2021.4.23

ブドウの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

巨峰やデラウェア、シャインマスカットなど様々な種類がある「ブドウ」。一口サイズで食べやすく、口に含めば甘い香りが広がります。見た目の華やかさもあり、旬の季節を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

そんなブドウですが、おいしいだけではなく私たちの体にとって重要な栄養素を含む果物なんです。ブドウの甘味は「ブドウ糖」によるもの。脳のエネルギー源として不可欠な物質です。

今回は、ブドウに含まれる栄養素や、新鮮でおいしいブドウの選び方についてご紹介します。ぜひお買い物の際の参考にしてみてくださいね。

ブドウってどんな果物?

ブドウは世界中で様々な品種があり、その数は1万種類以上といわれます。ブドウの歴史は古く、古代エジプトの頃にはすでに栽培が始まっており、その様子が壁画などに残っています。

日本では古くから山ぶどうが自生していましたが、他国のぶどうが入ってきたのは奈良時代のこと。唐よりシルクロードを経て伝来したとされます。

日本での栽培の始まりは現在の山梨県甲州市付近、ヨーロッパ系ブドウの一種である「甲州」種のぶどうです。鎌倉時代よりブドウ栽培が広がり、明治時代には欧米より多くの品種が導入されました。

ヨーロッパ系ブドウとアメリカ系ブドウを交配させたデラウェアなどが栽培されるようになり、手頃な価格で広く庶民に親しまれる果物になっていきます。

生食用のブドウがよく育つ日本では盛んに品種改良が行われ、粒の大きさや風味などが異なる様々な品種が開発されています。

現在、ブドウは日本国内の広い地域で栽培されており、最も収穫量が多いのは山梨県で、長野県、山形県、岡山県なども主要な産地です。

また、近年日本のブドウの品質は海外でも高く評価されています。輸出量は年々増え、2018年には1,492tに達しています。主な輸出先は香港や台湾、シンガポールなどのアジア諸国で、贈答用としてピオーネやシャインマスカットなどに人気が集まっているんですよ。

参考:農林水産省

ブドウの旬は品種や産地によって違いはありますが、6月頃から店頭に並び始めます。多くの品種が出揃い、品質的に安定するのは8~10月初旬です。

主なブドウの品種

ブドウは欧州種と米国種という系統で分けることもできますが、果皮の色でも分類されます。色の違いは、色素成分アントシアニンの含有量の違いです。それぞれの色の代表的な品種をご紹介します。

■黄緑色種

シャインマスカット

近年人気が出ている品種で、糖度が高く、マスカットの爽やかな香りが特徴です。皮が薄く剥かずに食べることができます。

■赤色種

デラウェア

米国で発見された品種で、昔から親しまれています。甘味が強く、小粒で種が無いので食べやすいのが特徴です。

■黒色種

巨峰

日本で最も多く作られている品種で、その生産量は全体の35%を占めます。甘味が強く、果汁が多くジューシーな味わいです。

主要な栄養素はこちら

ブドウ(生)100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 59kcal

・炭水化物 15.7g

・カリウム 130mg

・ビタミンA(βカロテン当量) 21μg

・ビタミンB1 0.04mg

・ビタミンC 2mg

・食物繊維 0.5g

※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)

人気のカテゴリ