夏野菜のなかでもインパクトのある「冬瓜」。95%以上が水分と言われており、ずっしりと重く、見た目も大きいのが特徴です。みずみずしく、淡白でさっぱりとした味わいで、炒めても煮ても、さらに生でもおいしくいただくことができます。今回は、そんな冬瓜の栄養素や種類、おいしい冬瓜の選び方をご紹介します。ぜひお買い物の参考にしてくださいね。
冬瓜の栄養素とは?種類やおいしい冬瓜の選び方についてもご紹介!

- 目次
- 冬瓜の注目の栄養素を2つご紹介!
- カリウム
- ビタミンC
- 主な栄養価はこちら
- 夏野菜なのに「冬瓜」?冬瓜の種類もご紹介
- おいしい冬瓜の選び方
- 冬瓜で夏を乗り越えよう!
冬瓜の注目の栄養素を2つご紹介!
冬瓜に含まれる特に注目の栄養素についてチェックしてみましょう。
カリウム
カリウムには、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。筋肉の収縮や神経の働きにも密接にかかわる重要なミネラルのひとつです。
ビタミンC
ビタミンCは強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の発生を抑えたり、取り除く働きがあります。また、コラーゲンの生成に欠かせないビタミンとしても知られています。
主な栄養価はこちら
冬瓜(生)100gあたりの栄養価は以下の通りです。
栄養素 | 数値 | |
---|---|---|
エネルギー | 15kcal | |
水分 | 95.2g | |
たんぱく質 | 0.5g | |
脂質 | 0.1g | |
炭水化物 | 3.8g | |
食物繊維 | 1.3g | |
ビタミンC | 39mg |
夏野菜なのに「冬瓜」?冬瓜の種類もご紹介
「冬瓜」と書くにも関わらず、旬は6~9月と夏を代表する野菜のひとつです。 冬瓜は、切らずにそのまま置いておくと長く日持ちし、冬まで保存が効くと言われていることから「冬瓜」という名が付いたとされています。
冬瓜は、大きく分けて3つの種類が存在します。色味や形だけでなく、食感にも違いがあるため、お好みのタイプを見つけてみてくださいね。
琉球種
一般的にスーパーなどでよく見かける冬瓜です。緑色の皮と縦長のずっしりした形が特徴的で、表面はツルツルとしています。冬瓜は、表面に白い粉をふくと完熟の合図とされていますが、琉球種は粉をふかない品種です。
丸とうがん
丸く、表面や中が白っぽい冬瓜です。熟すと表面に白い粉をふきます。
ミニ冬瓜
重さ1~2kgほどの小さめの冬瓜です。肉厚で果肉がやわらかいのが特徴です。通常サイズの冬瓜と食味はあまり変わらないため、同様の調理方法でいただくことができます。使い切りサイズで扱いやすい品種です。
おいしい冬瓜の選び方
新鮮でおいしい冬瓜を選ぶポイントは以下の3つです。
ずっしりと重みがあるもの
冬瓜を持ったとき、ずっしりと重みを感じるものを選びましょう。冬瓜は、全体の95%が水分でできているため、果肉のみずみずしさと比例して重みを感じます。反対に、軽すぎるものは水分が抜け、食味が落ちている可能性が高いです。
皮にツヤがあり、全体が白い粉で覆われているもの
冬瓜は、完熟すると皮全体が白い粉をふきます。うぶ毛の状態は、まだ完熟していない証拠です。ただし、緑色の皮が特徴的な琉球種は、完熟しても白い粉をふきません。皮が鮮やかな緑色をしており、表面にツヤがあるものを選びましょう。
カットしてある冬瓜は、切り口がみずみずしいもの
冬瓜は、切り口から徐々に傷みが進行してしまいます。切り口が真っ白く、みずみずしいものが新鮮な証です。また、種の部分まで実がぎゅっとつまっているものを選びましょう。
種も食べられる
みずみずしくやわらかい果肉がおいしい冬瓜ですが、実は種も食べることができるんです。中国では古くから生薬として、インドではアーユルヴェーダでも使用されているそうです。
冬瓜で夏を乗り越えよう!
みずみずしく食感も楽しい冬瓜。今回ご紹介したポイントをしっかり押さえて、おいしい冬瓜を選んでくださいね。
クラシルでは、冬瓜の保存方法もご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
