最終更新日 2025.1.20

「もう長い時間煮込まない!」味の染みた“大根”を時短で作る2つの裏技とは?

「もう長い時間煮込まない!」味の染みた“大根”を時短で作る2つの裏技とは?

味がたっぷりと染みた大根。寒い日の食卓にあるとうれしいおかずですよね。でも、下ゆでなどの手間や時間がかかるので、少しハードルが高く感じることも…。そこで今回は、中までしっかり味の染みた「しみしみ大根」を簡単に作ることができる「2種類の裏技」を検証します!裏技を使って時短で作れるおでんのレシピもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。

早速検証スタート!

まず皮をむいた大根を2cm程度の厚さの輪切りにして、十字に切り込みを入れます。

ここまではいつもの下ごしらえと一緒です。

裏技その①:電子レンジで加熱後、冷たい煮汁を吸わせてから煮込む

最初にご紹介する方法は、電子レンジを使った方法です!

大根を耐熱容器に並べ、ふんわりとラップをかけて、600Wの電子レンジで10分加熱します。

竹串がスッと入るまでやわらかくなればOK!スッと入らない場合は加熱時間を追加して様子を見てくださいね。

加熱した大根が冷めないうちに、あらかじめ調味料と水を合わせておいたものを注ぎ入れます。

大根の色がみるみる変わっていき、煮汁が大根に染み込んでいくのが見た目からもわかります!

5分経ったら、煮汁ごと鍋に移して火にかけ、沸騰後そのまま10分程度煮込めば完成です!

裏技その②:冷凍してから煮込む

次にご紹介する方法は、冷凍してから煮込む方法です!

輪切りにした大根をジッパー付き保存袋に重ならないように並べて入れ、冷凍庫に入れます。

時間は中までしっかりと凍る半日以上を目安にしてくださいね。

しっかりと中まで凍った大根を、味つけをした煮汁の中に入れて…

20分程煮込みます。

どちらも、下ゆでをしてから煮汁で煮込む方法に比べると手軽ですよね!はたしてしっかりと味は染みこんでいるのでしょうか…?

①、②の加熱直後の状態を比較!

①と②の方法で加熱をした直後の大根を比較してみます。
①の電子レンジで加熱した大根はやわらかく煮えていますが、まだ中心まで味が染み込んでいるようには見えません。

一方、②の冷凍してから煮た大根は、やっと中まで温かくなった程度。でも、うっすらと煮汁の色が内部まで染み込んでいるのがわかります。

火からおろして、20分置くとどうなった?

①も②も、調理直後の段階ではまだ味が十分に染み込んでいないようにみえます。では、そのまま20分置いておくとどうなるでしょうか…?

①、②のどちらの大根も、中の方まで煮汁の色が染み込んでいるのがわかります! 比較のために、裏技の下処理をせずに同じレシピの煮汁で1時間煮込んだものと比べてみても、その差は歴然!

実際に食べてみると?

①の電子レンジで加熱してから冷たい煮汁に漬けたものは、中までしっとりやわらかく、しっかりと内側まで味が染みています。
②の冷凍してから15分程度煮たものはサクッとした歯ごたえがあり、こちらもしっかりと中まで味が染み込んでいました。

①、②のどちらの方法も、何もせずにただ1時間煮た大根と比べて、食感の差はそれぞれあるものの、よく味が染み込んでおいしく仕上がりました!下ゆでをして煮込む手間を省いても、煮汁がしみしみの大根を短時間で作ることができるのはうれしいですよね。おうちでふろふき大根やおでんを作るときなどに、ぜひ試してみてくださいね。

※冷凍した大根はなるべく早く使い切るようにしてください。

ほっくりおいしいおでんのレシピをご紹介!

今回ご紹介した裏技を使って、今夜はアツアツの「おでん」はいかがでしょうか?大根の下ゆでの手間が省けるので、いつもより手軽に作ることができますよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

お手軽 定番おでん

※クリックすると別のページに遷移します

ほっこりおいしい定番のおでんレシピをご紹介します。大根やたまご、さつま揚げやちくわなど定番の食材を入れて作るおでんですが、ウインナーやタコなどお好みの具材を入れるのもおすすめです。シンプルな味つけですが、具材から出た旨味がいいダシになって、コク深い味わいを楽しむことができますよ。

材料(4人前)

  • 大根・・・1/2本
  • 水(下ゆで用)・・・適量
  • 米(下ゆで用)・・・1小さじ
  • ゆで卵・・・4個
  • ちくわ・・・4本
  • さつま揚げ・・・4枚
  • 結びこんぶ・・・4個
  • 結びしらたき・・・4個
  • こんにゃく・・・1枚

だし

  • 水・・・1000ml
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • (A)顆粒和風だし・・・大さじ1
  • (A)薄口しょうゆ・・・大さじ1
  • (A)砂糖・・・小さじ1
  • (A)塩・・・小さじ1/2

作り方

準備.大根の皮はむいておきます。
1.大根は3cm幅の輪切りにし、面取りをし、十字に切り込みを入れます。
2.ちくわは斜め半分に、さつま揚げは半分に切ります。こんにゃくは格子状に切れ込みを入れて4等分に切ります。
3.鍋に水、米、1をいれて中火にかけます。大根に竹串がすっと通るまで15分ほど下ゆでし、湯切りします。
4.土鍋にだしの水を入れて中火にかけます。沸騰してきたら(A)を加え、3、2、ゆで卵、結びこんぶ、結びしらたきを入れ、蓋をして弱火で15分ほど煮込みます。
5.味が染み込んだら完成です。

おいしい「しみしみ大根」を作ろう!

いかがでしたか?今回は手間ひまかけずに「しみしみ大根」を作れる2つの裏技をご紹介しました。とくに冷凍大根を使う方法は保存もでき、使いたい量だけ取り出して調理することができるので一石二鳥!覚えておいて損はない裏技です。ぜひこの冬、大根の煮物レシピを作るときに試してみてくださいね!

※こちらの記事は2023.11.25に初公開した内容を再投稿したものです。

人気のカテゴリ