最終更新日 2023.3.30

牛ももの保存方法|長持ちのコツ|酸化を防ぐ

牛ももの保存方法|長持ちのコツ|酸化を防ぐ

あっさりとした赤身肉の部位「牛もも」。牛の後ろ足周辺のお肉で、よく運動する場所なのでややかたい肉質ですが、あっさりとしたクセのない味わいが特徴です。ステーキはもちろん、しゃぶしゃぶやローストビーフなど様々な料理で楽しむことができます。

使い勝手もよく、牛肉の中では比較的手に取りやすい価格なのでまとめて購入すること多いのではないでしょうか。せっかくなら鮮度の良い状態を長持ちさせたいですよね。

今回は、そんな牛ももの正しい保存方法をご紹介します。新鮮な状態をキープして、おいしい牛ももを楽しみましょう!

保存のポイントは「酸化」を防ぐこと

■冷蔵庫のチルド室で保存

①肉の表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る

②ラップで隙間なく包む

③ジップ付保存袋に入れて、空気を抜いて閉じる

④冷蔵庫のチルド室で保存する

【ポイント】

・肉をおいしく保存するポイントは、酸化を防ぐこと。そのためには、空気に触れさせないことが重要です。肉の油脂は空気に触れると酸化し、傷みやすくなります。しっかりと密閉しましょう。

・肉の表面の「ドリップ」と呼ばれる水分を拭き取ることで、臭みを取り除くことができます。

・必ず加熱調理してお召し上がりください。

■冷凍して保存

①肉の表面の水分をキッチンペーパーで拭き取る

②使いやすい分量に小分けし、ラップで隙間なく包む。ブロック肉やステーキ用の厚切り肉は、ラップで包んだ上からさらにアルミホイルで全体を包む

③冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて閉じる

④金属製のトレイに重ならないように並べて、冷凍庫で保存する

【ポイント】

・購入したらなるべく早く、肉が新鮮なうちに冷凍しましょう。鮮度が落ちたものを冷凍すると、味が落ちてしまいます。

・アルミホイルは冷気の伝わり方が早いため、厚みのある肉も新鮮さを保ちながら冷凍することができます。

・冷凍に時間がかかると細胞が壊れ、解凍時にドリップが出やすくなります。肉をあらかじめ冷やした金属製のトレイなどにのせて温度が速く伝わるようにすることで、より早く冷凍できます。

・解凍する際は、調理する半日ほど前から冷蔵庫に移し、低温で解凍しましょう。電子レンジでの解凍では、急激な温度変化が加わりドリップが出やすくなります。急いでいるときは、袋をしっかり閉じて水が入らないようにし、氷水につけて解凍してください。

・必ず加熱調理してお召し上がりください。

冷凍の場合は特に「ドリップ」を防ぐことがおいしさをキープするポイントになります。ドリップが出ると、肉の水分や旨み成分が流出してしまいます。ドリップが出る前になるべく短時間で冷凍しましょう。

上手に保存しておいしい牛ももを楽しもう!

今回は、牛ももの保存方法をご紹介しました。買ってきたままのパックの状態で保存するのではなく、ひと手間かけることで長くおいしさをキープすることができます。もちろん他の部位を保存する場合もポイントは同じです。今回ご紹介した保存方法を活用し、日々の生活に取り入れて、食材を無駄なくおいしく安全にいただきましょう!

クラシルでは、牛ももの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

牛ももの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

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