皮までさわやかな香りがする「ゆず」。料理の彩りや香りづけにするにしても、一度に使うのはほんの少量だったりしますよね。ゆずはどのように保存するのがよいでしょうか?今回は、ゆずを買ったら試したい、保存方法をご紹介します。買ってきた状態から冷凍方法まで、用途別にご紹介しますよ。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ゆずの香りを残したいなら「保存方法」がカギ!【熱と乾燥に要注意】

ゆずの正しい保存方法とは?
ゆずは、なんといっても香りが大切ですよね。使わない間に香りが飛んでしまってはおいしさが損なわれてしまいます。そこで、いい香りを逃がさず保存できる方法を3つご紹介します!さっそく見ていきましょう。
買ってきたら
夏の暑い時季以外は、常温で保存ができます。ゆずは熱が苦手なので、暖房を使用していない涼しい場所か、冷蔵庫の野菜室に入れてください。
保存するときは、ほんのひと手間を加えます。ゆずは乾燥すると香りが逃げてしまいます。ビニール袋や新聞紙で包んで乾燥を防ぎましょう。
まるごと冷凍
ゆずは冷凍することもできます。最も簡単なのは、皮をむかずにまるごと冷凍する方法です!
まず、ゆずを流水できれいに洗い、キッチンペーパーなどで水気をふき取ります。水気が残っていると、冷凍したときに霜になりゆずの香りが損なわれる原因になります。
あとはラップでぴったり包んで、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で凍らせるだけです。
皮を料理に入れる場合はゆずを凍ったまますりおろして使ってください。果肉も一緒に使う場合は、熱を加えて解凍すると香りが飛びやすいので電子レンジなどは使わず自然解凍してくださいね。
皮と果肉を分けて冷凍
皮と果肉を分けて冷凍する方法もご紹介します。
丸ごと冷凍する場合と同様に、洗って水気をふき取ったら、包丁で大きめに皮をそぎます。細かく皮をそぐと香りが飛びやすいので、使う直前に細かく刻みましょう。また、そぐ方向は縦方向にすると組織が壊れにくく、香りがキープできますよ。
果肉部分は横半分に切ります。皮と果肉をそれぞれラップにぴったりと包んだら、あとはジッパー付き保存袋に入れて冷凍するだけです!
解凍するときは、こちらも電子レンジは使わず自然解凍がおすすめです。鍋や煮物に刻んで入れる場合や、果肉を料理に使いたいときにおすすめの方法です。
※一旦冷凍した食材を加熱なしで使用することはおすすめしていません。冷凍したゆずを料理に使う際は、加熱調理するメニューでお召し上がりくださいね。
ゆず香るおすすめレシピをご紹介!
保存方法が分かったところで、ここからはゆずの香りを楽しむおかずレシピをご紹介します。今回は、和風の味つけにさわやかなゆずの香りが加わった冬らしい一品、鶏大根の煮物をピックアップしました。ぜひ作ってみてくださいね。
ゆず香る 鶏大根の煮物
ほくほくの湯気と一緒にフワッとさわやかなゆずの香りが広がる、鶏大根の煮物を作ってみましょう。やわらかくなるまでじっくり煮込んだ鶏肉と大根は、中まで味が染みて噛むほどに旨みを感じられます。シンプルな味つけなので、さっぱりとしたゆずの香りが引き立ちますよ。贅沢に果汁も加えれば、存分にゆずが味わえます。ぜひレパートリーに加えてくださいね。
材料(2人前)
- 大根・・・250g
- 鶏もも肉・・・150g
- (A)水・・・300ml
- (A)酒・・・大さじ2
- (A)みりん・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・大さじ1
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
- ゆず・・・1/4個
- サラダ油・・・大さじ1
作り方
準備.ゆずの皮を少量、千切りにしておきます。
1.大根は皮をむいて2cm幅のいちょう切りにします。
2.ゆずは果汁を絞ります。
3.鶏もも肉は一口大に切ります。
4.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、3を皮面から入れて両面に焼き色がつくまで焼きます。
5.1をいれて軽く焼き色がつくまで焼きます。
6.余分な油を拭き取り、(A)を加えて落し蓋をし、15分煮ます。
7.落し蓋を取って2を加え、さっと混ぜたら火を止めます。お皿に盛り、ゆずの皮を添えたら完成です。
香りをキープして保存しよう
いかがでしたか。今回は、ゆずの保存方法と、ゆずの香りが効いたおすすめの煮物レシピをご紹介しました。ゆずを加えると、料理全体がさっぱり仕上がるので飽きずにパクパク食べられます。香りを逃がさないように保存して、ぜひいろいろな料理に使ってみてくださいね。