■保存期間
冷蔵5日/冷凍1か月
■紹介文
今日は、なすと豚こま切れ肉を使ったメインおかずのレシピをご紹介します。
安価な豚こま切れ肉に、トロトロになったなすとしょうがをきかせた甘酢を絡めて、ボリュームたっぷり、ぜいたくにいただきます。
とろとろ、タレたっぷりの仕上がりです。そのままはもちろん、丼飯やワンプレートの具材としてもお使いいただけますので、作っておくとランチもさっと用意できます。冷めてもおいしいですので、のっけ弁の具材にもどうぞ。
手順
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【1】ボウルに合わせ調味料を混ぜ合わせておきます。この作業は、手順6でなすと豚肉を炒めている間に行うと効率が良いですが、無理しない程度に対応しましょう。
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【2】なすはガクを取り除きます。鉛筆を削るように、斜めに包丁を入れると、無駄なく使えます。ガクを取り除いたあとは、きれいに洗い、トゲを残さないようにしましょう。
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【3】ひと口大の乱切りにします。乱切りは「回し切り」ともいいます。親指と人差し指でOKを作ったサイズを目安に、回しながら切っていくとよいです。なすはアクが強いので、切り口が空気に触れると茶色く変色し、そのまま料理をするとえぐみが出て、仕上がりの色が青色や黒色に変色してしまいます。切ったらすぐに水につけて10分ほど置いてアクを抜くと良いですが、切ってすぐに使うときは水にさらさなくても構いません。
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【4】手順3のなすと豚こま切れ肉に、片栗粉をもみこむようにしてまぶしつけます。なすと豚肉に片栗粉をまぶすことで、ボリュームを持たせ、旨味を閉じ込めます。最後に合わせ調味料を加えて炒めると、少しとろみが付いて全体的にまとまります。作り置きして時間が経っても余分な水気が出にくくなり、また、「硬い干し肉」状態になることを防ぎます。今回は直接手で片栗粉をもみ込んでいますが、ポリ袋に入れて行っても構いません。
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【5】フライパンにサラダ油をひき手順4のなすと豚肉を並べ入れます。まだ火はつけません。くっついたり重なったりしても構いません。詰め込むように並べます。8人分を作る場合は、フライパン2台で作るか、2回に分けて加熱しましょう。
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【6】ふたをして弱めの中火にかけます。2分ほどすると「ジューッ……」という音がしてきますので、そのままさらに7~8分ほどほったらかしにします。炒めている間は、放置しましょう。むやみにいじると、火の通りが悪くなり、片栗粉もはがれてしまいます。洗い物でもしておきましょう。
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【7】豚肉の表面が白っぽくなり、フライパンに面している側に焼き色が付いたら、全体をほぐすようにざっと混ぜ合わせてひっくり返します。油がはねる場合があります。油はねが怖い方は、いったん火を止めて、30秒ほど経ってから、ふたを開け、全体を混ぜると良いです。
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【8】手順1の合わせ調味料を加え、全体を混ぜ合わせてなじませて再びふたをして、蒸気が充分に出るまで2~3分ほど加熱します。合わせ調味料は、砂糖がボウルの底にたまらないよう、ヘラで底からかき出すように加えましょう。火加減はずっと弱めの中火のままです。ここまでの手順でフライパンが充分に温まっていますので、中火以上でガーッと煮ると、焦げ付いてしまいます。
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【9】ふたを外し煮汁を絡めます。一見たっぷりの煮汁でも、結構煮詰まっています。ヘラで全体をかき混ぜると、すぐにタレが全体に絡み、煮詰まります。フライパンの底がヘラでかける程度が目安です。ここまでで約30秒です。
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【10】保存の際は、粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に移し替えて、冷蔵庫で保存します。
投稿者からのコメント
■作り置きのコツ・ポイント
なすは切ったらすぐに水につけて10分ほど置いてアクを抜くと良いですが、切ってすぐに使うときは水にさらさなくても構いません。
炒めている間は放置しましょう。むやみにいじると火の通りが悪くなり、片栗粉もはがれてしまいます。洗い物でもしておきましょう。
合わせ調味料は砂糖がボウルの底にたまらないよう、ヘラで底からかき出すように加えましょう。
保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
■アレンジのヒント
加えておいしい具材:ピーマン/パプリカ
加えておいしい香辛料:にんにく(すりおろし/薄切り/みじん切り)/唐辛子(一味/輪切り)
いただく際に添えても:青ねぎ小口切り
オーブン焼きにも展開できます。耐熱容器に入れ、溶けるチーズを混ぜ込むかふりかけて、オーブントースター等で焦げ目が付くまで焼きます。
丼や、のっけ弁に。温かいご飯にかけていただきます。
※みやすさのために書式を一部改変しています。