「魚」は調理したあと手に残る「ニオイ」が気になりますよね。そのせいで魚を調理する気にならない…なんてことはありませんか?今回は手に残ってしまった臭いを落とす方法を3つ試して、どれがいちばん効果があるか検証します!記事の後半には、魚の絶品レシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
「洗っても臭う…」石鹸でも落ちない“魚のニオイ”が消える劇的な“裏ワザ”!効果絶大だった調味料とは?

魚のニオイの原因とは?
魚を調理したあとに手に残る特有の嫌な「ニオイ」。その主な原因は、魚に含まれるトリメチルアミンオキサイドという成分が、時間の経過とともに細菌によって分解され、生臭いニオイの原因であるトリメチルアミンという成分になるからです。 魚の鮮度が落ちるほど臭みが気になるようになるのは、このトリメチルアミンが増えるからなんです。
ニオイが落ちる?3つの〇〇を使ってさっそく検証スタート!
今回使うのは「大根おろしの汁」「重曹」「塩」の3つ!
生魚を触ったあとそれぞれ手にすり込み、水洗いします。その後、手に残ったニオイを嗅いで比べてみます。
今回はニオイ消しの検証のため水洗いのみしています。実際に試す際には衛生面に気をつけて、最後にハンドソープなどを使って手洗いをしてくださいね。それでは早速見ていきましょう!
①大根おろしの汁
まずは「大根おろしの汁」を使って手に残った魚のニオイが落とせるか検証してみます。
大根をすりおろして汁を取り分けます。
30秒ほど手にすりこみ、水洗いして手のニオイを嗅いでみると…?
少しだけ魚のニオイが残っていましたが、水洗いだけのときに比べると違いは歴然!よほど手を近づけて嗅がないとわからないほど、魚のニオイは感じませんでした。
理由は大根に含まれている酵素。手の溝やシワに入り込んだトリメチルアミンを分解してくれるようです。
②重曹
つぎに試してみるのは「重曹」です。消臭でお馴染みのアイテムですよね。
小さじ1杯程度の重曹を手に取り、少し水を足しこちらも30秒ほどしっかりと手をこすりあわせます。
水でしっかりと洗い流し、嗅いでみると…?
残念ながら、水洗いだけのときより多少ニオイは取れましたが、まだ魚臭さが残り、しっかり落ちているとは言えませんでした。
ニオイの原因である「トリメチルアミン」はアルカリ性。そのため、同じアルカリ性の「重曹」では臭みを取るのは難しいようです。
※重曹は素手で長時間触れると肌が荒れることがあるので、ご注意ください。
③塩
そして、最後に試すのは「塩」。
小さじ1程度の塩を手に取り、30秒程しっかりとこすり合わせ、水で洗い流します。
シンプルな方法ですが、気になるニオイは落ちているのでしょうか…?
嗅いでみると、手を鼻に近づける程度では全然魚くささを感じることはなく、しっかりとニオイを落とすことができました!
塩には細菌を分解する作用があるので、手に残ったニオイ消しに効果があったようです。
※手に傷などがある場合は痛みやかゆみを感じることがあるのでご注意ください。
検証した3つの方法!いちばんオススメなのは…?
今回検証した3種類の中でいちばん消臭効果を感じたのは、塩でした!
塩はどのご家庭にもある調味料なので試しやすいですよね。また、捨ててしまいがちな大根おろしの汁。こちらも効果あり!焼き魚に大根おろしを添えるなら、ついでにおろし汁を有効活用するのもいいですよね。残念ながら重曹はあまり効果を感じることはできませんでした。
ということで、料理にかかせない塩は、手に残った魚のニオイ消しにも効果大!万能アイテムということが分かりました。
ごはんがどんどん進む!絶品魚レシピをご紹介!
手に残ってしまった魚の嫌なニオイの落とし方がわかったところで、ここからは魚の絶品レシピのご紹介です。これからは、ニオイを気にせず魚が調理できそうですよね。ぜひおいしい魚料理をチェックしてみてくださいね!
鮭ときのこのガーリックバター醤油炒め
旨味たっぷりの鮭とまいたけを、ガーリックバターしょうゆで味つけした炒め物です。ニンニクの香りと、香ばしいしょうゆの風味が食欲をそそり、どんどんごはんが進む味わいです。火を通すことでホクホクとした長芋の食感もいいアクセントです。しっかりボリュームのあるおかずですよ。
材料(2人前)
- 鮭 (計150g)・・・2切れ
- 片栗粉 (まぶす用)・・・大さじ1
- 長芋・・・150g
まいたけ・・・100g
(A)しょうゆ・・・大さじ1.5
(A)料理酒・・・大さじ1
(A)みりん・・・小さじ2
(A)すりおろしニンニク・・・小さじ1
(A)有塩バター・・・10g
サラダ油・・・大さじ1
小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
準備.
長芋は皮をむいておきます。 まいたけは石づきを切り落としておきます。
1.長芋は拍子木切りにします。まいたけは手でほぐします。
2.鮭は一口大に切りボウルに入れ、片栗粉を加えて混ぜ全体にまぶします。
3.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、2を入れ火が通るまで5分程炒めます。
4.中火のまま1を入れ、まいたけに火が通るまで炒め、(A)を加え全体に味がなじむまで炒めます。
5.火から下ろし、器に盛り付け小ねぎを散らして完成です。
ニオイを気にせず、魚料理を楽しもう!
いかがでしたか?今回は手についた魚のニオイを落とす方法を3つ、検証しました。ハンドソープでは落ちきらない、手ごわい魚のニオイ。これからは気にせず魚料理を楽しむことができそうですよね!ご紹介した方法を参考に、ぜひ魚料理を献立に取り入れてみてくださいね。