最終更新日 2023.3.30

イカの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

イカの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

プリッとした歯ごたえと淡泊な味わいが特徴の「イカ」。刺身として食べるのはもちろん、イカ焼きやイカめしなど、さまざまな料理で活躍してくれる海の幸です。 また、イカには体に嬉しい栄養や成分が含まれていますよ。

今回は、イカの栄養素や、おいしいイカの選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

  • 目次
  • 嬉しい効果がたくさん!「タウリン」とは?
  • 主要な栄養素はこちら
  • 皮膚を作るビタミン「ナイアシン」が豊富!
  • おいしいイカの選び方
  • おいしいイカを選んで味わおう!

嬉しい効果がたくさん!「タウリン」とは?

イカには「タウリン」という成分が多く含まれています。タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の消化液である胆汁の分泌を促進させるはたらきがあります。これによって肝臓の解毒作用が強くなるので、アルコールの分解を早めたり、薬の効き目を向上させたりするほか、胆石の予防にも効果が期待できます。

また、脳内の神経伝達にかかわる成分「アセチルコリン」を増加させるので、痴呆の予防に効果があると言われています。血圧を正常にキープしたり、血液中のコレステロール・中性脂肪を減少させたりする役割があります。そのため、高血圧や動脈硬化の予防や改善に効果的と考えられています。そのほか、視力の低下を防いだり、インスリンの分泌を促したりするはたらきもあるんですよ。

タウリンは水に溶けやすい性質を持っているので、汁ごと楽しむことができる料理に活用するのがおすすめ!鍋物やスープにすると、タウリンを効率よく摂取することができますよ。

主要な栄養素はこちら

スルメイカ100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 76kcal

・水分 80.2g

・たんぱく質 17.9g

・脂質 0.8g

・炭水化物 0.1g

・カリウム 300mg

・リン 250mg

・ナイアシン 4.0mg

・ビタミンB12 4.9μg

・ビオチン 4.9μg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

皮膚を作るビタミン「ナイアシン」が豊富!

イカには、たんぱく質やナイアシン、ビタミンB12が含まれています。いずれの栄養素も健康な体を作るために欠かせません。以下、詳しく見ていきましょう。

■たんぱく質

たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚など、体の構成にかかわる重要な栄養素です。また、ホルモンや酵素、抗体など、体を調節するはたらきもあります。たんぱく質が不足すると、体力や免疫力が低下したり成長障害が起こったりする可能性があるため、十分に摂取するようにしましょう。

■ナイアシン

イカにはナイアシンが豊富に含まれています。ナイアシンはビタミンの一種で、健康な皮膚や粘膜の形成をサポートするはたらきがあります。また、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進する役割もあるんですよ。

■ビタミンB12

ビタミンB12は、赤血球の形成を手助けして血液の量を増やします。そのため、貧血の予防や改善に効果が期待できます。

おいしいイカの選び方

新鮮でおいしいイカを選ぶポイントは以下の2つです。

■身が茶色で、透き通っている

まずは、イカの色をチェックしてみましょう。身が茶色く、ツヤがあって透き通っているものが新鮮です。濁った白色をしていたり、斑点模様が浮き出ていたりするものは、水揚げされてから時間が経っているので避けた方がいいでしょう。

■目が飛び出ていて、体が丸みを帯びている

新鮮なイカは、身にふっくらとした丸みがあって、目が飛び出ています。鮮度が落ちてくると内臓に弾力がなくなるので、目はくぼみ、体は平べったくつぶれてしまうんですよ。

おいしいイカを選んで味わおう!

イカに含まれる栄養素と、新鮮なイカの選び方についてご紹介しました。イカには、元気で健康な体を作るために必要な栄養素や成分が豊富に含まれているので、普段の献立に取り入れて健康管理に役立てましょう!

クラシルでは、イカの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!

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