優しい甘みとゼリー状をしている果肉が特徴的な「アケビ」。イチゴに負けないビタミンCや、胎児の発育に必要な葉酸を豊富に含んでいます。皮も食べることができ、炒め物や佃煮にするとおいしいですよね。
今回は、そんなアケビの選び方と栄養価についてご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
優しい甘みとゼリー状をしている果肉が特徴的な「アケビ」。イチゴに負けないビタミンCや、胎児の発育に必要な葉酸を豊富に含んでいます。皮も食べることができ、炒め物や佃煮にするとおいしいですよね。
今回は、そんなアケビの選び方と栄養価についてご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
アケビは、東アジアが原産であり、長さが10cmほどもある長い形をした果物です。中は、種とゼリー状の果肉が入っており、果肉はそのまま食べることが出来ます。ほんのりと甘みが広がり、ねっとりとした食感が特徴的ですが、種が多いため、食べる際は注意してくださいね。
また、肉厚な皮も食べることができ、天ぷらや炒め物にするのがおすすめです。苦みがあるため、調理の前はアクを抜いてください。
国内では、山形県での栽培が盛んであり、出回るアケビの約9割を占めています。(平成27年の調査 農林水産省統計)
アケビには、大きく分けて4種類の品種が存在します。大きな違いはありませんが、葉の数や形に特徴があります。それぞれの種類を見ていきましょう。
アケビ
直径が5~12cm程度のアケビで、最も昔から日本に自生していた種類です。小葉が5枚あり、楕円形をしています。
ミツバアケビ
アケビより色付きが良く、濃い紫色をしています。ギザギザとした葉を持ち、小葉が3枚であることから「ミツバ(三葉)アケビ」と名がついています。最も甘みが強い品種です。
ゴヨウアケビ
ゴヨウアケビは、上述のアケビとミツバアケビの自然交雑種と言われています。小葉が5枚であることから「ゴヨウ(五葉)アケビ」と名がついています。葉の縁がギザギザとしているものもあります。
白アケビ
果皮が着色しないやや珍しい品種です。葉がやや小さく、白い花をつけて育ちます。熟し方や食べ方は、一般的なアケビと変わりありません。
アケビ100gあたりに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
・エネルギー 82kcal
・水分 77.1g
・たんぱく質 0.5g
・炭水化物 22.0g
・カリウム 95mg
・マグネシウム 14mg
・リン 22mg
・葉酸 30μg
・ビタミンC 65mg