最終更新日 2024.5.10

「お弁当」の蓋を温かいまま閉めるのは厳禁!食中毒を防ぐために知っておきたい基本とは

「お弁当」の蓋を温かいまま閉めるのは厳禁!食中毒を防ぐために知っておきたい基本とは

学校や職場にお弁当を持っていく方も多いですよね。食べるまでに時間が空くお弁当、食中毒には特に気をつけたいものです。安全のためには、熱々の状態でお弁当の蓋をするのは厳禁!しっかり冷ますのが大切なのですが、みなさんは忙しい朝でもできているでしょうか?今回は、お弁当の冷まし方を実際に検証してみました!

お弁当を安全に作るには?

お弁当は作ってから食べるまで時間を置くことが多いですよね。そのため、お弁当を作るときには、食中毒の原因となる菌を「つけない、増やさない、やっつける」の3つが大事なポイントです。
手洗いや消毒、食材をしっかり加熱することはもちろんですが、菌を増やさないためには作ったあとも要注意!ごはんやおかずが熱いままお弁当の蓋をしてしまうと、蓋に水滴がつき菌が繁殖してしまう原因になってしまうんです。そのため、しっかり冷ますことが大切なんですよ。

冷ましてから蓋をしないといけないのはわかっているけれど、時間がない!そんなときに登場するのが保冷剤ですよね。お弁当を冷ますのに、どれくらい効果があるのでしょうか?
また、プチテクニックとして保冷剤にアルミホイルを巻いて冷やすとよいのだとか…?今回は実際に温度を測って検証してみましょう!

さっそく検証スタート!

ここからは保冷剤アルミホイルを使って、3通りでお弁当の冷め方を検証していきますよ。炊きたてホカホカのごはんで、どのくらい温度が下がるか見てみましょう。

用意したものはこちら!

・保存容器に高さ2cmに詰めた炊きたてのごはん
・保冷剤
・アルミホイル
・温度計

検証する方法は以下の3つです。

① そのまま冷ます
② 保冷剤の上にのせて冷ます
③ アルミホイルで包んだ保冷剤の上にのせて冷ます

5分置きにごはんの内部の温度を測ってみますよ。

保冷剤は効果抜群!アルミホイルは…?

5分置きに容器に詰めたごはんの温度を測定してみると…?

このような結果になりました!
保冷剤を使うことで、5分後からぐっと温度が下がるのが早くなっていることがわかりますね。さらに、アルミホイルで包んだ保冷剤を使うと多少効果的な結果に。アルミホイルは熱伝導率が高いので保冷剤の持つ冷気が伝わりやすくなるようですよ。
短時間で蓋に水滴がつかない温度まで下げるには、保冷剤を効果的に使うとよさそうですね。

保冷剤の大きさによっては、冷ましている間に溶け切ってしまうので、なるべくお弁当全体がのせられる持続性があるものを使ってくださいね。
また、食品は20℃以上になると菌が増殖する危険性が一気に高まります。保管の際も冷蔵庫や保冷剤を使い早めに食べるようにしてくださいね。

ごはんがどんどん進む!ねぎ塩レモンチキン

お弁当の冷まし方がわかったところで、ここからはお弁当のおかずにぴったりなレシピをご紹介しますよ。レモンのさわやかな風味が効いたねぎダレがしっかりとチキンに絡み、とてもおいしいですよ。鮮やかなレモンの色合いも、お弁当に華を添えてくれますよ。

常備菜に ねぎ塩レモンチキン

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レモンの風味でさっぱりいただく、ねぎ塩チキンのご紹介です。鶏もも肉に薄力粉をまぶして焼くことで、しっかりとタレが絡みます。黒こしょうの辛みもよいアクセントになり、ごはんが進みますよ。冷めてもおいしいので、お弁当にぴったりです。ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • 鶏もも肉・・・400g

下味

  • 薄力粉・・・大さじ1
  • 塩・・・小さじ1/3

タレ

  • 長ねぎ (50g)・・・1本
  • レモン・・・1/2個
  • 料理酒・・・大さじ1
  • みりん・・・大さじ1
  • 白だし・・・小さじ2
  • 粗挽き黒こしょう・・・小さじ1/2
  • 塩・・・小さじ1/4
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • イタリアンパセリ・・・適量

作り方

準備.長ねぎは青い部分と根元を切り落としておきます。
1.長ねぎはみじん切りにします。レモンは薄いいちょう切りにします。
2.鶏もも肉は一口大に切り、塩と薄力粉をまんべんなくまぶします。
3.ボウルに1と残りのタレの材料を入れてよく混ぜ合わせます。
4.中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、2を入れて、全体に焼き色がつくまで焼きます。
5.3を入れて中火のまま炒め、鶏もも肉に火が通り、汁気がなくなったら火から下ろします。
6.器に盛り付けて完成です。召し上がる前にイタリアンパセリを添えてください。

お弁当をおいしく安全に作ろう!

いかがでしたか?今回はお弁当を冷ます方法を検証してみました。これからの季節、お弁当の持ち歩きには特に気を付けたいものです。忙しい朝の時間には、つい急いで蓋をしたくなってしまいますよね。安全においしく食べるためにも、保冷剤などで工夫するのがおすすめです。ぜひ今回の検証を参考にしてみてくださいね。

※お弁当として持ち運ぶ際は食中毒に配慮し、衛生的な環境下で調理を行ってください。持ち運びの際は保冷剤をつけて冷蔵庫やなるべく涼しい場所に保管してください。加熱の必要があるものは必ずよく火を通し、しっかりと粗熱を取り、余分な汁気は切ってからお弁当に詰めてください。

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