最終更新日 2023.3.30

ローズヒップティーってどんなお茶?特徴や味、作り方について解説!

ローズヒップティーってどんなお茶?特徴や味、作り方について解説!

バラ科の果実から作られるお茶「ローズヒップティー」。名前は聞いたことがあるけれど、その味わいや作り方など具体的にはよくわからないという方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ローズヒップティーの特徴について解説します。記事後半ではおいしい飲み方などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ローズヒップティーとは
  • ローズヒップの歴史
  • ローズヒップティーの基本の作り方
  • 材料(カップ一杯分)
  • 作り方
  • ポイント
  • ローズヒップティーのおいしい飲み方
  • ほかのハーブティーを組み合わせる

ローズヒップティーとは

「ローズヒップティー」とは、その名の通り、ローズヒップという果実から作られるハーブティーのことです。

ローズヒップはバラ科バラ属に属する「ロサ・カリナ」という植物の果実で、主な産地は南米や中国、ヨーロッパなど。特に、南アメリカ大陸南西部に位置するチリでの栽培が盛んで、国を代表する特産品として世界中で親しまれています。

そんなローズヒップですが、大きさは全長約2センチと小ぶりで、見た目は赤い色をした、細長い卵のような形をしています。この果実の果皮を乾燥させたものが、ローズヒップティーの茶葉となるのです。

ちなみに、ビタミンCを多く含むことから「ビタミンCの爆弾」と呼ばれることも!現在の主な生産地チリの前身であるインカ帝国では、なんと「不老不死の薬」として服用されていたという逸話も残っているのだそうです。

今も昔もローズヒップに含まれる栄養素への評価は高く、世界中で注目を集め続けています。

ローズヒップの歴史

ローズヒップティーの原料であるローズヒップの起源についてははっきりとはわかっていませんが、ある説によると、もともとのルーツはヨーロッパ。

古代ローマ時代に、狂犬病に効く薬として用いられたのがはじまりだと言われており、この出来事に由来して「ドッグローズ」や「イヌバラ」と呼ばれることもあります。

そんなローズヒップが世界中へ広まったのは、第二次世界大戦のころ。

ドイツ軍の戦略により物資の供給を絶たれ、深刻な食糧不足に陥ったイギリスにて、栄養補給のためにローズヒップのシロップが配給されたのがきっかけなのだそうです。

ローズヒップティーの基本の作り方

続いて、ローズヒップティーの作り方をご紹介します。 ローズヒップとティーポット、やかんさえ用意すれば簡単に作れるので、気軽に挑戦してみてくださいね。

材料(カップ一杯分)

・ドライローズヒップ…ティースプーン約1杯分

・熱湯…約150ミリリットル

作り方

ローズヒップを入れたティーポットに熱湯を注ぎ、ふたをして5分ほど蒸らしましょう。

ティーポットを軽くゆらし、濃度を均一にしてからカップに注いだらできあがりです。

ポイント

・お茶を作る前に、ティーカップとティーポットに熱湯を注いで温めておくと、よりいっそう香りと味わいがアップするのでおすすめです。時間があるときは、ぜひひと手間かけておいしく作ってみてくださいね。

・蒸らしすぎると、苦みが出てしまうことがあります。お茶の濃度は蒸らし時間でなく、ローズヒップの量で調節してください。

ローズヒップティーのおいしい飲み方

ほのかな甘みと独特の酸味、さわやかな風味が魅力のローズヒップティー。そのまま飲んでもおいしいですが、アレンジも楽しめます。以下でローズヒップティーのおいしい飲み方を見てみましょう。

ほかのハーブティーを組み合わせる

ハイビスカスやローズといったハーブを加えると、よりおいしくいただくことができます。特にハイビスカスとは相性がよく、少しブレンドするだけで風味がぐっと豊かになると同時に、見た目も鮮やかな赤色に色づきます。お好みではちみつを加えると甘酸っぱい味わいになり飲みやすくなりますよ。

はちみつや砂糖で甘みを加える

酸味のあるローズヒップティーは甘みを加えることでグッと飲みやすくなります。そのままだと飲みにくいという方におすすめです。

フルーツを入れたり100%ジュースで割る

ローズヒップティーはフルーツとの相性も抜群です!いちごやブルーベリーなどのベリー系やオレンジといった柑橘系ともよく合います。フルーツをそのまま入れるのはもちろん、100%ジュースなどで割ってもおいしく飲めますよ。

牛乳や豆乳を加えてミルクティーにする

牛乳や豆乳を加えて、ミルクティーにするのもおすすめです。酸味が和らぎマイルドな味わいを楽しめますよ。

このほかにも、炭酸で割ったり、乳酸菌飲料を加えたり、さらにスムージーやゼリーにするなど、さまざまなアレンジをお楽しみいただけます。ぜひいろいろ試していただき、自分好みのアレンジを見つけてみてくださいね。

※今回ご紹介したアレンジでは、はちみつを使用するものが含まれております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

楽しみ方いろいろ!ローズヒップティーを飲んでみよう

いかがでしたか?今回は、ローズヒップティーの特徴や歴史、基本の淹れ方などをご紹介しました。

ローズヒップティーの淹れ方は、意外と簡単!茶葉と道具さえ揃えれば、おうちでも気軽に楽しむことができます。

ティータイムはもちろん、家事や仕事の合間などさまざまなシチュエーションで取り入れて、心身ともにリフレッシュしてみてくださいね。

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