ボリュームたっぷりで見た目も華やかな「太巻き」は、おめでたい日の定番メニュー。節分には豪快に丸かぶりするスタイルもありますが、切り分けて出したいとき、包丁にごはんがくっついてしまったり、崩れてしまったりと、意外ときれいに仕上げるのが難しい、という悩みも…。そこで今回は、太巻きをきれいに切る3つの裏技を、実際に検証を交えてご紹介します!ぜひチェックしてみてくださいね。
「こんなにキレイに切れるの!?」”太巻き”を切る簡単な裏ワザ3つを検証してみた!結果は...

さっそく検証スタート!
今回ご紹介する裏技は、
①太巻きをラップでくるんでから切る
②切るたびに包丁を濡らしたふきんで拭く
③包丁をクッキングシートで包み、濡らしてから切る
の3つ!
実際に太巻きを切って、どのくらいきれいに切れるか検証しますよ。
そのまま切るとどうなる…?
まずは裏技を使わず、そのまま切ってみます。
1カット目はきれいに切れたものの、2カット目からはごはんや具材が包丁にくっついてきます。無駄な力が入ってしまったり、押し引きする回数が多くなってしまって、断面が崩れてしまいました。やっぱり、何の裏技も使わずに「きれいに切る」のは難しいですね。
①太巻きをラップでくるんでから切る
まず最初に試す方法は、太巻き自体をラップにくるんでから切る方法です。
ラップの上から包丁を入れていくと…
少し包丁にごはんがついてくることもありましたが、断面はとてもきれいに切れています!
②切るたびに包丁を濡らしたふきんで拭く
次は、濡らしたふきんで包丁の刃を都度拭く方法です。
1回切るごとに、包丁を濡らしたふきんで拭きながら切ります。こうすることで、包丁に具材やごはんがつくのを防げるんだそうですが、はたして…?
画像の通り、とってもきれいに切ることができました!
包丁を湿らせることによって滑りがよくなり、すっと包丁が入ります。具材やごはんを押しつぶすことなく、きれいに切ることができました。
③包丁をクッキングシートで包み、濡らしてから切る
最後に試す方法は、包丁をクッキングシートで包み、濡らしてから切る方法です!
まずはクッキングシートを包丁の刃先を覆うように巻きつけ、全体をしっかりと水で濡らします。
刃先でクッキングシートを切って、刃先全体がクッキングシートから少し出ているような状態にします。この包丁を使って太巻きを切っていくと…?
力を入れなくても、スッと刃が入っていきます!断面も崩れることなく、とてもきれいに切ることができました。
切っている途中でクッキングシートが取れてしまうのでは…と少し心配でしたが、水分のおかげで刃にぴったりとくっついていて、途中で取れてしまうこともなく、最後までノンストレスで切ることができました。
シチュエーションに合わせてお好みの方法を!
何もせずに切る方法を含めて、4種類の切り方でカットした太巻きを並べて比較してみます。
そのまま切ったものは力が入りすぎてしまったのか、ごはんが飛び出したり形が崩れたりしていますが、裏技を使って切ったものはどれもきれいに切ることができました!
ラップを巻いて切ったものは、ほかの方法に比べて多少の切りづらさはあったものの、ラップを付けたまま食卓に出すこともできるというメリットがあります。大人数のパーティーなどにもとても便利な方法ですね。
濡らしたふきんで拭きながら切ったものは、切るたびに包丁についたごはんを拭き取らなくてはいけないので、多少面倒なのが玉にきず。ですがとってもきれいに切ることができるので、おもてなしなどにはおすすめの方法です。
クッキングシートを包丁にかぶせて濡らしてから切ったものは前述の「ふきん」の方法と似ていますが、最初に包丁に裏技を施しておけば、あとは連続して切れるのがうれしいポイント。断面もとてもきれいで、見映えよく盛りつけることができますよ。
今回試した方法の中では、手間や断面の美しさを考慮すると、クッキングシート を使った方法がいちばんお手軽でおすすめです!どれもとっても簡単に試せるので、シチュエーションなどによってお好みの裏技を選んでみてくださいね。
おうちで作れる恵方巻レシピ
もうすぐ節分!お店のゴージャスな太巻きも魅力的ですが、おうちでお好みの具材をそろえてアレンジ太巻きを作るのも楽しいですよ。ぜひ作り方をチェックしてみてくださいね!
おうちでも作れる「恵方巻き」のレシピをご紹介します。桜でんぶや卵を入れることで、断面も色鮮やかに美しく仕上がりますよ。お刺身などお好みの具材を加えて、家族それぞれの恵方巻を作って楽しむのもいいですね。さまざまな願いを込めて、今年の恵方を向いて召し上がってみてくださいね。
材料(2人前)
- ごはん (温かいもの)・・・400g
寿司酢
- 酢・・・大さじ2
- 砂糖・・・大さじ1.5
- 塩・・・小さじ1/2
- マグロ (刺身用・切り身)・・・70g
- サーモン (刺身用・切り身)・・・70g
しいたけ煮
- しいたけ・・・3個
- 水・・・100ml
- (A)砂糖・・・大さじ1
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)みりん・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・大さじ1
薄焼き卵
- 卵・・・1個
- 砂糖・・・小さじ1
- 塩・・・・少々
- サラダ油・・・小さじ1
- きゅうり・・・1/2本
- 桜でんぶ・・・50g
- 大葉・・・4枚
- のり (21×19cm)・・・2枚
作り方
準備.大葉は軸を切り落としておきます。 きゅうりはヘタを切り落としておきます。
1.きゅうりを縦半分に切ります。
2.しいたけの石づきを切り落とし、軸とかさを分けて薄切りにします。
3.マグロ、サーモンを1cm幅に切ります。
4.ボウルに寿司酢の材料を入れて混ぜ、別のボウルに入れたごはんに回しかけて混ぜ合わせ、粗熱をとります。
5.しいたけ煮を作ります。鍋に水、(A)、2を入れて中火でひと煮立ちさせたら、しいたけがくたくたになるまで10分煮込み、汁気を切って粗熱を取ります。
6.薄焼き卵を作ります。ボウルにサラダ油以外の薄焼き卵の材料を入れて混ぜ合わせます。
7.中火で熱した卵焼き用のフライパンにサラダ油をひき、6の半量を入れ、全体に広げます。
8.周りが固まってきたら裏返し、中火のまま焼き、表面が乾いたら火から下ろします。残りの6も同様に焼きます。
9.巻き簾にのりの光沢がある面を下にしてのせ、4の半量をおき、上側2cmをあけて薄く広げます。
10.桜でんぶの1/2量を、半分より下のところにのせます。その上に8、大葉2枚、1、3、5をそれぞれ1/2量ずつを順にのせ、手前から奥に巻きます。同様にあと1個作ります。
11.のりがなじんだらお皿に盛りつけて完成です。
おうちでわいわい!みんなで太巻きを食べよう
いかがでしたか?今回は節分にはかかせない「太巻き」をきれいに切る3つの裏技をご紹介しました。断面が美しい太巻きをきれいに盛りつければ、食卓が華やぐこと間違いなし!みんなで食べる楽しみも倍増しますね。ご紹介した方法は、太巻きに限らずほかの巻き寿司を切るときにも活用できるので、ぜひ試してみてくださいね!