夏から秋にかけて旬を迎える「葡萄(ブドウ)」の保存方法についてご紹介します。ブドウはデリケートで傷みやすい果物です。ただ、ポイントを押さえて正しく保存することで、おいしさを長持ちさせることができますよ。この記事では、冷蔵保存や冷凍保存のポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【写真で解説】おいしく長持ちさせるブドウの種類別の保存方法とは?冷凍方法も
- 目次
- 【冷蔵】一房ずつ保存する方法
- ①実の状態を確認し、皮が破れているもの、傷がついているものを取り除く
- ②水洗いせず、一房ずつペーパータオルに包む
- ③ポリ袋に入れて口を軽く縛る
- ④冷蔵庫の野菜室で保存する
- 【冷蔵】小さいブドウを一房ずつ保存する方法
- 【冷凍】実ごと保存する方法
- 正しい保存方法で旬のブドウを楽しもう!
【冷蔵】一房ずつ保存する方法
ブドウはとてもデリケートで、水分や衝撃に弱く、常温ではすぐに傷みが進行してしまいます。保存の際は一房ずつ優しく包み、冷蔵庫の野菜室へ移しましょう。ポイントを押さえれば、風味やみずみずしさをしっかりキープできますよ。
①実の状態を確認し、皮が破れているもの、傷がついているものを取り除く
②水洗いせず、一房ずつペーパータオルに包む
おいしさを保つには、乾燥を防ぐことが大切です。ペーパータオルで包むことで、適度に湿度を保つことができます。
💡管理栄養士からのコメント💡
水洗いすると、鮮度を保つ働きをする白い粉「ブルーム」が取れてしまいます。食べる直前に洗うようにしましょう。
③ポリ袋に入れて口を軽く縛る
④冷蔵庫の野菜室で保存する
あまり日持ちしない果物です。出来るだけ早めにお召し上がりくださいね。
💡クラシルシェフからのコメント💡
房ごとではなくてもいい場合は枝を2~3mm残してハサミで切り離し、ペーパータオルを敷いた保存容器に入れて保存しましょう。
【冷蔵】小さいブドウを一房ずつ保存する方法
粒の小さなブドウはひと房ずつキッチンペーパーでくるんで保存容器へ移し、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。キッチンペーパーで包んでから保存容器に入れることで、乾燥を防ぎ、適度に水分を保つことができます。
ブドウを潰してしまわないように、保存容器は十分な高さがあるものを使用してくださいね。
【冷凍】実ごと保存する方法
ブドウは鮮度が落ちやすい果物ですが、実ごと冷凍することで、長期間のおいしさをキープできます。ポイントは、枝付きのままやさしく処理し、水気をしっかり拭き取ること!冷凍したブドウはそのままでもシャリっとおいしく、ひんやりおやつやスムージーにもぴったりですよ。
①実の状態を確認し、皮が破れているもの、傷がついているものを取り除く
②枝を2~3mm残して、ハサミで一粒ずつ切り離す
💡管理栄養士からのコメント💡
実を枝から引きちぎると、枝が付いていた部分に穴が開いて果汁が流出し、傷みを早める原因となります。
③実を洗って、キッチンペーパーなどで水気を拭き取る
水気が残っていると霜の原因となるため、しっかり拭き取りましょう。
④冷凍用保存袋に入れて平らにし、空気を抜いて袋を閉じる
⑤冷凍庫で保存する
解凍せずに、シャーベットのようにお召し上がりください。流水でさっと洗えば、表面だけ溶けて簡単に皮を剥くことができます。
💡管理栄養士からのコメント💡
冷凍前、調理する環境は必ず清潔な場所で行ってください。食材によって冷凍前と食感や風味は異なる場合がございますのでご注意ください。
正しい保存方法で旬のブドウを楽しもう!
今回は、ブドウの保存方法をご紹介しました。ブドウの旬は品種や産地によって違いはありますが、6月頃から店頭に並び始めます。多くの品種が出揃い、品質的に安定するのは8~10月初旬です。店頭で見かけたらぜひ手に取って、正しい保存方法でフレッシュなおいしさを味わってみてください。
またクラシルでは、ブドウの選び方と栄養についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

