2020.5.1

油の種類|原材料の違いやそれぞれの特徴は?

油の種類や名前って?

以前は油と聞くと「太る、健康によくない」と考える方が多かったのですが、最近はココナッツオイルなどの美容オイルブームもあり、そのイメージが変わりつつあります。しかし、実際に油を選ぶとなると「種類が多すぎて違いがよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、代表的な油の種類をご紹介します。色々な油の違いを押さえて、お好みの種類を見つけてくださいね。

油の主成分は「脂肪酸」

油の主な成分は「脂肪酸」です。脂肪酸は大きく分けると「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類があります。

◼︎飽和脂肪酸
飽和脂肪酸とは、肉類や乳製品に多く含まれるドロドロとした脂のことです。短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の3種類があり、バターやラード、ココナッツオイルなどがこれに当たります。

◼︎不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸とは、植物や魚に多く含まれるサラサラとした油のことです。オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸の3種類があり、サラダ油やオリーブオイルなどがこれに当たります。

代表的な脂肪酸と油の種類は?

ここからは、代表的な脂肪酸と油の種類を解説します。それぞれの特徴を押さえて、楽しく使い分けてみましょう!

中鎖脂肪酸が多い油

中鎖脂肪酸は消化吸収が早くエネルギーとして消費しやすいので、脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。

◼︎ココナッツオイル
ココヤシの胚乳から採れる油のことです。ココナッツ特有の甘い香りがあり、スイーツやドリンクに加えられることが多いです。25℃以上のときは液体になり、20℃を下回ると白い固形になります。熱に強く、酸化しにくいことから、非加熱調理だけでなく加熱調理にも適しています。

オレイン酸が多い油

オレイン酸(オメガ9系脂肪酸)は血中の悪玉コレステロールだけを下げ、生活習慣病を予防する効果があると言われています。油の中でも酸化しにくく、長期保存や加熱調理に向きます。

◼︎菜種油
セイヨウアブラナの種子から採れる油のことです。黄褐色で少し青臭い風味がありますが、良質なものほどこの臭いが少ないです。酸化しにくく加熱に強いので、揚げ物に向きます。

◼︎キャノーラ油
「キャノーラ種」という、品種改良されたセイヨウアブラナの種子から採れる油のことです。クセがなく加熱に強いので幅広い料理に向きますが、トランス脂肪酸を含むので摂りすぎには注意が必要です。

◼︎オリーブオイル
オリーブの果肉から採れる油のことです。黄緑色でフルーティな風味があり、イタリア料理には欠かせない存在です。特に香り高い「エキストラバージンオリーブオイル」をサラダやパスタに加えることで、グンと本格的な味わいに仕上がります。

◼︎アボカドオイル
アボカドの果肉から採れる油のことです。ほのかにアボカドの風味を感じられ、そのままでもおいしくいただけます。パンやヨーグルト、サラダなどにかけて、素材本来のおいしさをシンプルに楽しむのがおすすめです。

◼︎アルガンオイル
モロッコ特産のアルガンツリーの種子から採れる油です。繊細なナッツの香りがあり、肌への浸透がいいので主にスキンケアオイルとして使われます。200個の種子からわずか50mlしか採れず、その美容効果の高さから「モロッコの黄金」と呼ばれる希少な油です。

リノール酸が多い油

リノール酸(オメガ6系脂肪酸)はコレステロールを下げる効果があります。しかし、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの両方を下げてしまうので、摂りすぎには注意が必要です。

◼︎サラダ油
サラダ油は菜種油・大豆油・コーン油・ひまわり油・ごま油・紅花油・綿実油・米油・ぶどう油を総称した油です。それらを低温でも固まらないように精製し、JAS基準を満たしたもののみがサラダ油と表記されます。

◼︎ごま油
焙煎した白ごまから採れる油です。琥珀色で芳ばしいごまの風味があり、中華料理や韓国料理には欠かせない存在です。特にごま油の割合が100%の「純正ごま油」は、香り高く高級感のある味わいが楽しめます。

◼︎ぶどう油(グレープシードオイル) ぶどうの種子から採れる油です。油臭さがなくサラッとしているので、素材の本来の風味を活かした料理に向きます。

α-リノレン酸が多い油

α-リノレン酸(オメガ3系脂肪酸)は、体内でDHAやEPAに変化します。これらは動脈硬化や血栓を防いだり、血中の中性脂肪を減らすなどさまざまな効果があると言われています。しかし、加熱に弱く酸化しやすいので、食用とする場合は必ず生でいただくようにしましょう。

◼︎アマニ油
シソ科のアマという植物の種子から採れる油です。青いナッツのような風味と特有の苦味がありますが、少量を料理に取り入れることでおいしくいただくことができます。特にレモンやハーブと相性がよく、ドレッシングやマリネにに加えると爽やかな風味が楽しめます。

◼︎エゴマ油(シソ油)
シソ科のエゴマという植物の種子から採れる油です。アマ二油よりも風味が穏やかで、マイルドなコクがあります。味噌やしょうゆ、かつお節など和風の食材と相性がよく、おひたしや和え物に加えるとまろやかな味わいが楽しめます。

色々な油を使い分けて楽しもう!

いかがでしたか?今までは「身体に悪そう」と敬遠していた油も、特徴や種類を理解することでイメージが変わりますよね。素材に合わせて上手に油を使い分けて、毎日の料理をワンランクアップさせてみてくださいね。

クラシルでは、様々な種類の油を使ったレシピをご紹介しています。もし気になった油があれば、ぜひこの機会に手に取ってみてくださいね。

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