最終更新日 2023.3.30

チコリーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

チコリーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

舟形の葉が特徴の「チコリー」。ほんのりとした苦みとパリパリとした食感が魅力で、アメリカやベルギーを始めとする海外諸国で親しまれている野菜です。近年は日本でも取り扱いが増え、国内産のチコリーも出回り始めています。また、チコリーにはさまざまな栄養が含まれているんですよ。

今回は、チコリーの栄養素や、おいしいチコリーの選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

  • 目次
  • そもそも「チコリー」ってどんな野菜なの?
  • 主要な栄養素はこちら
  • 水分たっぷりで低カロリー!
  • おいしいチコリーの選び方
  • おいしいチコリーを選んで味わおう!

そもそも「チコリー」ってどんな野菜なの?

「チコリー」はヨーロッパ原産で、キク科の野菜です。フランスでは「アンディーヴ」、日本では「キクニガナ」とも呼ばれています。

白菜を小さくしたような見た目をしていて、手のひらですっぽりと覆うことができるくらい小ぶりなサイズの野菜です。サクサクとした歯ごたえが特徴で、食べるとほんのりと苦味を感じます。サラダやマリネなどにして生のまま食べるのが一般的ですが、加熱すると甘みが引き出され、生食とは違った味わいを楽しむことができます。

日本に出回っているチコリーのほとんどは外国からの輸入品ですが、近年はチコリーの需要が増えつつあり、北海道を始めとする国内各地でも生産が行われるようになってきました。チコリーの旬は12月~3月頃で、気温が冷え込む時期においしくなる野菜なんですよ。

主要な栄養素はこちら

・エネルギー 17kcal

・水分 94.7g

・たんぱく質 1.0g

・脂質 微量

・炭水化物 3.9g

・食物繊維 1.1g

・カリウム 170mg

・カルシウム 24mg

・鉄 0.2mg

・葉酸 41μg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

水分たっぷりで低カロリー!

チコリーは、水分量が多くてカロリーが低い野菜です。また、さまざまな栄養素を含んでいますよ。以下、詳しく見ていきましょう。

■食物繊維

チコリーに含まれる食物繊維には、便通を整える作用があります。また、余分な脂質や糖、ナトリウムを体外に排出するはたらきもあるので、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の予防や改善に効果が期待できます。

■カルシウム

ミネラルの仲間であるカルシウムは、骨や歯の形成に欠かせない栄養素です。不足すると、骨が成長できなくなり、骨粗鬆症を引き起こすおそれがあるため、十分に摂取するようにしましょう。また、血液を固まりやすくして出血を予防したり、筋肉の興奮を抑えたりするはたらきもあります。

■鉄

鉄はミネラルの一種で、血液中の赤血球を形成するはたらきがあります。そのため、貧血の予防や改善に効果的と言われています。動物性たんぱく質やビタミンCと合わせて摂取することで、鉄の吸収効率を高めることができますよ。

おいしいチコリーの選び方

新鮮でおいしいチコリーを選ぶポイントは以下の3つです。

■全体が白く、葉先がほんのりと黄色がかっている

まずは、チコリーの色をチェックします。全体がきれいな白色で、葉先がうっすらと黄色がかっているものを選びましょう。茶色く変色していたり、表面にキズがあったりするものは古くなっているので避けるのがベターです。

■軸の断面が新しい

軸が白色で、切り口がみずみずしいものが新鮮です。軸が茶色く、カラカラに乾いているものは、鮮度が落ちている可能性が高いので避けてくださいね。

■身が締まっていて、しっかりとした重みがある

指で軽く押してみたとき、きっちりと身が締まっているかを確認しましょう。また、チコリーは水分量が多い野菜なので、手に持つとしっかりとした重みを感じます。身が柔らかかったり、大きさの割に軽いと感じるものは、古くなって水分が飛んでしまっているおそれがあります。

おいしいチコリーを選んで味わおう!

チコリーに含まれる栄養素と、新鮮なチコリーの選び方についてご紹介しました。チコリーはかわいらしい見た目で食卓を華やかに演出してくれるだけでなく、栄養もある野菜なんですよ。見かけたら、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

クラシルでは、チコリーの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!

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