2024.5.10

スクリュードライバーとは?由来や材料、作り方についても解説!

スクリュードライバーとは?由来や材料、作り方についても解説!

「スクリュードライバー」とは、ウォッカとオレンジジュースで作ったカクテルのこと。飲んだことはなくても、名前は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなスクリュードライバーの名前の由来や使うお酒の種類、度数について解説!後半では、ウォッカをベースにしたほかのカクテルのレシピもご紹介します。

  • 目次
  • スクリュードライバーの名前の由来とは?
  • スクリュードライバーの材料は?
  • ウォッカ
  • オレンジジュース
  • スクリュードライバーの作り方や飲み方
  • スクリュードライバーの基本的な作り方
  • スクリュードライバーの飲み方
  • ウォッカをベースにしたカクテルのレシピをご紹介!

スクリュードライバーの名前の由来とは?

ウォッカとオレンジジュースで作るカクテル「スクリュードライバー」。英語で「screwdriver」と書きますが、これは直訳すると「ねじ回し」という工具の名前を表します。オレンジ色のかわいらしいカクテルの見た目からは想像できない名前ですよね。

スクリュードライバーが生まれた経緯は諸説ありますが、そのうちの一つにイランのオイル採掘場で生まれたという説があります。そこで働いていたアメリカ人作業員が、その場にあったウォッカとオレンジジュースを混ぜてカクテルを作ろうとしました。その際、マドラーやバー・スプーンがなかったため、持っていたねじ回しで混ぜ合わせたことから、この名前がついたと言われています。

そのほかに、今から約100年前にアメリカで施行されていた禁酒法が、スクリュードライバーの誕生に関係しているという説も。禁酒法はお酒を飲むことを禁じる法律ではなく、お酒を提供することを禁止する法律でしたが、それでもお酒を堂々と飲むことははばかられる時代でした。そんなとき、無色透明で無味無臭のウォッカにオレンジジュースを混ぜたものは、一見するとお酒を飲んでいるようには見えなかったため、こっそりお酒を飲むにはぴったりだったようです。

そういった歴史的背景もあり、摘発を逃れるためにスクリュードライバーを含む「お酒に見えないジュースのようなカクテル」が禁酒法の時代に多数生まれたのだとも言われています。

スクリュードライバーの材料は?

さて、先ほども少し触れましたが、スクリュードライバーの材料はウォッカとオレンジジュースです。辛口のウォッカに、オレンジのさわやかな甘みがよく合います。ここで、スクリュードライバーのベースとなるウォッカについて少しチェックしてみましょう。

ウォッカ

スクリュードライバーのベースとなるウォッカとは、小麦やトウモロコシなどの穀類やじゃがいもなどの芋類を原料とした蒸留酒。無色透明で無味無臭に近くクリアな味わいなのが特徴です。ほかの材料の味に与える影響が少ないことから、スクリュードライバー以外にもさまざまなカクテル作りに使われます。ウォッカのアルコール度数は商品によっても異なりますが、一般的には40度ほどのものが主流です。

オレンジジュース

ベースとなるウォッカが無味無臭のため、オレンジジュースの味がスクリュードライバーのおいしさを左右します。濃縮還元タイプのジュースやストレートタイプなど、もちろんオレンジを絞ってフレッシュな果汁を使うのもおすすめです。また、みかんや夏みかん、ネーブルといった柑橘類の果汁で代用することも可能ですよ。お好みのものを選んで使ってみてくださいね。

ちなみにスクリュードライバーのアルコール度数は、ウォッカの割合を変えることによって調節することができますが、12度ほどの割合にするのが一般的です。スクリュードライバーのアルコール度数は特別高いわけではありませんが、口当たりがよくどんどん飲み進められるカクテルなので、飲み過ぎないよう注意が必要です。

スクリュードライバーの作り方や飲み方

スクリュードライバーの基本的な作り方や飲み方を見てみましょう。

スクリュードライバーの基本的な作り方

スクリュードライバーの作り方はとっても簡単!氷を入れたグラスに、ウォッカとオレンジジュースを注ぎ入れ、軽く混ぜるだけで完成です。先ほどもご説明しましたが、ウォッカとオレンジジュースの割合が1:4になるように作るのが一般的です。お好みでカットしたオレンジを飾れば、おしゃれな見た目に仕上がりますよ。

スクリュードライバーの飲み方

スクリュードライバーの飲み方に決まりはありません。オレンジの酸味や甘味が引き立つすっきりとした味わいのカクテルなので、食前酒として飲むのもおすすめですが、時間帯や食事前後に関わらず、どんなタイミングでも楽しめるお酒ですよ。

また、スクリュードライバーは基本的なレシピのほかにアレンジレシピもあります。一般的にはウォッカとオレンジジュースを軽く混ぜて作りますが、シェイカーに入れてシェイクすると酸味がやわらぎまろやかな味わいになり、より飲みやすくなります。また、ウォッカをアマレットリキュールに代えれば「イタリアンスクリュードライバー」と呼ばれる、食後にぴったりな甘くてさわやかな味わいのカクテルになるので、ぜひ試してみてくださいね。

ウォッカをベースにしたカクテルのレシピをご紹介!

さてここからは、スクリュードライバーと同じように、ウォッカをベースにしたカクテルのレシピをご紹介します。ソルティドッグとモスコミュール、どちらも飲みやすくて人気のカクテルをピックアップしました。

ソルティドッグ

ウォッカをグレープフルーツジュースで割った、ソルティドッグのご紹介です。グラスのふちに塩をつけて一緒に口に入れることでグレープフルーツの甘みが引き立ち、豊かな味わいを楽しめます。スイカに塩を少しかけると甘みが引き立つことと似たような理由のようです。ちなみにこのグラスのふちに塩をつけることは「スノースタイル」と言呼ばれています。簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。

モスコミュール

モスコミュールは、ウォッカにジンジャー風味炭酸飲料とライム果汁を混ぜ合わせたカクテルで、爽快感のある味わいが魅力です。カクテル名は「モスクワのロバ」という意味で、ロバに蹴られたような衝撃のある喉越しと味わいであることからその名がついたと言われています。

スクリュードライバーを味わおう!

今回は、スクリュードライバーの名前の由来や材料、作り方について解説し、スクリュードライバーと同じくウォッカを使ったカクテルのレシピをご紹介しました。オレンジの酸味と甘みを楽しめるスクリュードライバー。混ぜ合わせるだけで簡単に作れるので、おうちでもぜひ楽しんでみてくださいね。

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