旬の食材、ブリと大根で作る「ブリ大根」。煮汁がじゅわっと染みてたまらないおいしさですよね。そんなブリ大根をおいしく作るには、ブリの下処理にコツがあります!今回は臭みをとる下処理の方法と、基本のレシピをご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
「おかずにいかが?」生臭さを残さない!ほっこり美味しいブリ大根の作り方
臭みをとるコツは3つ!ブリの下処理をチェック
コツ①:流水で洗い、ぬめりや血合いを取る
ブリの切り身は、まずは流水でよく洗いましょう!血合いが残ると臭みの原因になるので、しっかり洗うのがポイントです。ここではお湯ではなく、冷たい水で洗ってくださいね。
コツ②:両面に塩をふって10分程置く
塩をまぶしてしばらく置くことで、浸透圧によってブリの中の水分が表面にじんわりと出てきます。この水分に臭みが含まれていますよ。
コツ③:熱湯をまわしかけ、表面の色が変わったら水洗いする
いわゆる「霜降り」の作業です。魚の表面にさっと熱湯をかけることで、塩をふって出てきた臭み成分や、ぬめりや血などが取れ、旨味をぎゅっと閉じこめることができます。
やけどに十分注意しながら行ってくださいね。
流水で洗い流し、キッチンペーパーで水気をふき取って下処理は完了です。
これで下処理はバッチリ!気になる仕上がりは…?
ブリの下処理ができたら鍋に入れ、大根や生姜、水、調味料を加えて大根がやわらかくなるまで煮込んでできあがり!
詳しいレシピは記事の後半でご紹介しますよ。
さて、仕上がりはどうでしょうか…?
できあがったブリ大根を食べてみると、脂がのったブリにだしの効いた煮汁が染みて絶品!生臭さはなく、ブリの旨味がしっかりと感じられてとてもおいしかったです。
下処理は手間がかかりますが、その手間も惜しくないほど大満足の仕上がりでした。ブリと大根のおいしいこの時季にぜひ作りたい料理です。
ほっこりおいしいブリ大根のレシピをご紹介!
最後に、気になるブリ大根のレシピをご紹介します。ブリの臭みを取る3つのコツとあわせて挑戦してみてくださいね。
定番のぶり大根
下処理をしっかりしたら、あとは煮るだけ!しょうゆや砂糖、顆粒和風だしなどを合わせて、弱火でじっくりと煮込みました。生姜の風味が効いた味つけがしっかり具材に染みて、ほっと落ち着くおいしさです。ブリの旨味もたっぷり、ごはんのおかずにもお酒のおつまみにもぴったりですよ。
材料(2人前)
- ブリ (計150g)・・・2切れ
- 塩・・・小さじ1/4
- 熱湯・・・適量
- 大根・・・200g
- 生姜・・・10g
- 水・・・200ml
- (A)料理酒・・・大さじ3
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)みりん・・・大さじ2
- (A)砂糖・・・大さじ1
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1/2
作り方
準備.大根は皮をむいておきます。生姜は皮をむいておきます。
1.大根は2cm幅の半月切りにします。生姜は薄切りにします。
2.ブリの両面に塩をまぶし、10分ほど置きます。耐熱ボウルに重ねたザルの上にのせ、熱湯をかけ、表面の色が変わったら流水でぬめりを洗います。
3.鍋に1、水、(A)を入れ、中火で加熱します。ひと煮立ちしたら2を加え、落し蓋をして大根がやわらかくなるまで弱火で20分ほど煮ます。
4.火から下ろし、お皿に盛り付けて完成です。
絶品のブリ大根を作ろう!
いかがでしたか。今回はブリの臭みを取る方法と、ブリ大根のレシピをご紹介しました。味がたっぷり染みたブリ大根をひと口食べれば、心もほっこり癒されること間違いなし!この記事を参考に、ぜひ旬の味を楽しんでくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。