■保存期間
冷蔵5日/冷凍1か月
■紹介文
今日は、圧力鍋で作るチリコンカンのレシピをご紹介します。
チリコンカンはテキサス発のメキシコ風料理で、豆やひき肉、野菜がたっぷりと入った彩り豊かな一品です。
食欲をそそるスパイシーな風味は、ご飯はもちろんビールにもぴったりです。
そのままはもちろん、ナチョスやホットドックなど手軽に様々なアレンジが楽しめます。
乾燥豆をコンソメスープで戻して圧力鍋で作る、豆の旨味をぎゅっと閉じ込めたチリコンカンです。ぜひ、お試しくださいませ。
■材料(4人分)
乾燥大豆 または 乾燥キドニービーンズ 1カップ(150g)
牛挽き肉 または 合い挽き肉 200g
玉ねぎ(または新玉ねぎ) 1個(200~300g×1)
ピーマン 4~5個(1パック、140~170g目安)
にんにく(※1) 1片
赤ワイン または 酒 50ml
オリーブオイル 大さじ1(15ml)
■豆用スープ
水 400ml
顆粒コンソメスープの素 小さじ2(固形なら1個)
■スパイス
チリパウダー(※2)必ず以下の「ご注意」をご確認くださいませ 大さじ3(17g目安)
クミン(パウダー、ホール、どちらでも構いません) 小さじ1
■煮込み用調味料
カットトマト缶 1缶(400g×1)
ローリエ 1枚
■仕上げ用調味料
塩 小さじ1/4
こしょう(粗挽き、粉末、どちらでも構いません) 小さじ1/4
(※1)にんにくが入手しにくい場合は市販の刻みにんにく大さじ山盛り1/2杯か、にんにくすりおろし小さじ1で代用するとよいです。
(※2)ご注意:今回使う「チリパウダー」は、「チリペッパー」とは別のものです。
「チリパウダー」:唐辛子にスパイスやハーブをブレンドしたものです。
「チリペッパー」:唐辛子のみです。
ですので、間違えるととんでもなく激辛になるだけではなく味も香りもまったく違ってきますので、くれぐれもお間違えのないようにしましょう。
■作り方
【1】乾燥豆は水洗いし、ざるにあげて水気を切ります。
この作業は、手順2で豆用スープの材料を火にかけている間に行うと効率が良いですが、無理しない程度に対応しましょう。
【2】豆用スープの材料を鍋に入れ火にかけます。沸騰したら火を止め、手順1の豆を加えふたをして1時間ほど置いておきます。
豆を戻す際は、必ず火を止めましょう。加熱したままではスープが無くなってしまいます。
豆を戻している間に、次の手順以降を進めておくとよいです。もし3時間以上置く場合は、冷蔵庫に入れておきましょう。
【3】ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、1cm幅(人差し指の1/3幅目安)の角切りにします。
この作業は、手順14~15で加圧調理をしている間に行うと効率が良いですが、無理しない程度に対応しましょう。
親指でヘタを外側から押すようにすると、パキッと取れます。ヘタと種を取ってから、きれいに水洗いしておくとよいです。
【4】玉ねぎは半分に切ります。
玉ねぎの皮は、皮ごと半分に切ってから、上下を切り落とし、下側から皮をむくと、比較的むきやすいです。
【5】みじん切りにします。
竹串を置いた上に玉ねぎを乗せて端から切り、竹串を抜いて90度回転させて端から切っていくと、細かく粒の揃ったみじん切りにしやすいです。
【6】にんにくはみじん切りにします。
にんにくの皮は、皮ごと上下を切り落とし、下側から皮をむくと、比較的むきやすいです。
香りが立つように、できるだけ細かいみじん切りにするとよいです。
【7】圧力鍋に手順5の玉ねぎ、手順6のにんにくを入れ、オリーブオイルを加え、火をつけずに具材全体にオリーブオイルが絡むようよく混ぜ合わせます。
8人分を作る際は、5.5リットルサイズを使用しましょう。
【8】ふたはせず弱めの中火にかけます。2~3分ほど経つと「シューッ……」という音がしてきますので、さらに2~3分ほどそのまま加熱します。
【9】玉ねぎの色が少し透き通ってきたら、ひき肉を加えて、中火にし、全体をよく混ぜ合わせます。
【10】時々かき混ぜてひき肉全体の色が変わるまで、5~6分ほど加熱します。
【11】スパイスの材料を加え全体をよく混ぜ合わせながら、香りが出るまで1~2分ほど加熱します。
火加減は中火のままです。
【12】赤ワインを加え全体をよく混ぜ合わせながら、ワインがほとんどなくなるまで30秒~1分ほど加熱します。
火加減は中火のままです。
【13】手順2の豆をスープごと加え、煮込み用調味料も加えて底から全体をよく混ぜ合わせます。
焦げ付きが心配な場合は、いったん火を止めて行っても構いません。
ピーマンはここでは加えません。加圧後の仕上げに加えましょう。一緒に加圧してしまうと、色と水分が抜け、残念な仕上がりになってしまいます。
【14】ふたをして高圧に設定し中火にかけます。充分に圧力がかかったらおもりが揺れる程度に火を弱めて、1分加圧します。
加圧時間は、圧力鍋によります。圧力鍋レシピ記載の煮豆や五目豆より+1分が目安です。トマト缶で煮込むため、少し長めの加圧時間がおすすめです。
私はアサヒ軽金属工業の「活力なべ」を使用しています。活力なべの大豆煮豆は、圧力がかかったらすぐに火を止めるとありますので、このレシピでは1分足しています。
【15】火を止め、圧力が完全に抜けるまでそのまま放置します。
圧力が抜けるまでの時間も、調理です。焦らず、洗い物や片付けをしたり、休憩しましょう。
【16】圧力が完全に抜けたらふたを取り、弱めの中火にかけます。手順3のピーマン、仕上げ用調味料を加えて底から全体を混ぜ合わせます。
【17】時々底から全体をかき混ぜて7~8分ほど煮込んで出来上がりです。
最後に味をみて、薄いようなら塩で整えます。塩はほんの少量でとても味が濃くなりますので、少々(親指と人差し指でつまんだ量:小さじ1/8~1/6目安)を振り入れて、全体をかき混ぜてなじませてから、味をみて調整しましょう。
【18】保存の際は、
粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に移し替えて、冷蔵庫で保存します。
汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら、中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。麦茶を冷やす要領で、容器の周りを水で冷やして10~15分ほど置いておくと、粗熱が取れます。
■作り置きのコツ・ポイント
玉ねぎは皮ごと半分に切ってから上下を切り落とし、下側から皮をむくと、比較的むきやすいです。
玉ねぎをみじん切りにする際は竹串を置いた上に玉ねぎを乗せて端から切り、竹串を抜いて90度回転させて端から切っていくと、細かく粒の揃ったみじん切りにしやすいです。
にんにくは皮ごと上下を切り落とし、下側から皮をむくと比較的むきやすいです。香りが立つようにできるだけ細かいみじん切りにするとよいです。
ピーマンは加圧後の仕上げに加えましょう。一緒に加圧してしまうと色と水分が抜け、残念な仕上がりになってしまいます。
圧力が抜けるまでの時間も調理です。焦らず洗い物や片付けをしたり、休憩しましょう。
最後に味をみて薄いようなら塩(分量外)で整えます。塩はほんの少量でとても味が濃くなりますので、少々(親指と人差し指でつまんだ量:小さじ1/8~1/6目安)を振り入れて、全体をかき混ぜてなじませてから味をみて調整しましょう。
保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。
■アレンジのヒント
一緒に加えておいしい具材:にんじん(ピーマンと差し替えても)/コーン/ズッキーニ/ベーコン
いただく際にかけて・添えておいしい香辛料・香味野菜:チリペッパー/バジル/パクチー
ひき肉は、豚ひき肉、鶏ひき肉に替えても。鶏ひき肉はあっさりと仕上がります。
冷めてもおいしいですので、わりとパーティー向けです。コーンチップスに乗せたり、トルティーヤで巻いたりすると、手軽におうちメキシカンが味わえます。ワカモレを添えたり、チーズをかけてとろけるまで加熱すると、よりおいしくいただけます。
ホットドッグのチリソースとしても。ロールパンの中央に切り込みを入れ、レタスや千切りキャベツ、パリッとなるまでゆでたソーセージ、チリコンカンをはさんで出来上がりです。
食パン:食パンにチリコンカン、溶けるチーズを乗せ、オーブントースターでチーズが溶けるまで加熱して出来上がりです。
ドリア:ごはんとチリコンカンを混ぜて、さらに上からチリコンカン、溶けるチーズを乗せ、オーブントースターで焦げ目が付くまで加熱したら出来上がりです。濃いです。
オムレツやスクランブルエッグのソースにも。
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