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ロイヤルミルクティーとは?ミルクティーとの違いや作り方・レシピを解説

ロイヤルミルクティーとは?ミルクティーとの違いや作り方・レシピを解説

香り高く濃厚な味わいが魅力の「ロイヤルミルクティー」。見た目はふつうのミルクティーと似ていますが、作り方や味わいにはしっかりとした違いがあるんです。この記事では、ロイヤルミルクティーの特徴やミルクティーとの違いをわかりやすく解説します。おいしい作り方やアレンジレシピ、使用する茶葉の選び方についても必見です!

  • 目次
  • ロイヤルミルクティーとは?
  • ミルクティーとの違いは?
  • チャイやタピオカミルクティーとの違いは?
  • おいしく淹れるためのポイントは?
  • ロイヤルミルクティーのおいしい作り方をご紹介!
  • ひと味違う!アレンジレシピをご紹介!
  • ロイヤルミルクティーでホッと一息

ロイヤルミルクティーとは?

ロイヤルミルクティーとは、紅茶を濃いめに抽出し、牛乳をたっぷりと加えて作るミルクティーの一種のこと。一般的なミルクティーよりも牛乳の割合が多く、まろやかでコク深い味わいが特徴です。

ロイヤルミルクティーはイギリス発祥と思われがちですが、実は日本で独自に生まれた飲み方です。紅茶の風味と牛乳のまろやかさを最大限に引き出したこのスタイルは、日本の喫茶店文化や家庭の中でも広く親しまれ、今ではコンビニ商品やカフェメニューとしても定番化しています。

💡ワンポイント豆知識
「ロイヤルミルクティー」という名称は、“王室風”を意味する「ロイヤル(Royal)」の響きから名づけられたもので、1965年ごろに日本の紅茶メーカーが高級感のある飲み物として広めたとされています。なお、英語圏では「ロイヤルミルクティー」という呼び方はあまり一般的ではなく、通常は「tea with milk」と表現されることが多いようです。

ミルクティーとの違いは?

ロイヤルミルクティーと混同されやすいのが、いわゆる「ミルクティー」と呼ばれる飲み方です。どちらも紅茶に牛乳を加えたドリンクですが、作り方や牛乳の割合、味わいには違いがあります。

ロイヤルミルクティーとミルクティーの違いを表にまとめたので、確認してみましょう。

ミルクティー ロイヤルミルクティー
抽出方法

通常濃度の紅茶に、あとから牛乳を加える

濃いめに抽出した紅茶に、牛乳をたっぷり加える

牛乳の割合

少なめ

多め

茶葉の選び方

幅広い茶葉でOK

アッサムやウバなど、香りとコクの強い茶葉がおすすめ

味わいの印象

軽やかで、紅茶の風味が引き立つ

まろやかでコク深く、リッチな味わい

比較すると、紅茶の淹れ方や牛乳の比率、使う茶葉など、さまざまなポイントでロイヤルミルクティーとミルクティーは異なることがわかります。

ここからは、それぞれの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。

抽出方法の違い

ミルクティーは、通常の濃さで淹れた紅茶に牛乳を加える作り方が一般的です。

それに対してロイヤルミルクティーは、紅茶を濃いめに抽出してから牛乳を合わせるため、香りやコクの印象が大きく異なります。

牛乳の割合の違い

ロイヤルミルクティーは、牛乳を多めに入れて作ることが多く、ミルク感がしっかり感じられます。

一方、ミルクティーは紅茶が主役で、牛乳は香りや口当たりをやさしく調える程度に使われます。

茶葉の選び方

ロイヤルミルクティーには、アッサムやウバなど香りとコクの強い茶葉がよく合います。

牛乳に負けない風味を持つ茶葉を選ぶことで、紅茶らしさとミルクのまろやかさがどちらも引き立つんですよ。

味わい

紅茶の香りが立ち、軽やかな後味が楽しめるのがミルクティーの魅力です。

それに対してロイヤルミルクティーは、まろやかでコク深く、ひと息つきたいときにもぴったりな味わいです。

チャイやタピオカミルクティーとの違いは?

ロイヤルミルクティーと見た目や材料が似ている飲み物として、「チャイ」や「タピオカミルクティー」が挙げられます。いずれもミルク入りの紅茶ではありますが、作り方や味わい、楽しみ方はそれぞれ異なります。

それぞれの特徴を見てみましょう。

チャイとの違い

チャイは、茶葉・牛乳・砂糖・スパイスを一緒に煮出して作るインド発祥の飲み物です。

スパイスの香りと甘みが主役で、ロイヤルミルクティーとは違った「香る濃厚さ」が楽しめます。

タピオカミルクティーとの違い

タピオカミルクティーは、冷たい紅茶にミルクや甘みを加え、もちもちとしたタピオカを入れたデザート感覚のドリンクです。

ロイヤルミルクティーとはスタイルが異なり、食感や見た目の楽しさが特徴です。

おいしく淹れるためのポイントは?

ロイヤルミルクティーは簡単に作ることができますが、よりおいしく淹れるためにはいくつかポイントがあります。以下でそのポイントについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

◼︎まずはお湯で香りを引き出す
ロイヤルミルクティーを作る際は、まずはお湯で茶葉の香りを引き出してから牛乳を加えます。

最初から牛乳を加えると、牛乳に含まれるカゼインという成分が茶葉の風味を閉じ込めてしまいます。

◼︎沸騰させるのはNG!
茶葉の香りをしっかりと引き出すためには、90℃のお湯を使うことがポイントです。

鍋で茶葉を煮出すときは、ごく弱火で沸騰させないよう注意しましょう。特に牛乳を加えた後に沸騰させると、牛乳の風味が強くなりすぎて紅茶の香りを邪魔してしまいます。

◼︎風味が強い茶葉を選ぶ
ロイヤルミルクティーはどの茶葉でも作ることができますが「アッサム」や「ウバ」など香りと渋みの強いものがおすすめです。

紅茶の渋み成分であるタンニンは牛乳と合わさることでコクに変わり、より香り高くリッチな味わいに仕上げることができます。

◼︎乳脂肪分が高い牛乳を選ぶ
おいしいロイヤルミルクティーを作るためには、おいしい牛乳を選ぶことも大切です。

おすすめは低温殺菌牛乳、もしくは乳脂肪分3〜4%程で生乳以外のものが加えられてない牛乳です。乳脂肪分が低い調整乳を使うと、濃厚な味わいに仕上がらないので注意しましょう。

ロイヤルミルクティーのおいしい作り方をご紹介!

さてここからは、ロイヤルミルクティーの作り方を動画でご紹介します。ティーバッグを使ったお手軽レシピもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ティーバッグで簡単 ロイヤルミルクティー

まるでカフェのようなロイヤルミルクティーも、ティーバッグを使えば簡単にお作りいただけます!ぜひ香り高いアッサムやウバを使って、本格的な味わいをお楽しみくださいね。

簡単カフェ風 2層アイスロイヤルミルクティー

暑い季節にぴったりな、アイスロイヤルミルクティーです。牛乳にガムシロップを加えてから紅茶をゆっくりと注ぐことで、きれいな2層に仕上げることができます。おうちでカフェ気分を楽しみたいときに、ぜひ作ってみてくださいね。

ひと味違う!アレンジレシピをご紹介!

続いては、ロイヤルミルクティーのアレンジレシピをご紹介します。普段とはひと味違うおいしさを楽しみたいときに、ぜひお試しくださいね。

黒蜜入り ほうじ茶ロイヤルミルクティー 

ロイヤルミルクティーは、ほうじ茶で作ることもできます。ほんのりと甘く香ばしい風味は、ほっとひと息つきたいときにぴったりですよ。ぜひお試しください。

酒粕でロイヤルミルクティー風の甘酒

紅茶に酒粕を加えた、ロイヤルミルクティー風の甘酒はいかがでしょうか。身体の芯からポカポカと温まるような、こっくりとした味わいをお楽しみいただけますよ。牛乳を使わずに作ることができるので、乳製品を控えている方にもおすすめです。

ロイヤルミルクティーでホッと一息

いかがでしたか?ロイヤルミルクティーの特徴をはじめ、おいしい作り方やおすすめのアレンジレシピなどをご紹介しました。日本生まれのロイヤルミルクティーは、香り高く濃厚な味わいが魅力。茶葉の種類や抽出する温度、牛乳を加えるタイミングなど、さまざまなポイントを押さえることでカフェのように本格的な味わいに仕上げることができますよ。

クラシルでは、ほかにもロイヤルミルクティーのレシピをご紹介しています。ぜひ参考にして、おうちでカフェ気分をお楽しみくださいね。

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