしの実を加えると、黄色がきれいに出ます。くちなしの実は、割って使います。お茶パックに入れてから割ると扱いやすいです。割るときは、上から体重をかけるか、指かペンチ等で割ります。
- 鍋またはフライパンで炊く場合は、沸騰したら少しふたをずらして、弱火にし、竹串が抵抗なくスッと通るまで12~15分ほど加熱します。
- 圧力鍋で炊く場合は、圧力鍋を高圧に設定して加熱し、圧力がかかったら、おもりが揺れる程度に火を弱め、1分間加圧し、火を止め、圧力が抜けるまで、自然に放置します。
- 【3】ゆで上がったさつまいもはざるで受けて水気を切ります。くちなしの実はこのタイミングで取り除きます。
- 【4】さつまいもの味付け用の調味料を加えて弱火にかけ、全体をよく混ぜてつぶしながらしっかりと水分を飛ばすように加熱します。
- 水分が飛んで、しっかりと角が立つようになったら火を止め、粗熱が取れるまで冷まします。
- ぽってりとした仕上がりがお好みの場合は、ぽたっと柔らかい程度に練ってから、栗の甘露煮を一気に足して、ざっと混ぜ合わせて出来上がりです。この場合、保存はよく消毒した保存容器を用意して、その中に全体を入れ、粗熱が取れてから冷蔵庫で保存します。盛り付けは、小鉢にこんもりと盛ると良いです。
- 【5】粗熱が取れたらラップを15~20cmほどの長さに切り、手に敷いて手順6のさつまいもを軽く一握り(親指と人さし指でOKサイズを作り、その中に入る程度)乗せて、その上に栗の甘露煮を乗せて包み込んでから、ラップで上をキュッと絞ります。
- 【6】保存の際は、バットか広口の保存容器にオーブンシートを敷いて、その上に出来上がった栗きんとんを並べていくと後から取り出しやすいです。冷蔵庫で保存しましょう。
投稿者からのコメント
■作り置きのコツ・ポイント
皮は厚めにむきましょう。ゆで上がるとわかるのですが、外側の厚い皮が残っているとはがれています。この部分は繊維質が特に多く、後の工程でつぶすのに難儀しますし、舌ざわりも悪くなりますので、思い切り厚くむきましょう。
さつまいもを煮た後はしっかり水分を飛ばすことで、とても扱いやすくなります。水分が飛んでしっかりと角が立つようになったら火を止め、その後粗熱が取れるまで冷ましましょう。
仕上げは、ラップを15~20cmほどの長さに切り、手に敷いて、さつまいもを軽く一握り(親指と人さし指でOKサイズを作り、その中に入る程度)乗せて、その上に栗の甘露煮を乗せて包み込んでからラップで上をキュッと絞るときれいに出来上がります。
保存の際は、バットか広口の保存容器にオーブンシートを敷いて、その上に出来上がった栗きんとんを並べていくと、後から取り出しやすいです。冷蔵庫で保存しましょう。
■アレンジのヒント
むいた皮はみそ汁や雑煮の実にしたり、他のさつまいも料理に活用するとむだなくおいしくいただけます。
さつまいもを2/3の量にし、1/3量分のりんごを皮ごと切ってから、手順3で足して煮て同様に作ると、紅色が差し色になった、甘酸っぱい仕上がりになります。
ぽってりとした仕上がりがお好みの場合は、手順6でぽたっと柔らかい程度に練ってから、栗の甘露煮を一気に足して、ざっと混ぜ合わせて出来上がりです。この場合、保存はよく消毒した保存容器を用意して、その中に全体を入れ、粗熱が取れてから冷蔵庫で保存します。盛り付けは小鉢にこんもりと盛ると良いです。
アイスクリームと混ぜても。抹茶またはバニラが合います。
耐熱容器に入れ、バターを乗せてオーブントースターで焦げ目が付くまで焼くと、スイートポテト風に。
※みやすさのために書式を一部改変しています。