朝食やおやつにぴったりな「バナナ」。手軽に食べられるのが魅力ですが、すぐに黒くなって傷んでしまうのが気になるところですよね。そこで今回はバナナをおいしく長持ちさせる保存方法をご紹介します。バナナを使ったスイーツレシピも必見ですよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
“バナナ”がすぐに黒くなる…劇的に長持ちする保存方法に「早く知りたかった!」

バナナを長持ちさせるポイントとは…?
バナナを長持ちさせるポイントは、エチレンガスによる劣化を防ぐことです!
「エチレンガス」とは、野菜や果物などの青果物が分泌する植物ホルモンのこと。青果物の成長や熟成を促す働きがあり、バナナの甘味が増してやわらかくなるのもこれによるものです。ただ、エチレンガスはバナナが完熟になったあとも発生するため、劣化を加速させる要因となってしまうんです。
さっそく検証スタート!
バナナが傷む原因がわかったところで、ここからは長持ちさせる保存方法を検証していきます。
必要な道具はラップだけ!バナナを房から切り離し、1本ずつラップで包みます。
こうすることで、同じ房のバナナやほかの野菜や果物のエチレンガスを防ぐことができます。
また、保存する場所は冷蔵庫の野菜室です。バナナは温かい地域で育つ果物なので低温に弱く、野菜室で保存するとエチレンガスの発生を減らせますよ。
実際に野菜室で1週間保存し、常温で保存したものと比較してみましょう。
購入してから1週間経ったバナナがこちら!
左が常温で保存したもの、右が野菜室で保存したものです。野菜室で保存したバナナは皮が黒く変色して傷んでしまっているようにも見えます。はたして中身はどうなっているのでしょうか?
皮をむいてみると、見た目にはほとんど違いがないように見えますね。これなら常温保存でもよいのでは…?と思えるかもしれませんが、果肉のやわらかさに大きな違いが!
常温保存のバナナは指で押すと簡単にへこんでしまうほどやわらかいのに対し、野菜室で保存したバナナは買ってきたときとほとんど変わらない硬さ。追熟のスピードがぐっと遅くなったのが明らかでした!
ラップと野菜室でおいしさキープ!
実際に試してみると、ラップで包んで野菜室に入れることでバナナが長持ちすることがわかりました。バナナは常温で1週間以上置いておくと、大抵は熟しすぎてしまいますよね。この方法なら1週間以上おいしさをキープしたまま保存することができるので、大きな房ごと買っても安心です。ぜひみなさんも試してみてくださいね。
おすすめのバナナレシピをご紹介!
バナナを長持ちさせる裏技と合わせて、バナナを使った絶品レシピもチェック!今回は、バナナをまるごと入れたかわいい見た目のパウンドケーキをご紹介しますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
まるごとバナナのココアパウンドケーキ
バナナがゴロっと入った、ココアパウンドケーキのご紹介です。バターや薄力粉など生地の材料を混ぜ合わせたら、最後にバナナをのせて焼きあげるだけ!ココアのほろ苦い風味とバナナの濃厚な甘さのコントラストが絶品のおいしさです。バターをたっぷり使っているので、しっとりとした食感がお楽しみいただけますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(1台分(16.5cm×7cm×5.5cmのパウンド型))
- バナナ・・・1本
- 無塩バター・・・100g
- 砂糖・・・80g
- 溶き卵 (Mサイズ)・・・2個分
- 薄力粉・・・80g
- ココアパウダー・・・20g
- ベーキングパウダー・・・小さじ1/2
作り方
準備.無塩バターと溶き卵は常温に戻しておきます。 型にクッキングシートを敷きます。 オーブンを170℃に予熱しておきます。
1.バナナの皮をむき、両端を切り落とします。
2.ボウルにバターを入れて柔らかくなるまで混ぜ、砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜます。
3.溶き卵を少しずつ加えて混ぜます。
4.薄力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダーをふるい入れます。
5.型に4を流し入れて1を入れてアルミホイルを被せて170℃のオーブンで30分焼きます。
6.竹串を刺して生地について来なければ、オーブンから取り出して粗熱をとり、型から外してお皿に盛りつけて完成です。
バナナを長持ちさせるなら野菜室がおすすめ!
いかがでしたか?今回はバナナを長持ちさせる保存方法と、おすすめのスイーツレシピをご紹介しました。そのまま食べるのはもちろんおやつ作りにも大活躍するバナナ。たくさん買ったときは、ぜひ長持ちさせるワザを試してみてくださいね。