寒い季節を代表する野菜のひとつ「白菜」。丸ごとひと玉はもちろん、カットされたものも出回りますが、1回で使い切るのはなかなか難しいですよね。今回は、今の季節に役立つ白菜の保存方法をご紹介します!丸ごとの場合、カットしたときなど、シーン別にぴったりの方法を解説しますよ。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
白菜を最後までおいしく使い切りたい!【丸ごと・カット・冷凍】ごとの正しい保存方法とは?

白菜を保存するときのポイントは?
新鮮な白菜は、みずみずしく甘みがあっておいしいですよね。白菜を保存するときには、水分をほどよくキープするのが大切です。
カットした白菜は断面が大きいので、水分が抜けやすくなります。切っていない白菜は断面がなく鮮度がキープしやすいので、おいしい白菜を買うならできれば丸ごとひと玉にするのがおすすめです。とはいえ毎回すぐに食べきるのは大変ですよね。ここからはシーン別に白菜の水分をキープする方法を解説していきますよ。
3つのパターンでご紹介
白菜を丸ごと保存する場合、1/2や1/4などカットしてあるもの、ひとくちサイズの冷凍保存の3つに分けて保存方法をご紹介します。さっそくひとつずつ見ていきましょう!
丸ごと白菜の場合
➀キッチンペーパーや新聞紙で包む
白菜全体をグルッと包みましょう。
キッチンペーパーや新聞紙で包むと、通気性がキープできます。白菜はもともと水分が多い野菜なので、過剰な水分はしおれる原因になります。こうして包むことで適度に水分を保ち、同時に乾燥を防ぐこともできるんです。
②立てて野菜室で保存
白菜はずっしりと重みがありますよね。横にして置くと、重さで下になっている葉に負荷がかかり、傷むのが早くなります。芯を下にして、立てて野菜室に入れましょう。
カット白菜の場合
➀芯を取る
白菜は芯にある「生長点」が原因となって葉が生長を続け、その結果傷みやすくなってしまいます。カットすると鮮度が落ちやすいので、保存する前に包丁で芯を取り除きましょう。
➁ぬらしたキッチンペーパーをのせて、ラップで包む
カット白菜は、断面から水分が抜けるのでそれを防ぐのもポイントです。ぬらしたキッチンペーパーを断面にのせ、ラップをしっかり密着させて包みましょう。
➂立てて野菜室で保存
こちらも同じように、立てて保存するのがおすすめです。
冷凍の場合
ざく切りにしておくと料理に使うときに便利ですよね。そんな場合は冷凍保存がおすすめです。
➀ざく切りにする
使いやすい大きさに切ったら、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
➁ジッパー付き保存袋に入れる
ジッパー付き保存袋に入れたら、なるべく重ならないように平らにして、冷凍庫で凍らせます。アルミトレーの上に置いて冷凍すれば、よりはやく冷凍することができますよ。
解凍後は必ず加熱調理をしてくださいね。
白菜をおいしく使い切れる方法を覚えよう
白菜は大きな野菜なので1回で使い切るのは難しいですが、適切な保存方法を選べばおいしく食べ切れます。鮮度を保つためにも、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね。
白菜を存分に味わうレシピをご紹介!
ここからは、旬の白菜が楽しめるレシピをご紹介します。今回は、とろとろに煮込んだ白菜と肉の旨みがたまらないミルフィーユ鍋をピックアップしました!おいしい白菜を使って、ぜひ作ってみてくださいね。
簡単うまうま 白菜と豚バラのミルフィーユ鍋
ほっこりやさしい味わいのミルフィーユ鍋を作ってみましょう。ミルフィーユのような層を作るのは難しそうに見えますよね。じつはとっても簡単!白菜と豚バラ肉を交互に重ねて切るだけ。あとは鍋に敷き詰めれば見た目にもきれいな鍋になりますよ。煮込んでとろとろになった白菜にスープがしっかり染みて絶品です。お肉の旨み、白菜の甘味が汁に溶け出して、つい飲み干したくなるおいしさですよ。寒い日にぴったりな一品です。
材料(4人前)
- 白菜 (600g)・・・1/4玉
- 豚バラ肉 (スライス)・・・200g
- 水・・・600ml
- (A)料理酒・・・50ml
- (A)顆粒和風だし・・・大さじ1
- (B)しょうゆ・・・大さじ2
- (B)すりおろし生姜・・・小さじ1
作り方
準備.白菜は芯を切り落としておきます。
1.白菜、豚バラ肉を交互に重ね、5cm幅に切ります。
2.土鍋に2の切り口を上にして敷き詰め、水、(A)を入れます。
3.強火で加熱し、沸騰したら中火にします。蓋をして、豚バラ肉に火が通るまで20分程加熱します。
4.一度蓋を外し、(B)を入れて中火で加熱します。全体に味がなじみ、白菜がしんなりしたら火から下ろし、完成です。
白菜を最後までおいしく味わえる保存方法!
いかがでしたか。今回は、白菜の保存方法と、白菜を使ったおすすめレシピをご紹介しました。白菜はクセがなくどんな味つけにも合う万能な野菜です。大きな白菜でも保存方法さえわかれば安心ですよね。いろんな料理のバリエーションでおいしく味わってくださいね。