調理15分以内
レモンは初夏−夏が旬と思われがちですが、実は秋冬が旬。この時期だけ、国産レモンが出回ります。
国産レモンは防カビ剤不使用で、皮まで安心して食べられるものが多いので、果汁だけじゃなくレモンまるごとたのしめます。レモンを輪切りにして食卓に並べれば、食卓が華やぐし、真っ黄色に熟したレモンは見ているだけで元気になります。
レモン照り焼きは酸っぱそうにみえるかもですが、子どもが食べるように甘めな味付けです。チキン南蛮のたれっぽい味付けと思っていただればよいかと思います。
付け合せのグリル野菜は、今回は長いもと小松菜。どちらも秋冬が旬。長いもはみずみずしく、小松菜も寒くなると辛みやエグみが弱まり甘くなっていきます。
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秋鮭のレモン照り焼き
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■材料:2人分
【食材】
生鮭(下味なし)…2切
レモン…1/2個
長いも…100g
小松菜…50g(1/4束)
【調味料:グリル野菜】
サラダ油…大さじ1/2
塩…ひとつまみ
【調味料:レモン照り焼き】
塩…ひとつまみ
小麦粉…大さじ1
サラダ油…大さじ1
●砂糖…大さじ1/2
●醤油…大さじ1
●酒…大さじ1
●みりん…大さじ1
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■作り方
【1】下ごしらえ
鮭は塩(ひとつまみ)を振っておく。長いもはひげ根を焼いておく(動画参照)
【2】野菜を切る
レモンは5mm厚の輪切り2枚を切り、残ったレモンは果汁をしぼる。小松菜は4cm長さ、長いもは皮付きのまま1cm厚の輪切りにする。
【3】野菜を焼く
フライパンにサラダ油(大さじ1/2)を熱し、長いもを入れ、強火で片面1分ずつ焼く。長いもを端に寄せ、空いたスペースに小松菜、塩(ひとつまみ)を加え、強火で30秒炒め、器に盛り付ける。
【4】鮭の粉付け
鮭は水気をキッチンペーパーで拭きとり、小麦粉(大さじ1)をまぶす。
【5】仕上げる
フライパンはさっと拭きとり、サラダ油(大さじ1)を追加し、鮭を皮目を下にして加え、中火で片面3分ずつ焼く。小鉢などに●の調味料、レモン果汁(大さじ1/2) を混ぜタレを作る。鮭に火が通ったら、タレとレモンの輪切りを加え、中火で30秒、煮絡めたら完成。タレはゆるめな仕上がりなので、グリル野菜にもからめて召し上がれ。
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■調理のポイント
・鮭の皮はしっかり焼いてあげるとおいしいです。フライパンの縁に皮を当てて焼くとパリパリに◎(写真参照)
・長いもは、皮をむかなくてもおいしく食べれます。ひげ根は口にあたるため除きますが、皮はそのままでOK。私はとろろを作るときも皮付きでやってます。ゴミも減るし栄養もとれます。
・長いもをさわると手がかゆくなる方は多いです。私も痒くなる、、、。手に酢を付けてから触ると、痒くなりにくいです。
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■雑談
料理と全然関係ないけど、私は梶井基次郎の小説「檸檬」が好きです。檸檬が命の象徴として強く美しく描かれています。
レモンは人を元気にする力がある、と思ってから、私は人にごはんを振る舞うときレモンを使うようになりました。
栄養的にもクエン酸やビタミンCが多く、疲労回復、リラックス効果が高いので、小説を裏付けているかのようです。
秋冬はレモンや柑橘を使ったメニューを多くアップしたいと思っています。参考になればうれしいですー。
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