2019.10.28

大根の‌‌‌選‌‌‌び‌‌‌方‌‌‌と‌‌‌栄‌‌‌養‌‌‌素‌‌‌|‌‌‌買‌‌‌い‌‌‌物‌‌‌で‌‌‌役‌‌‌立‌‌‌つ‌‌‌基‌‌‌本‌‌‌の‌‌‌ ‌「き」‌‌‌

「大根」といえば日本の食卓には欠かせないと言っても過言ではないほど定番の食材です。大根がたっぷり入ったお鍋や辛味のある大根おろしが入ったお蕎麦など、幅広いお料理で使うことができるのがうれしいですよね。

ビタミンCなどの栄養素も豊富で、胃腸の働きを整えてくれたり、嬉しい効果が期待できる魅力的な食材なのです。今回は、そんな大根に含まれる栄養素や正しい選び方などをご紹介します。ぜひお買い物の際の参考にしてみてくださいね!

実はたくさんある大根の種類

「大根」はアブラナ科の野菜で、日本人には馴染みのある食材です。「大根」と聞くと、白くて太いものを想像すると思いますが、実は大根にはたくさんの種類があるのです。

一般的にスーパーなどで簡単に手に取ることのできる大根は、「青首大根」と呼ばれており、葉の部分に近づくにつれて青くなっているのが特徴です。

青首大根以外の品種で特に有名なのは、サラダやマリネなどでよく見る紅色の「ラディッシュ」。またこの他にも、黒色の大根やカラフルな大根など、さまざまな種類の大根が存在しています。

日本で出回っている品種としては、丸い形がかわいい聖護院大根や、鹿児島県の特産である桜島大根、石川県の特産である源助大根などがあります。これらは地大根と呼ばれ、その土地で古くから栽培されているものが多いです。
また大根のスプラウト(新芽)はほのかな苦味が特徴的で、食卓にもよく登場する「カイワレダイコン」なども大根の仲間になります。

大根の主要な栄養素はこちら

水分が多い大根ですが、うれしい栄養素をたっぷりと含んでいます。大根の根の部分100gに含まれる主な栄養素は下記の通りです。

  • 18キロカロリー
  • たんぱく質 0.5g
  • 炭水化物 4.1g
  • カルシウム 24mg
  • マグネシウム 10mg
  • ビタミンC 12mg
  • 食物繊維 1.4g

また、大根は葉の部分にもたくさんの栄養素が含まれています。大根の葉100gに含まれる栄養素は下記の通りです。

  • 25キロカロリー
  • たんぱく質 2.2g
  • 炭水化物 5.3g
  • カルシウム 260mg
  • βカロテン 3900μg
  • ビタミンE 3.8mg
  • ビタミンC 53mg
  • 食物繊維 4g
※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

消化酵素たっぷりで食欲アップ!

大根の根の部分は淡色野菜と言われていますが、葉の部分は緑黄色野菜と言われており、どちらかというと葉の部分に栄養素が多く含まれています。

緑黄色野菜とは、厚生労働省の基準で「原則として可食部100g当たりカロテン含量が600μg以上の野菜」と定められており、淡色野菜は「緑黄色野菜以外の野菜」と定められています。

そんな大根の根に含まれる栄養素の中で特に注目していただきたいのは、豊富に含まれる消化酵素です。

■ジアスターゼ
胃腸薬などにも含まれていることの多い栄養素で、胃腸の働きを活発にしてくれたり、消化不良の解消に期待ができます。

■プロテアーゼ
タンパク質を分解する酵素です。働きを終えたタンパク質を分解することで、体内のバランスを保つ役割を担っています。

■ラファサチン
大根の辛味のもととなる成分で、すりおろしたり切ったりすると生成されます。殺菌作用や抗酸化作用があるとされており、根の先端に近づくほど量が多くなります。

ジアスターゼやラファサチンは熱に弱い栄養素なので、大根おろしやサラダのように生でいただくと効率的に摂取することができます。

葉の部分にはビタミンがたっぷり!

■βカロテン
βカロテンとは、植物や動物に存在する色素の一つ。体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ったり、光刺激反応に関わったりします。また、抗酸化作用もあると言われています。

■ビタミンC
水溶性ビタミンの一つで、免疫力アップやメラニン生成の抑制、抗酸化作用などが期待できます。体内で作ることができない栄養素なので、食事などによって外から摂取する必要があります。

■カリウム
細胞の浸透圧を維持したり、ナトリウムの再吸収を抑制して血圧を正常に保つ働きがあります。

おいしい「大根の選び方」3つのポイント

大根を選ぶときのポイントは大きく分けて3つです。この3つのポイントに気を付けておいしい大根を選びましょう!

1.表面の状態
大根を選んでいただく際にまずチェックしていただきたいのは、「表面の色とツヤ」です。表面が白くツヤツヤとしたもの、表面がかたくてみずみずしく、張りのあるものを選びましょう。表面に傷や変色があるものは傷んでいる可能性が高いため、避けた方がよいでしょう。

2.葉の状態
大根を選んでいただく際は、栄養たっぷりの葉がついているものをお選びください。また、葉の状態がイキイキとしていて、シャッキっと立っているものがおすすめです。大根の葉は少し苦味がありますが、味噌汁やスープ、炒め物など幅広く活用できる食材です。
また、葉まで使うことで、大根を余すことなく楽しめますので、ぜひ新鮮な葉がついているものをお選びくださいね。

3.切り口
カットされた状態の大根を買う時は、断面に「す」が入っていいないものを選ぶのがポイントです。「す」とは、大根に隙間や穴が開いてスポンジのようになっている状態のこと。

「す」が入っていしまった大根はみずみずしさが無く、舌触りがよくないものが多いので、カットの大根を選ぶ際は、チェックしてみてくださいね。

また表面の見た目としては、首の部分(葉に近い部分)が黒ずんだり、ひびが入ってしまっているものは「す」が入っていることが多いです。そのため、カットされていないそのままの大根の場合は表面の黒ずみやひびをチェックしてみてくださいね。

大根選びでおいしさも栄養素もゲット!

今回は、大根の種類と大根に含まれる栄養素、おいしい大根の選び方をご紹介しました。
一言で「大根」と言っても、根の部分と葉の部分で栄養素もオススメの調理法も異なります。それぞれに合った調理法で、栄養素もおいしさもたっぷりと摂ってくださいね。

また、「大根の保存法」については別の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

大根の保存方法|長持ちのコツ|部位ごとに分けて保存

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