最終更新日 2023.9.27

豚バラの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

豚バラの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

旨味が強く使い勝手のよい「豚バラ」。赤身と脂肪が三層になったアバラ骨周辺の部位で、三枚肉とも言われています。今回はそんな豚バラの選び方をご紹介!さらに、ビタミンB群をはじめとする栄養素もあわせて解説します。炒め物や煮物など、日々のおかずに取り入れやすい部位なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • 豚バラはどこの部位?
  • 主な栄養素はコチラ
  • 健康な身体づくりに欠かせないたんぱく質やビタミンB群
  • ビタミンB6
  • ナイアシン
  • たんぱく質
  • おいしい豚バラの選び方
  • 赤身と脂身の境目がはっきりしているもの

豚バラはどこの部位?

豚バラは、あばら骨の周辺にある部位を指し、赤身と脂肪が重なり層になっているのが特徴です。脂肪が多いためやわらかく、うま味が強い部位で、韓国語では「カルビ」と呼ばれています。焼き肉に行ったら必ず食べるという方も多いのではないでしょうか。

スーパーや精肉店などではしゃぶしゃぶ用や焼き肉用、ブロックなど、さまざまな厚みやサイズにスライスされて販売されているので、作る料理やお好みに合わせて購入することが出来ます。調理法によって使い分けてみてくださいね。

主な栄養素はコチラ

豚バラ100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

  • エネルギー 366kcal

  • たんぱく質 14.4g

  • 脂質 35.4g

  • 炭水化物 0.1g

  • ビタミンB1 0.51mg

  • ビタミンB2 0.13mg

  • ビタミンC 1mg

  • ビタミンK 6μg

  • カリウム 240mg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

健康な身体づくりに欠かせないたんぱく質やビタミンB群

脂身の多い豚バラですが、脂質やたんぱく質はもちろん、代謝を助けるビタミンB郡なども含まれているため、健康な身体づくりには欠かせない食材です。三大栄養素であるたんぱく質も、しっかりと摂取出来ますよ。

ビタミンB6

豚バラにはビタミンB群が含まれており、その中でも注目したいのがビタミンB6です。ビタミンB6は、免疫細胞の強化や赤血球の形成に欠かせない栄養素であり、不足すると身体の不調や肌荒れなど、さまざまな細胞に影響を及ぼします。水溶性ビタミンであるビタミンB6は、大量に摂取したとしても余分なものは排出されるため、適量をこまめに取り入れたいですね。

ナイアシン

ナイアシンはビタミンB群の仲間であり、体内で酵素を補助する働きがあります。また、健康的な皮膚や粘膜の維持を助けます。ナイアシンは熱に強い性質を持つため、加熱調理が必須な豚バラも栄養素を逃すことなくいただけるのは嬉しいですね。

たんぱく質

豚バラに含まれるたんぱく質は、三大栄養素のひとつであり、臓器や筋肉、健康な髪や爪の形成に重要な栄養素です。筋肉量の増加や、免疫力アップにも働きかけます。

おいしい豚バラの選び方

さまざまな厚みやサイズで販売されている豚バラ。以下3つは、どの豚バラでも共通して押さえておきたいポイントです。しっかりチェックしてみましょう。

赤身と脂身の境目がはっきりしているもの

新鮮な豚バラの赤身部分は、淡いピンク色をしています。また脂身部分は、乳白色または白色をしているものが新鮮な証拠です。鮮度が落ちてくると、赤身部分はくすみ、脂身部分は黄ばんだ色に変色してきます。鮮やかな色と、赤身と脂身部分の境目がはっきりと分かれているものを選びましょう。

表面がみずみずしいもの

新鮮な豚バラは、みずみずしく、表面に光沢が見られます。乾燥しているものはうま味が飛んでしまっていて、食感も悪くなっています。どの形状でも、表面にツヤがあるか確認しましょう。

ドリップが出ていないもの

パックで販売されている豚バラの場合は、ドリップが出ていないものを選びましょう。ドリップが出てしまっているものは、鮮度が落ち、うま味が流れ出てしまっている証拠です。

汎用性抜群の万能食材

おいしい豚バラの選び方と、豚バラに含まれる栄養素をご紹介しました。たんぱく質やビタミンB群など、健康な身体づくりに欠かせない栄養素が含まれています。ポイントを押さえて、幅広い調理法で楽しんでくださいね。クラシルでは、豚バラの保存方法についてもご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

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