ペーパーチキンとは?紙で包んで揚げるシンガポール料理の魅力と作り方を紹介

ペーパーチキンとは?紙で包んで揚げるシンガポール料理の魅力と作り方を紹介

ジューシーな旨みと香りが食欲をそそる「ペーパーチキン」をご存知ですか?名前のとおり、味つけした鶏肉を紙(ペーパー)に包んで揚げるシンガポールの人気メニューです。この記事ではペーパーチキンの特徴や作り方について解説!後半では、代表的なシンガポール料理についてもご紹介します。

  • 目次
  • ペーパーチキンとは
  • おいしさの秘密は「紙」
  • 日本人にも人気
  • 世界的シェフも認めた味
  • ペーパーチキンの作り方
  • ペーパーチキン以外のシンガポール料理もチェック!
  • ペーパーチキンに挑戦して、鶏肉料理をもっと楽しもう!

ペーパーチキンとは

ペーパーチキン(紙包鶏)とは、シンガポールのローカルフードのこと。一口大にカットした鶏肉をしょうゆやオイスターソース、紹興酒などで作ったタレに長時間漬け込み、耐熱性のある調理用の紙で包んで油で揚げた料理です。まずは、ペーパーチキンの特徴や魅力について解説します。

おいしさの秘密は「紙」

ペーパーチキンの最大の特徴は、味つけした鶏肉を包んだ紙ごと揚げる調理法にあります。

紙が肉汁やタレの旨みを逃さず閉じ込めることで、一般的な唐揚げよりもふっくらとジューシーに仕上がるのです。紙を開いた瞬間に立ち上る香りに食欲がそそられますよ。

日本人にも人気

ペーパーチキンのしょうゆベースの味つけとやわらかい食感は日本人の味覚にもぴったりです。

シンガポール在住の日本人にも人気が高く、日本から訪れる観光客にも好評なのだとか。肉汁たっぷりのジューシーな鶏肉は白ごはんとの相性も抜群です。ペーパーチキンの紙包みをごはんのうえで開いて、タレも余さず味わう方もいるそうです。

世界的シェフも認めた味

ペーパーチキンのルーツははっきりとは分かっていませんが、そのおいしさを広めたのは1963年にシンガポールで創業した老舗中華料理店「ヒルマン・レストラン(喜臨門大飯店)」だといわれています。

世界的に有名なシェフ、ポール・ボキューズ氏が「ミシュランの三つ星に値する」と賞賛したというエピソードもあり、現在ではシンガポール名物としておなじみの味になったのです。

ペーパーチキンの作り方

一見むずかしそうに感じるペーパーチキンですが、実はおうちでも簡単に作れるんです!ここではペーパーチキンをおいしく作るためのポイントをご紹介します。とくに、油で揚げるときの注意点は必ずご確認くださいね。

下味をしっかりつける

鶏もも肉は一口大にカットし、しょうゆやオイスターソース、紹興酒などを合わせたタレに斜め薄切りにした長ねぎやおろし生姜を加えて漬け込みます。

全体をよく混ぜたら冷蔵庫で一晩から一日ほど寝かせてください。寝かせることで味がしっかり染み込み、鶏肉がやわらかく仕上がりますよ。

クッキングシートで丁寧に包む

タレに漬け込んだ鶏肉を耐熱性の調理用の紙の「クッキングシート」や「オーブンシート」で包みます。よく似たものにワックスペーパーがありますが、こちらは熱に弱いので使用できません。必ず耐熱性のある紙を使いましょう

シートを15cm四方ほどにカットし、中央にタレごと鶏肉を一切れずつのせます。肉汁が漏れないよう注意しながら手前と奥の端を重ねて小さく2回ほど折って筒状にし、両端をそれぞれキャンディのようにねじって閉じます。

少量の油で揚げ蒸し焼きにする

鍋やフライパンに先ほど作った紙包みを並べ、鶏肉が少し浸るくらいの油を注ぎます。火にかけて油が温まってきたら弱火にし、蓋をして蒸し揚げ焼きにしましょう。ここからは火力の強さに注意してください。蓋をした状態で強火にすると油の温度が上昇して非常に危険です。必ず弱火でじっくりと加熱してください。

紙包みが膨らんできたら裏返して蓋を外したままさらに加熱します。紙が蒸気で膨らんで香ばしい香りが立ち上ってきたら取り出し、油を切って完成です。ぜひ熱々のうちに召し上がってくださいね。

⚠️蓋を開けるときの注意点⚠️
蓋を開ける際は蓋についた水滴が油に落ちないよう、注意してください。蓋を傾けた拍子に水滴が流れ落ちると、油がはねて火傷の原因になることがあります。ふたはなるべく水平を保ち、そっと外すようにしましょう。

ペーパーチキン以外のシンガポール料理もチェック!

シンガポールにはペーパーチキンのほかにも魅力的な料理がたくさんあります。ここでは代表的なシンガポール料理をいくつかご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

海南鶏飯 ( ハイナンチーファン )

シンガポールの国民食ともいえる海南鶏飯は「シンガポールチキンライス」の名前でも知られています。

やわらかく茹でた鶏肉と、チキンスープで炊いたごはんを組み合わせた鶏肉の旨みを堪能できる一品です。添えられたダークソイソースとチリソース、ジンジャーソースの3種類のソースを使って自分好みの味にアレンジできます。

チリクラブ

殻付きのカニを丸ごと使い、チリソースと呼ばれる唐辛子やニンニク、酢などが入った甘辛いトマトソースで炒めたインパクト抜群な料理です。

真っ赤な見た目に反して辛さは控えめで、カニの旨みが溶け込んだ濃厚なソースは一度食べたらやみつきになるのだとか!ソースは饅頭(パンのようなもの)につけて最後まで味わうのが定番の食べ方です。

フィッシュヘッド・カレー

名前のとおり魚の頭が丸ごと入った豪快な見た目のカレーです。インド出身のレストランオーナーが魚の頭を有効活用するために考案したといわれています。

魚の出汁とココナッツミルクのまろやかさに、スパイスの刺激やタマリンドの酸味が調和した奥深い味わいが魅力です。魚のほか、具材としてナスやオクラなどの野菜を入れるお店もあります。

肉骨茶(バクテー)

スペアリブなどの骨つきの豚肉を、漢方やスパイス、ニンニクと一緒に長時間煮込んだスープ料理です。

シンガポールのバクテーはこしょうがピリッと効いた澄んだスープが特徴。豚肉の旨みがありながら体に染み渡るようなやさしい味わいです。ごはんや油条(揚げパン)などと一緒に食べられています。

ホッケンミー

シンガポールのホッケンミーは、卵麺とビーフンの2種類の麺をエビやイカ、豚肉、卵と一緒に炒め、豚骨とエビのスープで仕上げる焼きそば風の麺料理です。

スープを吸ったジューシーな食感が特徴で、添えられたコブミカン(ライムに似た柑橘)を絞ったり、サンバルという辛味調味料を混ぜたりして味の変化も楽しめます。

ラクサ

ラクサはココナッツミルクをベースにした、まろやかさとスパイシーさが調和したスープが特徴の麺料理です。

エビなどの魚介の出汁とカレースパイスが合わさった濃厚なスープに、つるりとした米麺が使われています。ココナッツのクリーミーさとスパイスのバランスが絶妙で、エスニック料理が初めてという方にも食べやすい味わいです。

カヤトースト

シンガポールの定番朝食メニュー「カヤトースト」。カリッと香ばしく焼いたトーストに、卵と砂糖、ココナッツミルクに、香りのよいハーブ「パンダンリーフ」で風味をつけた「カヤジャム」とバターを挟んだものです。

カヤジャムのやさしい甘さとバターの塩気が絶妙にマッチしています。温泉卵をからめて食べるのがシンガポール流なのだとか。

ペーパーチキンに挑戦して、鶏肉料理をもっと楽しもう!

今回はシンガポールのローカルフード「ペーパーチキン」の魅力や作り方、そのほかのシンガポール料理について解説しました。包んだ紙ごと揚げる見た目が印象的なペーパーチキンですが、実はおうちでも意外と簡単に作れます。いつもと違う鶏肉料理が食べたくなったときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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