BONIQの低温調理でお米を炊くことはできるのか?
米は炊飯器以外でも土鍋やフライパンでも炊くことができる。
95℃以上の高温を保つことができるBONIQの低温調理でも、お米を炊くことができるのではないか?
通常米を炊く際は、沸騰させた後高温を保ち(約10分間)、その後蒸らす(約10分間)ことで炊き上がる。
そこで、以下の2パターンでそれぞれの仕上がりの違いを比べてみる。
実験①95℃ 10分→そのまま湯せんの中に10分置き、蒸らす
実験②95℃ 15分→そのまま湯せんの中に10分置き、蒸らす
☆フリーザーバッグ1袋分(1合)☆
・米
1合(150g)
・水
180ml(米と水で合計330gにする)
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1 BONIQをセット
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高温・長時間調理による水の蒸発で水位が下がり、BONIQの稼働停止や食材の加熱ムラの発生を防ぐため、下限水位から大きく余裕を持たせた水量をセットする。
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95℃ 0:10(10分)に設定する。(スタートはしない)
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2 フリーザーバッグに投入
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米を研いでざるに上げ、フリーザーバックに入れて水を加える。
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米を研ぐ際に米が水を吸うため、フリーザーバッグの重さを除いて全体が330gになるよう、計量しながら水を加える。
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同様に繰り返し、もう1袋作る。
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3 BONIQに投入
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BONIQが95℃に達するまでの時間を利用して浸水をする。
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②の米の準備ができたらフリーザーバッグ(2袋)をBONIQ(まだ水の状態)に入れながら、バッグ内に気泡が残らないようにしっかり空気を抜いて密封し、スタートボタンを押して低温調理をする。
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この時、バッグを完全に沈めて食材全体が湯せんに浸かるようにする。
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(気泡が残っていたり食材全体が完全に浸かっていないと、熱が適切に伝わらず、加熱ムラが生じる。)
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コンテナを使用する場合は保温ルーフで、鍋の場合はラップやアルミ箔で湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
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4 そのまま湯せんで蒸らす
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BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったら1袋のみ取り出し、別の鍋に沸かしていたお湯の中に入れて10分置き、蒸らす。
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BONIQを5分追加する。
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再度BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらタイマーを止め、2袋目はそのまま湯せんの中で10分置き、蒸らす。
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5 仕上げ
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それぞれ器に盛り付けて、出来上がり。
投稿者からのコメント
仕上がりを比較してみると、
実験①95℃ 10分→そのまま湯せんの中に10分置き、蒸らす(写真右)
ほんの少し米がまだ火が通りきっていない食感。ぼそっとしがち。
実験②95℃ 15分→そのまま湯せんの中に10分置き、蒸らす(写真左)
米にしっかり火が通っていた。
ただし水圧がかかっているため〝ふんわり〟というよりも〝みっちりとした〟炊き上がり。
《作る際のポイント》
米を炊飯する際は水蒸気で水の5%程が蒸発するため、通常炊飯する際よりも少なめの水分量で炊き上げます。
本レシピは1合分の炊飯の分量です。
フリーザーバッグ1袋で、2合、3合・・と米の量を増やして炊く場合には加熱時間を延長する必要があるでしょう。
《BONIQ栄養士による栄養アドバイス》
ご飯の栄養素と言えば何を思い浮かべますか?
糖質(炭水化物)が多いというイメージが強く、他の栄養素は入っていないと思っている方も少なくないはず。
実はご飯には糖質の他、たんぱく質や食物繊維、カルシウムや亜鉛などの栄養素が少しずつ含まれているのです。
「少ししか入っていないなら、ないも当然」とあなどることなかれ。
茶碗1杯のごはんに微量に含まれている栄養素でも、365日ほぼ毎日食べるのであれば「塵も積もれば山となる」です。
主食であるご飯が主食であるゆえんは、エネルギーに代わりやすい糖質が豊富に含まれていることと、少しずつ様々な栄養素が含まれているということなのです。
《注意》
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細は下記URLから参照下さいませ。
※みやすさのために書式を一部改変しています。