■紹介文
カスタードクリームが色々使えるパンとして、前回はコルネパンの基本的な作り方を紹介しましたが、今回はカスタードクリームを挟む系のパンとして、パン・ヴィエノワの基本的な作り方を整理して見たいと思います😉
パン・ヴィエノワというのはフランスで食べられている、砂糖や牛乳、バターを使ったややリッチ系のパンで、細かいクープがたくさん入った形をしているのが特徴になります🙂
パン・ヴィエノワ自体は特にカスタードクリームを挟むパンではないようですが、日本のコンビニとかで売られている細長いコッペパンには、やたらと色々挟んだパンが多いので、パン・ヴィエノワも真ん中を切ってカスタードクリームを挟めば、同じようなパンになりますよね😉
ココア生地の真っ黒なパン・ヴィエノワをパン・ヴィエノワ・ショコラ・ノワールという、チョコ好きにはたまらないパンもあります😆
基本のパン・ヴィエノワの作り方をベースにココアパウダーを入れるだけで作れるので、色々なカスタードクリームの作り方と合わせて覚えておくと、自分好みのパン・ヴィエノワが作れると思います😉
■材料(6本分)
ーパン生地
強力粉(春よ恋)250g
ドライイースト(赤サフ)4g
砂糖15g
塩4g
無塩バター30g
40℃ぐらいのお湯40ml
牛乳80ml
溶き卵30g
ーその他
ドリュールあり
ーマロンカスタードクリーム
参考レシピの半量です。
グラニュー糖17.5g
卵黄1/2個
コーンスターチ7.5g
マロンパウダー4g
牛乳85ml
無塩バター10g
ードリュール材料
溶き卵1個
塩ひとつまみ
■作り方の手順
写真付きで👇の「黒わんこカフェ」のサイトに詳しく載せていますので、是非☺️
https://blackdog.tokyo/202112084576
■作り方
【1】今回は基本のパン・ヴィエノワのレシピと言うことで、使う材料は普通のパンによく使われる材料だけになります😉パン生地を混ぜある程度まとまったらバターを加えてこね上げます。今回のレシピは卵と牛乳の量を調整して、あまりベトつかない配合にしているので、パン生地は比較的扱いやすいと思います🙂
【2】一次発酵は30℃60分。パン生地の膨らみはそこまで大きくはないですが、つるんとした生地が綺麗に膨らんでますよねっ😁
【3】一次発酵終わればガス抜きをして8つに切り分け、固く絞った濡れふきんをかぶせベンチタイム10分。できるだけ同じ生地の同じ重さになるように丁寧に切り分けましょう☝
【4】ベンチタイムが終わったら、しっかりとガス抜きをして生地を10cm×20cmぐらいに伸ばします。
【5】生地を伸ばし終わったら、上下の生地を折りたたんでいきます。生地の中央に向かって生地を折りたたむことで、生地の間が層になり、膨らんだときにふっくらとしてくれます😉僕は最初に二つ折りにして真ん中に折り目をつけて、それを目印にして上下の生地を折りたたむようにしてます。
【6】上下の生地を折りたたんだら、さらに真ん中で折りたたみしっかりと閉じます。閉じ方が甘いと、二次発酵の時に生地が浮いて開いてしまうことがあるので、そうならないようにしっかりと閉じるようにしましょう🙂
【7】はさみを使って生地に細かい切れ込みを入れていきます。切り終わったら、尖っている部分は軽く抑えて平たくしておきましょう。その方がパン・ヴィエノワっぽい仕上がりになります😉
【8】全ての生地を天板に並べ終わったら、35℃30分で二次発酵。結構膨らむので、生地同士だけなく天板と生地の間もちゃんと開けておいた方が良いですね😉膨らみがもう少し欲しいときは40分でもいいと思います。
【9】余熱をしている間にドリュールを塗ります。牛乳でもドリュールの代わりになりますが、しっかりした茶色に仕上げたいときは、やっぱり卵をつかったほうがいいですね。
【10】焼き上げは190℃15分。
【11】完成😋
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マロンカスタードクリームのレシピはこちら
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【1】今回はマロンパウダーが特別な材料になります。どのメーカーの物でも仕上がりは変わらないと思うので、お近くのお店で売っている物を買ってきて準備しましょう😉
【2】ボウルにグラニュー糖と卵黄をいれ、しっかりと混ぜましょう。よく混ざってくると卵黄の黄色が、グラニュー糖と混ざって白っぽくなればOKです。
【3】次にコーンスターチをふるってボウルに入れます。薄力粉とは違うので、コースターチはあまりダマにならないような気がしますが、念のためこういう粉を入れて混ぜる系のレシピでは、僕はふるえるときはふるって入れています。
【4】コーンスターチを入れ終わったら、マロンパウダーをふるってボウルに入れます。二つを分けて振るうのがめんどくさいときは、最初にコーンスターチとマロンパウダーを同じ器に準備して、それを粉ふるいにかければ、一回で作業が終わると思います😉
【5】グラニュー糖、卵、粉類が混ざってくるとねっとりとしたクリーム状になります。他のクリームより黄色が濃いのは、多分マロンパウダーを使っているからだと思います🙂
【6】粉類がクリーム状になったら、牛乳を沸騰直前まで温めましょう。目安としてはプツプツした小さな沢山出てきたら温め完了です。これ以上温めると牛乳に膜がはるので、そこまで加熱するとやり過ぎになるので、牛乳が温まる、というイメージでいいとおもいます😉
【7】温めた牛乳を二回に分けてボウルに入れましょう。半分加えたときにクリーム状にまとまっているのを混ぜて散らし、残りの半分を加えたらしっかりと混ぜましょう。この時点ではほぼ水分なので、クリーム感はなくなります🙂
【8】牛乳を鍋に戻し、中火弱ぐらいで加熱していきます。加熱が進むとコーンスターチが固まり始めて、トロッとしたクリーム状になってきます。ある瞬間いきなり固まり始めるので、必ずかき混ぜながら加熱していきましょう。数分の事なので、鍋から目を離しちゃダメですよっ☝
【9】とろみがある程度進んだところで、つや出し用にバターを鍋に入れ、完全にクリーム状になる混ぜ混ぜていきます。
【10】艶のある栗色のカスタードクリームが出来上がりました🤩
【11】出来上がったいちごカスタードクリームは、平べったい器に器に移します。平べったい器をオススメするのは、早く粗熱が取れるのと、使うときに半分とか1/4とかに切り出ししやすいからですね😉
【12】カスタードクリームは酸素の触れていると劣化していくので、できるだけ空気が入らないようにサランラップで蓋をします。真ん中に落としてから張り付かせるようにサランラップを広げていけば、とてもいい感じに蓋をしてくれます😉
【13】サランラップで蓋をし終わったら、保冷剤を置いて粗熱を取りましょう。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしておいて、パンやお菓子の材料として使ってください😆
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ドリュールのレシピはこちら
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【1】溶き卵をつくります。パン材料として溶き卵を使った残りでもドリュールとして使うことは出来ますが、溶き卵を一度こしてドリュールに仕上げますので、溶き卵の量が減っていると十分な量のドリュールを作れないことがあるので注意しましょう☝
【2】溶き卵を茶こしなどでこして、卵黄液を作ります。溶き卵をこしてつくるので、卵黄単体よりは少しサラサラした液体になります。あまりねっとり濃い状態だと、パン生地に塗るとき綺麗に塗ることが出来ないので、僕はこの方法が一番使いやすいと思います😉もしこした卵黄液の量が少ないときは、少量の牛乳などを混ぜて量を増やす事も可能です。
【3】卵黄液が出来たら、ひとつまみのわずかな塩を入れて混ぜればドリュールは完成です。塩をいれることで卵黄液ののびが良くなって、パン生地に塗りやすくなります😊
【4】ドリュールは一回にドバッと塗るのはやめましょう。液だれしたままパン生地に残り、焼きムラの原因になります。また、塗るときに使用する刷毛も毛先が柔らかく、毛が抜けにくい刷毛を使うことをおすすめします。僕は折曲 山羊刷毛 極(45mm)を愛用しています😆
【5】ドリュールは結構余りがちなので、僕は余ったドリュールは毎回卵焼きにしてます😉
■POINT
カスタードクリームは何でも使えると思いますが、ホイップクリームを使うときは少し固い目の方がイイと思います😉
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詳しいレシピは「黒わんこカフェ」で検索(^^)
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