■保存期間
冷蔵4日/冷凍1か月
■紹介文
今日は、たっぷりの白菜と豚バラ肉ブロックを、圧力鍋で煮込んで作るレシピをご紹介します。
一滴の水も加えずに野菜の水分だけで煮込んで作る、圧力鍋ならではのスープです。塩こしょうした豚バラ肉ブロックを白菜、トマト缶、にんにく、香辛料と一緒に圧力鍋に入れて煮込んで出来上がりです。
白菜も豚肉もトロットロに仕上がります。たっぷりの白菜と豚肉そのもののスープをふんだんに引き出し、旨味と甘味をぎゅっと詰め込んでいます。
最小限の材料でのご紹介です。お好みで色々な野菜やきのこなどを足して具だくさんアレンジにしたり、ご飯を添えたワンプレートやパスタソースとしても展開できます。
材料 (4~6人分)
白菜
1/2個(1300g)
豚バラ肉ブロック
500~600g
サラダ油
小さじ1
塩
小さじ1
粗挽き黒こしょう
小さじ1/4
カットトマト缶
1缶(400g)
にんにく(※1)
2片
ローリエ(※2)
2枚
オレガノ(※2)
小さじ1/2
料理を安全に楽しむための注意事項 手順
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【1】圧力鍋にサラダ油を薄くひき、煮込み用調味料のトマト缶と薄切りにしたにんにくを入れます。
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8~12人分を作る際は、5リットル以上の大鍋を使い、2台、または2回に分けて作りましょう。
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まだ火はつけません。
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【2】白菜は1/4個幅に切り、3cm幅(指2本分の幅が目安)のザク切りにし、切ったそばから芯に近い白い部分を圧力鍋に入れていきます。葉の部分は残しておきます。
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芯の近くは、特に泥が付いていることが多いです。葉をはがして、今一度、よく洗い流すとよいです。
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芯を捨てずに使用しても構いません。使用する場合は、よく洗い、黒ずんでいる部分は切り落としてから、1cm幅以下の薄切りにし、特に芯の近くは固まらないようによくほぐしましょう。
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【3】豚肉は4~5cm(指3本分の幅目安)角に切ります。
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多少大きくても構いません。
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【4】塩、粗挽き黒こしょうをまぶしつけます。
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【5】手順2の圧力鍋に加えます。煮込み用調味料のローリエ、オレガノも加え、白菜の葉の部分を乗せます。
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ローリエは野菜と鶏肉独特の臭みを消し、香りを付けます。オレガノはトマトと抜群に相性が良く、特に煮込み料理では芳醇な香りに仕上がります。
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【6】ふたをして、圧力を設定せず、中火にかけます。
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圧力鍋のかさいっぱいに白菜があるため、この時点で圧力をかけると蒸気が抜けず危険です。まずは圧力をかけずに加熱し、白菜のかさが圧力鍋の2/3程度になってから、圧力を設定しましょう。
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【7】蒸気口から蒸気が出てから3~4分ほどで様子を見て、白菜のかさが圧力鍋の2/3以下になっていることを確認できたら高圧に設定します。
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白菜の上部を、ヘラでかき混ぜてみるとよいです。かなり減ります。
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【8】高圧に設定したら中火のまま加熱します。充分に圧力がかかったら、おもりが揺れる程度に火を弱めて10分加圧した後、弱火にしてさらに10分加圧します。
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加熱する際は、強火ではなく、中火で加熱します。火が強すぎると、具材が焦げるだけでなく、圧力鍋の取っ手部分が溶けるおそれがあります。
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私はアサヒ軽金属工業の「活力なべ」を使用しています。勢いよくおもりが揺れたら、おもりが揺れる程度に少し火を弱め、弱めの中火~中火程度で10分加圧後、弱火にし、さらに10分加圧します。
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【9】火を止め、圧力が完全に抜けるまでそのまま放置します。
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圧力が抜けるまでの時間も、調理です。焦らず、洗い物や片付けをしたり、休憩しましょう。
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【10】圧力が完全に抜けたら全体を混ぜ、弱火にかけます。全体が沸騰したらかき混ぜながら1分ほど加熱し、火を止めます。
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最後に味をみて、薄いようなら塩(分量外)で整えます。塩はほんの少量でとても味が濃くなりますので、少々(親指と人差し指でつまんだ量:小さじ1/8~1/6目安)を振り入れて、全体をかき混ぜてなじませてから、味をみて調整しましょう。
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【11】保存の際は、
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粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
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汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら、中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。水で冷やして10~15分ほど置いておくと、粗熱が取れます。
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出来たてでもおいしいですが、一晩ねかせてから、再度加熱すると、より全体がなじんだ味わいになります。
投稿者からのコメント
■作り置きのコツ・ポイント
白菜の芯を捨てずに使用しても構いません。使用する場合はよく洗い、黒ずんでいる部分は切り落としてから、1cm幅以下の薄切りにし、固まらないようによくほぐしましょう。
煮込みの最初は圧力鍋のかさいっぱいに白菜があるため、この時点で圧力をかけると蒸気が抜けず危険です。まずは圧力をかけずに加熱し、白菜のかさが圧力鍋の2/3程度になってから圧力を設定しましょう。
加熱する際は、強火ではなく中火で加熱し、じっくりと野菜の水分を引き出します。火が強すぎると野菜が焦げるだけでなく、圧力鍋の取っ手部分が溶けるおそれがあります。
最後に味をみて、薄いようなら塩(分量外)で整えます。塩はほんの少量でとても味が濃くなりますので、少々(親指と人差し指でつまんだ量:小さじ1/8~1/6目安)を振り入れて、全体をかき混ぜてなじませてから、味をみて調整しましょう。
保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。
出来たてでもおいしいですが、一晩ねかせてから再度加熱すると、より全体がなじんだ味わいになります。
■アレンジのヒント
一緒に加えておいしい具材(玉ねぎ、なすは手順7、その他は手順10で加えます):玉ねぎ/なす/お好みのきのこ類/ブロッコリー/お好みの豆類(蒸し)/ウインナーソーセージ/ブロックベーコン
豚バラ肉は薄切りで作っても。
具だくさんのパスタソースとしても。
ご飯を添えて、ワンプレートや丼飯としても。
※みやすさのために書式を一部改変しています。