皮が薄く、みずみずしく柔らかい食感が特徴の「新じゃが」。栽培地域によって気候が違うため、収穫時期や旬も異なりますが、主に春から夏にかけて貯蔵せずに出荷されるじゃがいものことを指します。
新じゃがの保存方法|長持ちのコツ|常温保存で旬のおいしさを楽しもう
そんな新じゃがですが、普通のじゃがいもと同じように長期保存が可能だと思っている方も多いのではないでしょうか?
ですがそれは大きな間違い。新じゃがには水分が多く含まれているため、普通のじゃがいもよりも日持ちしません。保存状態が悪いといつのまにか傷んでしまい、食べられなくなってしまうこともあるのです。
そこで今回は、新じゃがの正しい保存方法をご紹介します。きちんと保存して、旬の時期においしく食べ切りましょう!
保存のポイントは「基本的に常温保存」と「発芽や緑化を防ぐ」
低温や湿気、直射日光に弱い新じゃがの保存は「常温」が基本です。
常温で保存することで、新じゃが本来のおいしさを楽しむことが出来ます。発芽や緑化を促す原因となるため、直射日光が当たる場所での保存は避けてくださいね。
ちなみに、すぐに食べきれない場合は冷蔵、冷凍保存することも可能です。
それでは、新じゃがの正しい保存方法をご紹介します。
・常温保存の場合
①新じゃがについた土や汚れをよく払い、ひとつずつ、または数個まとめて新聞紙でくるむ
②風通しがよく、直射日光が当たらない場所で保存する
【ポイント】
・新じゃがは湿気に弱い野菜です。新聞紙でくるんで、湿気を防ぎながら保存します。土がついていると湿気を呼び込んでしまうので、よく払ってください。
・直射日光が当たると、皮が緑がかったり発芽してしまいます。緑色の部分や芽には毒素が含まれているので、必ず直射日光が当たらない場所で保存しましょう。
・冷蔵保存の場合
①新じゃがについた土や汚れをよく払い、ひとつずつ、または数個まとめて新聞紙でくるむ
②ジップ付き保存袋やポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存する
【ポイント】
・常温保存のときと同様、乾燥・湿気防止のため新聞紙でくるんで保存します。
・冷凍保存の場合
①水洗いした新じゃがの皮をむき、柔らかくなるまでゆでる
②ボウルに移してマッシャーなどで潰してマッシュ状態にし、粗熱を取る
③小分けにし、出来るだけ平たくしてラップに包む
④冷蔵庫の冷凍室で保存する
【ポイント】
・水分が多い新じゃがを生のまま冷凍保存すると細胞が壊れ、スポンジのような食感になってしまいます。加熱し、つぶしてから保存すると食感の変化を抑えることが出来ますよ。
・芽がある場合は必ず取り除いてください。
・解凍後は必ず再加熱してから召し上がってください。
正しく保存して旬の味わいを堪能しよう!
今回は新じゃがの保存方法をご紹介しました。
じゃがいもは保存がきく野菜なので、ついつい買ったまま放置してしまったなんていうこともありますよね。新じゃがは普通のじゃがいもよりも傷みやすいということ忘れずに、新鮮なうちに正しく保存して、無駄なくおいしくいただきましょう。
クラシルでは、新じゃがの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。