2020.6.25

パイナップルの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

トロピカルフルーツの代表格ともいえる果物「パイナップル」。

そのまま食べるのはもちろん、さまざまなお料理の具材として調理してもおいしくいただける、稀有な食材でもあります。

そんなパイナップルに含まれる栄養素は、エネルギー代謝をスムーズにする「ビタミンB1」や骨を丈夫にする「マンガン」など、健康な身体作りには欠かせないものばかり。さらに、消化を促進する「ブロメライン」というたんぱく質分解酵素も含まれているため、食後の胃もたれをや胸やけを予防する効果も期待出来ます。

そこで今回は、パイナップルに含まれる栄養素やおいしいパイナップルの選び方、おすすめレシピなどをご紹介します。ぜひ毎日のお買い物やお料理の参考にしてみてくださいね。

品種はなんと200種以上!品種改良も盛ん

パイナップルは、パイナップル科アナナス属の多年草です。 原産地はブラジルを中心とした南アメリカ付近で、日本には江戸時代末期に伝わってきました。

熱帯から亜熱帯の温暖な地域でしか育たないため、現在の日本での主な産地は沖縄県で、旬は5~8月。とはいえ日本では海外から輸入しているものがほとんどなので、市場には一年中出回っています。

さて、「パイナップル」というユニークな名前ですが、由来はとてもシンプル。

パイナップルの実が「松ぼっくり(pine)」に似ていて、「林檎(アップル)」のようにあまい香りがすることから、この2つの単語を組み合わせて「パイナップル(pineapple)」と呼ばれるようになりました。

実は品種も非常に多く、食用のパイナップルだけでも200種以上の品種が存在しています。品種改良も盛んに行われており、近年では、従来のものよりも甘みが強い高級パイナップルも増えてきました。

ここでは、代表的な品種を3つご紹介します。

・スムース・カイエン

世界で一番多く生産されている品種で、日本でも沖縄県などで栽培されています。酸味と甘みのバランスが良く、果汁も豊富。生食はもちろん、缶詰やジュースに加工してもおいしくいただけます。

・ゴールデンパイン

デルモンテ社が長年の研究の末誕生した新品種です。従来のパイナップルよりも糖度が高いため、濃厚な甘みと芳醇な香りを堪能することが出来ます。

・ボゴールパイン

皮を剥かずに、果肉を房から手でちぎって食べることができる品種です。その手軽さから「スナックパイン」とも呼ばれています。台湾原産の品種で、甘みも強く柔らかいため、芯まで余すことなくいただけます。

主要な栄養素はこちら

パイナップル100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 53kcal

・水分 85.2g

・食物繊維 1.2g(不溶性1.0g/水溶性0.2)

・カリウム 150g

・マンガン 1.33mg

・ビタミンB1 0.09

・ビタミンC 35mg

※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

パイナップル特有の栄養素「ブロメライン」に注目!胃もたれ予防にも◎

パイナップル特有の栄養素といえば、消化を促進する作用を持つ「ブロメライン」です。たんぱく質を分解する酵素の一種で、食後に食べると消化を助け、胃もたれや胸やけを予防します。ちなみに、生のパイナップルを食べると舌がピリッとしびれたりするのも、この酵素の働きによるものなんですよ。

さらに、エネルギー代謝をスムーズにする「ビタミンB1」や骨を丈夫にする「マンガン」、食物繊維にカリウムなど、健康な身体作りには欠かせない栄養素もしっかりと含まれています。

ここからは、特に注目したい以下3つの栄養素について解説していきます。

■ブロメライン

ブロメラインとは、たんぱく質分解酵素のこと。胃液の分泌を活発化し、たんぱく質の消化を促進するほか、腸内の有害物質を分解する効果も期待出来ます。 ただし、ブロメラインは熱に弱いという性質も持っています。調理する際は注意しましょう。

■ビタミンB1

ビタミンB1は、ご飯やパンなどに含まれる糖質を、エネルギーに変換する際に必要となる栄養素です。

偏った食生活を送っていると不足しやすくなり、さらに糖代謝に支障が生じ、疲れやすい、だるいといった夏バテのような症状に陥ります。さらに、糖質を栄養源として使っている脳や神経機能も正常に保てなくなるため、イライラしたり、集中力を維持することが出来なくなったりと精神状態が不安定になります。

■マンガン

マンガンは骨の石灰化に必要なミネラルで、主な働きは、骨を形成し強化することです。 さらに、さまざまな酵素の構成成分として成長や生殖を促進させる作用も併せ持つため、成長期の発育には不可欠な栄養素でもあります。

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