旨みたっぷり栄養しっかり。
ほろほろと骨はとても柔らかいのに、身は煮崩れない!
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さんまの下処理
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サンマの頭を落とし、内臓を取る。血合いを流水でよく洗う。
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振り塩をし、冷蔵庫で30分おく。
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BONIQをセット
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高温・長時間調理による水の蒸発で水位が下がり、BONIQの稼働停止や食材の加熱ムラの発生を防ぐため、上限水位最大の水量を用意する。
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95℃ 7:00(7時間)に設定する。
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※温度と時間については《作る際のポイント》に説明あり。
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フリーザーバッグに投入
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取り出して流水で洗い、水気をペーパーで拭く。
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サンマを4等分の筒切り(骨ごとの輪切り)にする。
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塩(サンマ重量の0.6%)とエクストラバージンオリーブオイル、にんにく(スライス)、たかのつめ、ローリエ、ローズマリーをフリーザーバッグに入れ、カットしたサンマを加える。
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BOINQに投入
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BONIQが設定温度に達したらフリーザーバッグを湯せんに入れながら、バッグ内に気泡が残らないようにしっかり空気を抜いて密封し、低温調理をする。
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この時、バッグを完全に沈めて食材全体が湯せんに浸かるようにする。
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(気泡が残っていたり食材全体が完全に浸かっていないと、熱が適切に伝わらず、加熱ムラが生じる。)
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コンテナを使用する場合は保温ルーフで、鍋の場合はラップやアルミ箔で湯せんにカバーをして水位減少を防ぐ。
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仕上げ
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BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらバッグを取り出す。
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バッグごと氷水で急冷し、完全に冷えたら冷蔵庫で保存する。
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(すぐに食べても良いが、1日置いた方が味がなじんで美味しくなる。)
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皿に盛り付け、お好みでこしょうを振って出来上がり。
投稿者からのコメント
さんまのコンフィのサラダ
骨まで柔らかで旨みたっぷり。オイルもドレッシングとして活用できる!
さんまのリエット
さんまのコンフィをそのままバゲットなどにはさんでも良いし、オイルと一緒にフードプロセッサーで回せばリエットに。仕上げにこしょうをたっぷり挽くのがおすすめ。
柚胡椒を少し添えれば、ご飯にも合う!
さんまのオイルを使ったアヒージョ
さんまの美味しいエキスが出たオイルが美味しい!さんまを入れないでも良いが、入れる場合は仕上げに。(初めから入れて煮ると柔らかいさんまが煮崩れるため。)
《作る際のポイント》
仕上がりイメージが沸きやすいように今回の料理名を「さんまのコンフィ(=油で煮る調理法)」と言っていますが、極端に言うとオイルがなくても低温調理は可能です。今回使ったオイルは煮るためではなく、さんまの身同士が直接擦れ合って煮崩れるのを避けるためと、たかのつめやローリエなどの香りを引き出し、さんまに移しやすくするために入れています。
オイルはどんなオイルでも代用可ですが、エクストラバージンオリーブオイルを使うのがおすすめです。というのは、さんまの美味しいエキスが出たオイルを他の料理(アヒージョやドレッシングなど)に使いやすいからです。
手順②、BONIQ設定温度と時間は「95℃ 7時間」で骨まで食べられるまでに柔らかくなります。(参照:「95℃ 骨まで柔らかくなる?さんま 比較実験」)これより短い設定時間では鋭い骨が残ってしまい、喉に引っかかったりして危険です。
7時間とBONIQ時間はかかりますが、ほったらかしでOK。寝る前にセットして朝起きたら取り出すのが便利です。その場合、湯せんの水量をじゅうぶん入れてラップなどでフタをし、エラーで止まってしまわないように注意してください。
骨を食べない前提ならもっと低い温度や短い設定時間でも可能ですし、「80℃ 生活習慣病予防◎さんまと長芋のコンフィ」では、80℃ 1時間でふっくらしたさんまの身が楽しめます。
使用したオイルはさんまの美味しいエキスと栄養が出ておりアヒージョにするのが一番おすすめですが、他にもサラダのドレッシングにしたり、スープに垂らしたりして活用してください。また、一度調理に使ったオイルは保存せずに早いうちに消費してください。
《BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス》
サンマのコンフィはサンマの骨を食べない場合の栄養価計算となっています。
骨まで丸ごと食べた場合、カルシウムの摂取量がもっと多くなります。
(骨ごと食べた時のサンマの栄養価を算出する方法がなく、カルシウム量が反映されておりません。)
サンマは秋が旬の魚ですが、冷凍などでほぼ1年中流通しています。お料理の初心者でもさばきやすく扱いやすい魚なので、魚料理に挑戦する際の初めの一歩としても最適ですよ。
青魚には、血液をサラサラにし糖尿病の合併症を解消して炎症を抑制してくれる作用のあるEPAや、脳の老化防止や善玉コレステロールを増やす働きをするDHAというコレステロール値を正常に近づける脂肪酸が含まれています。
また、目や皮膚の粘膜を健康に保ったりガンの予防にも効果が期待されているビタミンA、骨を丈夫にしてくれてるビタミンD、ホルモンバランスをコントロールする働きがあるビタミンE、そして細胞の再生や成長を促す働きのあるビタミンB2などのビタミンも多く含んでいます。
鉄分などのミネラルも豊富で、まさに万能な食材です。
日ごろから積極的に摂取したいお魚ですね。
《注意》
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細は下記URLから参照下さいませ。
【低温調理のルール〜6つのポイント〜】
https://boniq.jp/recipe/?p=19886
(「低温調理 ルール」で検索もOK)
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
【食中毒に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
※みやすさのために書式を一部改変しています。