屋台フード「はしまき」って何?特徴や発祥、作り方についても解説!

屋台フード「はしまき」って何?特徴や発祥、作り方についても解説!

九州や中国地方で定番の屋台グルメ「はしまき」。割り箸にお好み焼きを巻きつけたような食べ物で、そのおいしさと食べやすさから、子どもから大人まで人気があります。今回は、そんなはしまきの特徴や発祥地などの由来を解説!記事後半では、全国各地の屋台グルメや自宅で楽しめるはしまきのレシピもご紹介します。

  • 目次
  • はしまきとは?特徴や味わいを解説!
  • はしまきの発祥地はどこ?
  • おうちで楽しめるはしまきのレシピをご紹介!
  • 全国各地にある!ご当地屋台フードをチェック
  • おうちで作って食べたいはしまきのレシピをご紹介
  • おうちではしまきに挑戦してみよう!

はしまきとは?特徴や味わいを解説!

「はしまき」は、割り箸に巻かれたお好み焼き風の食べ物で、九州や中国地方では定番の屋台フードです。お好み焼きと同じような小麦粉や卵、水などで作った生地を焼いて「箸」に巻きつけることからこの名前が付けられました。

片手で持って食べられるため食べ歩きにもぴったりで、さらにくるくると巻かれたユニークな形状が可愛らしく、屋台ならではの雰囲気を楽しめるのが魅力です。地域によっては「どんどん焼き」「くるくるお好み焼き」などの名称で呼ばれることもあります。

はしまきの味わいはお好み焼きに似ていますが、薄く焼いた生地で食感が軽くモチモチとした口当たりが特徴です。お好み焼きソースやマヨネーズ、青のり、かつお節の風味など、一口食べるとさまざまな風味が口いっぱいに広がります。

使われる具材は、ねぎや天かすなどが一般的ですが、お好み焼きと同様にキャベツ、紅しょうがなどさまざまな具材やトッピングを使って自由にアレンジできるのもうれしいポイントです!例えば、お子様に人気のツナやコーン、チーズを入れたり、桜えびなどを加えて風味をプラスすることもできます。

はしまきの発祥地はどこ?

はしまきの発祥地については諸説ありますが、九州地方が発祥とされる説が有力のようです。九州を中心に広まり、現在では中国地方や四国地方でもお祭りや屋台の定番メニューとして親しまれています。

九州地方や中国、四国地方を中心に広く親しまれているはしまきですが、地域によって認知度には差があります。

たとえば、大阪では豚肉や海鮮など具材をたっぷり使ったお好み焼きが存在しているため、はしまきの知名度は低めです。東日本でははしまき自体あまり知られていませんが、山形県には似たようなものがあり、先ほど少し触れた「どんどん焼き」と呼ばれて親しまれているようです。

ちなみに見かける機会が少ないものの、近年は関東で開催されるの一部のお祭りなどではしまきが提供されていることもあります。

このように、地域によってはしまきの知名度に差があることも、日本各地の屋台文化の多様さを物語っていますね。

おうちで楽しめるはしまきのレシピをご紹介!

それではここで、はしまきの作り方を確認してみましょう!手に入りやすい食材で作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

はしまきの材料(6本分)

  • 薄力粉…100g
  • 水…150ml
  • 卵…1個
  • 顆粒和風だし…小さじ1
  • キャベツ…20g
  • 小ねぎ…15g
  • ピザ用チーズ…40g
  • サラダ油…大さじ1.5

【トッピング】
- 紅生姜…15g
- お好み焼きソース…大さじ2
- マヨネーズ…大さじ2
- かつお節…5g
- 青のり…小さじ2

はしまきの作り方

①キャベツは千切りに、小ねぎは小口切り、紅生姜はみじん切りにする
②ボウルに薄力粉、水、卵、顆粒和風だしを入れ、混ぜ合わせる
③中火で熱したフライパンに、キッチンペーパーを使ってサラダ油を薄く塗る。フライパンの上半分に②の生地をお玉一杯分流し入れ、①で切ったキャベツと小ねぎ、ピザ用チーズをのせる
④生地が乾いてきたら、割り箸を端に差し込み、生地を巻きつける
⑤④の巻き終わりを下にして焼き目をつけるように焼き、仕上げに大さじ1の生地を塗って、巻き目をしっかりと固定する
⑤皿に盛りつけて、お好みでトッピングをのせたら完成

⭐️クラシルシェフのコツとポイント⭐️
割り箸は割らずにそのまま使うと巻きやすく安定します。具材は入れすぎず、様子を見て調整しましょう。巻くときはフライ返しなどで軽く押さえながら、きつめに巻くのがコツ。割り箸が抜けにくくなり、手に持って食べやすくなります。卵焼き器を使うと、形もきれいに仕上がりますよ。

全国各地にある!ご当地屋台フードをチェック

お祭りの屋台には、定番から珍しいものまでさまざまな食べ物が並んでいます。なかには、その地域では当たり前に食べられていても、実はその土地だけでしか食べられていないものや、その土地ならではの屋台フードもあるんですよ!ここからは、全国各地のご当地屋台フードを見ていきましょう。

秋田県 横手焼きそば

「横手焼きそば」は、秋田県横手市のご当地グルメです。

太めのストレート麺を使用し、キャベツやニンジン、豚のひき肉などと一緒に、甘めのソースで炒めます。仕上げに福神漬けと半熟の目玉焼きをトッピングするのも、横手焼きそばならではの特徴です。

秋田県 オランダ焼き

今川焼や大判焼きのような、ほんのり甘くふんわりとした生地の中にマヨネーズとハムを入れて焼きあげた「オランダ焼き」。

これも秋田県湯沢市発祥のB級グルメです。甘じょっぱい味わいのとりこになる人があとを絶たず、おやつや軽食として人気なのだとか。

関西 とん平焼き

とん平焼きとは、豚肉やキャベツなどの具材を炒めて卵で包み、ソースやマヨネーズで味つけした料理です。

関西のお好み焼き屋さんでは定番のメニューで、ほかのメニューを待つ間におつまみとして食べられることも多いのだとか。大阪府では、ソウルフードとして親しまれていますが、現在は居酒屋チェーン店などでみ見かける機会が増えているため、全国各地で人気があります。

広島県 広島風お好み焼き

広島風お好み焼きは、薄く延ばした小麦粉の生地に中華麺やうどんなどを重ね、その上に野菜や肉をのせて焼いた広島県の伝統料理です。店によって、さまざまな具材のバリエーションがあるのだそうですよ。

北海道 フレンチドッグ

フレンチドッグは、北海道の道東と呼ばれる一部地域で人気のB級グルメです。

アメリカンドッグとよく似ていますが、ケチャップやマスタードの代わりに、グラニュー糖や砂糖をまぶして食べるのが一般的なのだとか。また、中身も魚肉ソーセージが定番なのだそうです。

愛知県 たません

たませんは、愛知県名古屋市やその周辺地域で食べられているご当地グルメです。

愛知県の名物でもあるえびせんなどの海鮮せんべいに目玉焼きをはさみ、ソースやマヨネーズで味つけした食べ物です。チーズや揚げ玉などをトッピングすることもあるのだそうです。

おうちで作って食べたいはしまきのレシピをご紹介

最後にはしまきのレシピをご紹介します。先ほど作り方を解説しましたが、はしまきはおうちでも手軽に作って食べることができるんですよ!食べやすくてパーティーなどにもおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

屋台メニューをご家庭で くるくる可愛いはしまき

フライパンで作れる、はしまきのレシピをご紹介します。生地のもちもちとした食感と香ばしいソースの風味が魅力!子どものおやつにはもちろん、おつまみにもぴったりの味わいで、やみつきになること間違いなしの一品ですよ!おうちで屋台フードを楽しみたいときにもおすすめなので、ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

おうちではしまきに挑戦してみよう!

今回は、九州や中国地方を中心に食べられている屋台グルメ「はしまき」についてご紹介しました。特別な道具がなくてもフライパンやホットプレート、そして割り箸があれば、あとは身近な材料を揃えるだけで簡単に作れますよ。ちょっと変わったスタイルでお好み焼きを楽しみたいときにもおすすめなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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2024.8.8 最終更新

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