冬に旬を迎える代表的な野菜「大根」。寒い日のおかずにぴったりなおでんやふろふき大根など、いろいろな料理に使われますよね。しかし、大根はやわらかくなるのに時間がかかるので、下ゆでしてから料理に使う方も多いのではないでしょうか?今回は、そんな下ゆでの方法を2つ比較検証しました!後半では大根を使った絶品煮物レシピをご紹介していますよ。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
「大根をもっとおいしく味わう!」やわらかくするには鍋?レンジ?2つを徹底比較してみた
さっそくゆでてみましょう
今回は、鍋でゆでる一般的な方法と、電子レンジを使う方法で大根の下ゆでをしてみました。大根は2cm幅の半月切りにし、使用する大根の量は統一しました。鍋は中火、電子レンジは600Wで、加熱時間はどちらも10分としました。
火の通りやすさや手軽さ、煮物にしたときの仕上がりを比べていきます。さっそく見ていきましょう!
方法1 鍋でゆでる
大根と、大根がかぶる程度の水を加えて、火にかけます。
方法2 電子レンジで加熱する
耐熱性のボウルに大根と、大根がかぶる程度の水を加えて、ふわっとラップをしたら、電子レンジで加熱します。
10分間加熱した大根を見てみましょう。左が鍋でゆでたもの、右が電子レンジで加熱したものです。鍋でゆでた方は全体的に白っぽさがなく半透明になりつつあり、電子レンジ加熱の方は中がやや透き通っていません。食べてみると、ゆでた大根はほどほどにやわらかく、電子レンジ加熱の大根はしっかりめに歯ごたえを感じました。
次に、下ゆでした大根を使って煮物を作りました。鍋に大根と調味料を加え、強火で沸騰させてから弱火でやわらかくなるまで煮込みました。
煮物にした大根を見てみましょう。先ほどと同じく、左が鍋で下ゆでした大根、右が電子レンジで下ゆでした大根になっています。調味料がしみ込むと、見た目の違いはかなりわかりにくくなりました。どちらも中までやわらかくなり、全体に味がいきわたっておいしかったです。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
状況によって使い分けるのがおすすめ!
検証の結果、下ゆでした時点では電子レンジ加熱の方がやや固めの仕上がりになりましたが、煮物にするとあまり違いは見られませんでした。電子レンジの場合、ボウルを洗う手間はひとつ増えますが、下ゆでしている間にコンロを使ってほかの料理を作れます。手軽さやおいしさの観点ではほとんど違いはありませんでしたので、どちらの方法でも大丈夫!下ゆでをすると煮物が手早く仕上がりますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
大根を使ったおすすめレシピをご紹介!
ここからは、大根を使った冬のおかずにぴったりな一品をご紹介します。今回は、トロトロになるまでじっくり煮た鶏むね肉と大根のこっくり煮をピックアップしました。レシピでは電子レンジで下ゆでしていますが、お好みでご紹介した方法も試してみてくださいね。
鶏むね肉と大根のこっくり煮
甘辛い味つけに思わずほっとする、鶏むね肉と大根のこっくり煮はいかがですか。お肉と大根を軽く焼いてから煮ると、コクと香ばしさが増して食べ応えのある一品に。落し蓋をすることで、調味料が中まで染みわたりますよ。手に入りやすい材料で作れるので、どなたでも挑戦しやすいレシピです。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- 大根・・・300g
- 鶏むね肉・・・250g
下味
- 料理酒・・・大さじ1
- 塩こしょう・・・少々
- 薄力粉・・・大さじ1
- (A)水・・・100ml
- (A)料理酒・・・大さじ2
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)砂糖・・・大さじ2
- サラダ油・・・大さじ1/2
トッピング
- 小ねぎ・・・適量
作り方
準備.小ねぎは薄い斜め切りにしておきます。
1.大根は皮をむき、1.5cm幅の半月切りにします。耐熱容器に入れてラップをかけ、600Wの電子レンジで火が通るまで4分加熱します。
2.鶏むね肉は1cm幅のそぎ切りにします。下味の材料を揉みこみ、5分ほど置き、キッチンペーパーで汁気を拭き取り、薄力粉を薄くまぶします。
3.フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、1、2を入れて焼きます。両面にこんがりと焼き色がついたら(A)を入れ、落し蓋をして弱火で10分煮ます。
4.落し蓋を外し、時々返しながら煮汁が半量程になるまで中火で煮詰めたら火から下ろします。
5.お皿に盛り付け、小ねぎを添えて完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
大根は下ゆですると楽ちん!
いかがでしたか。今回は、大根の下ゆで方法の比較検証と、おすすめの大根の煮物のレシピをご紹介しました。大きな大根は食べ応えがありますが、火が通りにくいので、鍋や電子レンジで下ゆでをしてから料理に使うのがおすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね。