サラダの定番食材「レタス」。加熱いらずで手軽に食べられるので、よく買う方も多いのではないでしょうか。しかし、使いかけや切ったレタスを保存すると、赤っぽく変色してしまうことがありますよね。そこで今回は、レタスが赤く変色するのを防ぐ方法と、フレッシュなレタスを味わうおすすめレシピをご紹介します。
赤くなったレタスは食べても大丈夫?変色を防ぐ簡単な裏技を実際に検証してみた
赤く変色したレタスは食べられない?
切ったレタスが赤く変色するのは、レタスに含まれている「ポリフェノール」によるもの。レタスの葉を切ったりちぎったりすることによって細胞が壊れ、ポリフェノールが空気に触れて酸化し褐変が起こります。
りんごやナスが変色するのも同じ理由で、変色したレタスを食べても心配はいりません。しかし、変色する前と比べると鮮度は落ちているのでなるべく早めに召し上がってくださいね。
変色を防ぐ方法とは?実際に検証してみた
レタスの変色を防ぐために今回検証するのは、切ったレタスを「酢水」にさらしてから保存する方法です。
まずは、レタスを包丁で食べやすいサイズにカットします。
このあと、水にさらすのが一般的ですが、今回はこれを酢水に置き換えます。酢の量は水1Lに対して小さじ2杯(10ml)を目安にしてくださいね。
切ったレタスを酢水にさらします。長く浸すとレタスに酢のにおいが移る場合があるので、さっとくぐらす程度にしましょう!
洗ったらしっかり水を切り、ラップで包んで冷蔵庫で保存します。
今回は、水にさらしただけのレタスと、酢水でさらしたものを2日間冷蔵庫で保存して比べてみました。
はたして酢水はどのくらいの効果があったのでしょうか…?
<水にさらしたレタス>
<酢水にさらしたレタス>
こうして見比べてみると、水にさらしただけのレタスは断面が赤く変色してきているのに対し、酢水にさらしたレタスはかなり変色を抑えられていることがわかります。
酢を加えるというたったひと手間で、しっかりと効果が表れました!食べてみても酢の香りや酸味は感じられなかったので、酢が苦手な方でも使える方法ですよ。
ほかにはこんな方法も!
今回検証した方法のほかにも、変色防止のために役立つ方法がいくつかあります。
■手でちぎる
レタスに金属が触れると変色しやすくなるので、手でちぎるか、セラミック製の包丁などを使うと変色しにくくなります。
■ 繊維に沿って切る
変色は細胞が破壊されることによって起こるため、レタスの繊維に沿って切ることで変色を抑えることができます。
どちらも酢水にさらすよりは効果が薄いですが、ある程度は変色しにくくなるので保存期間や料理に合わせて、ぜひ取り入れやすい方法を試してみてくださいね。
レタスを使った絶品サラダレシピをご紹介!
フレッシュでみずみずしいレタスを使う料理といえば、やっぱり「サラダ」ですよね。ここからは、何度も作りたくなること間違いなしの絶品サラダをご紹介します。15分で作れる簡単レシピなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
食欲そそる!定番チョレギサラダ
やみつき必至なチョレギサラダのご紹介です。作り方は、切った野菜に混ぜ合わせた調味料を和えるだけととっても簡単!全体に味が絡んでいて最後のひと口までおいしく食べられます。レタスのほかに水菜やきゅうりを加えることで、食感も楽しい一品に。ごま油とニンニクが香り、おかずにもおつまみにもぴったりですよ。
材料(2人前)
- レタス・・・200g
- きゅうり・・・1/2本
- 水菜・・・30g
- (A)ごま油・・・大さじ2
- (A)しょうゆ・・・大さじ1
- (A)白いりごま・・・大さじ1
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1
- (A)塩・・・少々
- きざみ海苔・・・10g
作り方
1.レタスは一口大にちぎります。
2.きゅうりはヘタを切り落とし、細切りにします。
3.水菜は根元を切り落とし、3cm幅に切ります。
4.ボウルに(A)を合わせ、1と2と3を和えます。
5.器に盛り付け、きざみ海苔をかけて完成です。
酢水で洗えば変色とおさらば!
いかがでしたか。今回はレタスの変色を防ぐ方法と、おすすめのサラダレシピをご紹介しました。変色を防ぐ方法を知っておけば、一度に使い切れなかったレタスもきれいなまま食べきることができますよ。ぜひレシピとあわせて参考にしてみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。